よだれ鶏事件をお守りに|育児日記
2024/6/7 8m23d
くんちゃん、ついにやってくれた。よだれ鶏のタレが入ったボトルを思いきりぶちまけたのだ。油たっぷり、しかもスパイシーでにんにくや生姜なんかの具がぽろぽろ入っている。座布団とジョイントマットがおいしそうに香り、ベッタベタのギットギトに。くんちゃんははじめは呆然としていたものの、目があった瞬間に泣き出した。あまりの大惨事にわたしもフリーズしてしまったけれど、ひとまずくんちゃんがタレのついた手を口や目に持っていかないようにだけ気をつけてお風呂へ連行。シャワーできれいさっぱり洗い流した。おろしたてのやわらかなバスタオルに包まれたくんちゃんは、何事もなかったかのようにきゅるんとした表情をしていた。たまらなくかわいい。その後はひたすら掃除掃除アンド掃除。家のどこにいてもよだれ鶏の匂いが漂っているような気がする。この匂いだけでビールが飲めそうだ。
ここのところくんちゃんのやんちゃっぷりがグングン増していっているが、イライラすることは一切ない。むしろ想像を超えてくるやんちゃぶりに思わず笑ってしまう。今はまだ悪気なんか1ミリもないし(あったら逆にすごい)、くんちゃん自身、自分の行動とその結果の結びつきに驚いていることだろう。しかし、知恵がついてくると故意にいたずらを働くと聞く。わたしはそのとき、どう感じるのかな。怒って大きな声を上げたりしてしまうかもしれない。復職して心に余裕がなくなったら、くんちゃんだけでなくゴジくんにまで八つ当たりする未来が見える。そうなりたくないなあ。怒るんじゃなくて、上手に叱れるようになりたい。声を荒げるんじゃなくて、対話で諭したい。ゴジくんはいつだってやさしいのだから、わたしもやさしくありたい。今日のよだれ鶏事件の思い出を、お守りとして心の奥にしまっておこう。