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”声”を鍛える魔法の道具「LAX VOX」を知っていますか?

手術から半年が経ちました。声も滑舌も前と同じではないし、食べられる量が減ったため体重も4キロ減りました。やったらやった分だけ良くなるということはありませんが、楽器や語学、スポーツなどと同じで何か月という単位で振り返ればきっと良くなっている――。そう信じてリハビリを続けています。

ところで、音大に通っていた友人が声楽の授業で「声帯を鍛えることはほぼ不可能」なので、歌は「母音をどれだけ豊かに響かせることができるかと、子音をどれだけはっきりさせられるかが何よりも大切だ」だと常々言われていたそうです。


声帯は鍛えられないが声は鍛えられる?

声帯は下のイラストのとおり、開閉する1対の筋肉(左の2つの図の白い部分)でできています。前回の「文系女医のリハビリ話」で書いたとおり、わたしの声帯は正常範囲ではあるものの動きが鈍っており、完全には閉じない状態になっています。確かに声帯は筋肉なので理論上は鍛えられるはずですが、舌とはちがって、外からは触ることができません。

ところが、声帯を、正確には、声帯および声帯の周りの筋肉を最適なコンディションに整える方法があります。

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