新刊『新しい自由論』刊行のお知らせ
この度、文藝春秋社より新刊を上梓しました。
『新しい自由論』という本です。
”パンデミックを終わりにするための”という副題がついていますが、ウイルスやワクチンの解説本ではありません。
各国のパンデミック対策、なかでも対策を徹底させるプロセスや方法を見ることを通じ、パンデミックによって問われた民主主義や自由の価値、意義といったものについて考える本です。
対策を取ることを通じ、また対策を取ったにも関わらず、パンデミックで失われたものはたくさんあります。命や健康、お金や仕事、友人や家族とのつながり、友人や家族そのものを失った人もいるでしょう。わたしも例外ではありません。
誰もが少なからぬ影響を受けたパンデミックとは、世界にとって、日本にとって、いったいどんな「時代」だったのか――。それを書きたい、書き留めておきたい。そういった思いからもこの本を書きました。
以下、この本のコンセプトが分かるよう、前書きから一部を抜粋しますので、どうぞご覧ください。
本のカバーはわたしが撮影した写真です。「雲がきれい」ということで、デザイナーの方がすてきな形に仕上げてくれました。noteを継続して購読して下さっている方の中には、これが何の写真なのかお気づきの方もいるかもしれません。ヒントは下の方に映っている”水”です。
本書にはnoteではオンタイムで読んでいただいた話も出てきますが、1冊の本として読み直していただくと、それぞれの事件の最中では見えなかった、パンデミックという時代の輪郭が見えてくるのではないかと思います。
パンデミックは「終わる」のではなく、終わらせるもの。ポストコロナの時代を新しい気持ちで前に進んでいくためにも、ぜひ読んでいただきた本です。
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