映画|小さな恋のメロディ
映画『小さな恋のメロディ』
私が映画の世界に憧れを抱くようになったきっかけとなった作品です。
家族と映画館で映画をよく観ていた友人が、すごくよかったからと、一緒に観に行こうと誘ってくれました。
当時私は小学生、映画館へ行くのも初めてのことで、親から映画代をもらい、ドキドキしながら友人と二人で映画館へ入りました。
当時は映画館の入館者の入れ替えはありませんでしたから、何時間でも座っていられました。
途中から(かなり最初の方)観始め、次に二本立てのもう一本の映画『ベンジー』を観て、二度目はようやく最初から『小さな恋のメロディ』を観ました。あの時はスクリーンに映る世界は遠い国のお話で、日常生活とは全く違う世界が広がっていて、その世界に入り込んだ私は何時間も座っていた映画の椅子も全く辛くはなかったです。
主人公はタイトル通りメロディ(トレーシー・ハイド)、相手役にダニエル(マーク・レスター)、友人役トム(ジャック・ワイルド)この3人が中心のイギリスのお話です。
何十年も前の映画ですが、女子の制服はギンガムチェックのワンピース(それも何色もある!)、男子はブレザー、ネクタイで、さすがトラッドの国だわ!と今観てもおしゃれです。
墓地の一角で女子生徒たちが、あるポスターを広げてかわるがわるキスをするシーンがあります。当時は全く誰だか知らず観ていたのですが、大人になってから自宅で観ていて気付きました。そのポスターはローリング・ストーンズのミック・ジャガーでした。あの頃から大スターだったのですね。
映画は年月が過ぎてから改めて観ると、新たな発見があったりして、好きな作品がより好きになったりします。
映画音楽もとても素晴らしくて、音楽のよくわからない私のような子どもでもうっとりしてしまいました。ビー・ジーズの『メロディ・フェア』『若葉のころ』素敵な音楽が、海の向こうの小学校への憧れをより大きくしてくれました。
大人になってから、サウンドトラックCDを購入しました。
ちなみに、人気だったマーク・レスターより、私はジャック・ワイルドにお熱でした♡
一昨年、トレーシー・ハイドとマーク・レスターが来日したと知った時はすでに遅く、行きたかった!と悔やまれるばかりです。
あの時誘ってくれた友人が『小さな恋のメロディ聖地巡礼ツアー』があるんだと言っていたけれど本当かしら。もうあの頃のような、映画代も出せない無力の子どもではない私たちだから、ちょっと行ってくる!と、気ままにイギリスへ飛んで行くのもいいかもしれない。
映画にそんな夢をもらって、まだまだ日々がんばります。
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