11.『ないものねだり』と世界にひとつだけの花
こんにちは。りみ子@元引きこもり*です。
今日のテーマ『ないものねだり』という言葉から、まず浮かんだのは
宇多田ヒカルのPrisoner of Loveの歌詞↓
ないものねだりブルース 皆安らぎを求めている 満ち足りてるのに奪い合う 愛の影を追っている
まさにコレですね(笑)
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私の苦しみは大概、『ないものねだり』です。
これは先日、友人との会話のなかで実際にあったやりとりです。
私は髪質がストレートです。
クセっ毛な友人曰く、私の髪質が「いいなー。」
私は「茶髪に巻き髪こそいい女!」というイメージがあるので、クセ毛を活かしてアレンジができる彼女のことが「いいなー。」
そんな話をして、お互いないものねだりだね、という結論でおわった他愛もない会話だったのですが、要はこれだなーと思うのです。
″人と比べる癖”をやめようと思っても、どういう形で比べているかわかりませんでした。
他の出方もあるとは思いますが、これはとても分かりやすいですね。
『ないものねだり』
例えば、AさんとBさんが親しくしている様子を見て、私は思うのです。
「Bさん、Aさんと仲良さそうでいいな」と思ったとして、どうでしょう?
私とAさんが別の話題で盛り上がって話すこともあります。
その様子をみたBさんは、同じように「いいなー」と思うかもしれません。
いま無いものをねだって、なにになるでしょう。
(さらに私のタチの悪いところは、「いいな」で終わらず、嫉妬になるところです。)
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《 反応は変えられない。行動は変えることができる 》
先ほどのAさんとBさんの話ですが、私がいいなーと思い、さらに嫉妬までいく思い癖、これはインナーチャイルドの反応からくるものだと思っています。
私には親のサポートが必要な、障害ある兄がいます。
嫉妬パターンの時は、母親と兄のやり取りを見ては「いいなー」と思い、1歩離れたところからその様子を眺めて、寂しい思いをした、あの時の自分が出てくるのです。
同じように、いま大人の自分が、ささいなことで必要以上に動揺し、気持ちがザワつくことはありませんか?
それは、インナーチャイルドの反応かもしれません。
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まずは「いいなー」と思った自分を否定せず受け入れましょう。それも自分です。
「いいなー。」
「そうだね。」
そこで、過去の悲しさが沸いて来たら、大人の自分がその感情に飲まれてしまう前におさめましょう。
「今どういう気持ち?」
「寂しい。」
「寂しいか、そうか」
「どうして寂しいと感じるの?」
「○○だから」
(など、自己対話をする)
「どうしたい?私も話にまぜてって言ってみる?」
私はだいたいここで拗ねます(笑)
「いい!どうせ私よりBさんといたほうが楽しいんだ!いいもん!」
大人の自分が、プイっとそっぽを向いたことはありませんか?
私はインナーチャイルドに飲まれているとそうなります(^▽^;)
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あの時も、そっぽを向かず、素直に「私もお母さんの傍に居たい」と言えていたら、なにか変わっていたかもしれません。
一緒に居たかったら、素直に一緒に居ればいいのです。
当時から、そんなこと言って、嫌な顔されたらどうしよう、空気を読んで、私は黙っていたほうがいい、など考える子供でした(笑)
大人の都合に適応しすぎな子供時代、大人になって適応障害になりました(笑)
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自助グループに繋がり、今の暮らしのなかで、そのような生きづらさがあるのは、私だけではないんだなぁと知ることができました。
心の中の小さなわたしに言うのです。
「わたしだけじゃない。みんな心のなかに痛みをもっているよ。」
「嫉妬して、競って、なにになるの?」
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ないものねだりブルース
皆安らぎを求めている
満ち足りてるのに奪い合う
愛の影を追っている~ ♬
別の方法で自分を満たそう!
新しいやり方(行動パターン)で自分を助けよう!
妬んでも、競っても、それは一時的な感情の逃避だよ!
弱い自分が、人に怒りをむける楽なやり方に逃げてるだけ!
関心をもってもらいたかった自分、
関心を持ってもらえなかった自分、
そんな自分に浸るのはもうやめよう。
狭い自分の価値観だけでは、もう生きていけない。
固執せず、変わっていこう。
自分以外のひとに心をひらいていこう。
自分以外のひとに関心をもっていこう。
わたしの事は私が責任をもって関心をもつよ。
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そうさ、ぼくらは 世界にひとつだけの花~♬
ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン♬