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締まらない年末 - 2024年12月後半の日記

2023年9月生まれの娘くんちゃんと、穏やかでちょっとおかしな夫ゴジくん、そしてお腹にやってきた第二子とともに暮らす日々の記録。

2024/12/16
気づけば昨日でくんちゃんは1歳3ヶ月になったようだ。1歳になってから、ますます毎日があっという間に過ぎていく。一応現時点での成長記録をつけておくか。
まず、発語。まだ日本語にはなっていないけれど、常になんやかんやとしゃべっているし、こちらのことばもなんとなく理解しているような気がする。一番ことばに近づいているのが、「ば・ぱ(=バナナ)」。ばとぱの間に必ずほんの短い休符があるのがおもしろい。「これが最後の一口だよ」と伝えると、食べ終えた後にぱちんと手を叩いてごちそうさまもできる。ちなみに「いただきます」は未履修だ。毎度ごはんを激しくねだられるので、こちらの気持ちが急いてしまって挨拶どころではないのである。けれど大事なことばだし、ちゃんと教えていかなければ。
下の子が生まれる前に完全断乳させるため、3日前から朝と寝る前のミルクをやめてみている。朝は全く問題ないのだが、夜はルーティンが崩れて不安なのかギャン泣き。けれど今夜はついにすんなり寝てくれた。今月中にミルク離れできそうかな。また一歩赤ちゃんじゃなくなるようでさみしいけれど、きっともうくんちゃんには必要ないもんね。
歩きはもう完璧。とてとてと小走りもできる。段差はまだこわいようで、ほんの5cm程度であっても自力で昇り降りできないのがかわいい(30cmくらいのソファやローテーブルは早々に昇り降りできるようになっていたのに)。お腹がぽんと出て、短い手足をパタパタさせて、よちよち歩く姿がたまらない。外に出ると目に映る何もかもが新鮮なようで、ほんとうに楽しそう。止めなければいつまでも葉っぱや石ころで遊ぶんだろうなあ。無邪気に夢中になれる力がうらやましいよ。
保育園に行っていないから、そのうち発達のスピード感に焦ることもあるかもしれない。けれど、もうここまで来たら十分に生きていく力はついているし、くんちゃんのペースを尊重しよう。大丈夫、いつかは一人でなんでもできるようなるから。と、自分に言い聞かせる。

2024/12/17
くんちゃん、相変わらず朝目覚めるのは6時だが、9時半頃から2時間あまり寝てくれた。実は今日で3日連続。新たなルーティンになりつつあるのだろうか。今日は1ヶ月ぶりに児童館のイベントに行こうかと思っていたけれど、睡眠の方が大事なので潔く諦めてわたしもしっかり寝た。おかげで今度は寝過ぎてさらに眠いという状況に。深夜遅くに帰ってきてほんの数時間しか眠れていないゴジくんに申し訳ない。
予定を変更して午後イチで児童館へ。オムツ用ゴミ袋をもらうついでに乳幼児スペースでくんちゃんを遊ばせる。あらゆるおもちゃを好き放題にいじくりまわしていて、前に来たときよりもさらに手先が器用になっていることを実感。途中からやってきた子たちともすぐに打ち解けて(というよりくんちゃんからズイズイ近寄って)一緒になって遊んでいて癒された。ちなみにそのお友だちはイスラム系の兄妹だったのだけど、お互い当たり前になんの壁もなくコミュニケーションを取っていて、子どもはすごいなあと思った。子どもから大人が見習うべきことはたくさんある。

2024/12/18
昨夜、鼻が詰まって寝苦しそうにしていたくんちゃんを見兼ねて朝から小児科へ。2週連続来ることになるなんて思いもしなかった。母業やってるな〜。とりあえずお薬を3種類もらってまた様子見。早くよくなるといいね。
薬局で薬待ちをしている間、スタバに移動してひと休み。くんちゃんが奇跡的にタイミングよく寝てくれて、一人でぼんやりとジンジャーブレッドラテをいただく。それなのに、せっかくの貴重な機会にもかかわらずなぜか焦ってゴクゴクと一気飲みしてしまった。くんちゃんと二人で外食するときの早食い早飲みが癖付いてしまったようだ。なんだか悔しい気持ちになる。帰り際、近くにいたマダム二人が、くんちゃんの寝顔をニコニコ眺めつつ「元気な赤ちゃんを産んでね」と声をかけてくれた。ほっこりうれしくて、その後しばらく余韻に浸った。大きなお腹が幸せの輪を広げてくれている。
午後、コストコのポップアップストアで買ったメキシカンサラダラップを食べながらくんちゃんの遊び相手をしつつ韓国ドラマを観る。マルチタスクにも程がある。サラダラップが思いのほかおいしくてびっくりしたのでまた買おう。ちなみにおバカさんなサイズ(1kg)のヌテラと冷凍パンオショコラも買ってしまった。食欲がアメリカン。

2024/12/19
くんちゃんの薬に眠くなる成分が入っているためか、普段より1時間以上遅い7時半に起床。ここ数日明らかに睡眠が足りていなかったゴジくんも長めに眠れたようで、なぜかわたしの方がほっとする。「やばい、遅刻するかも」と言いつつ、くんちゃんに構ってやりながらゆっくり支度をするゴジくんはほんとうに変わった人だなと思う。それがいいところなんだけれども。結局、電車が遅れたおかげで遅刻せずに済んだらしい。
今日はものすごく冷え込んで、東京でも初雪が降ったらしい。今回初めて知ったけれど、冬妊婦は大変だ。くんちゃんのときは夏妊婦で暑くて暑くてそれはそれで大変だったが、冬ほどではなかった。まず、冬は防寒のためにマタニティ服を買わざるを得ない。わたしはケチだからほんの一時しか使わないものを買うのは非常に抵抗があるのだが、こればっかりは仕方がない。夏は薄手のワンピースに素足でもなんとかなるのだけどね。今日は初めてマタニティレギンスとマタニティズボンのダブル使いをしてみたら想像以上に暖かい。悔しいからこの冬はボロボロになるまで履き倒そう。そのうちジャケットも前が閉められなくなりそうなのが次なる悩みの種だ。
着込むと妊婦だと気づかれないのもなかなか困ってしまう。特に電車やバスに乗っているとき。ベビーカーを押しているときは大抵リュックで、さらにそれをくんちゃんの足元に収納してしまうから、マタニティマークをどこかにつけて見せる術もない。空いているときは堂々と優先席に座るけど、どうしても周囲の人の親切が必要なときもある。そういうときに、うまく甘えることができないのはわりと大きな問題だ。ほかの妊婦さん、特に上の子がいてベビーカーで移動しなきゃならない人はどうしているのだろうか。

2024/12/20
1ヶ月ぶりに児童館のイベントへ。平日は毎日何かしら催しているのだけど、今日はたまたまクリスマス会らしくサンタやトナカイの格好をしている子たちが何人かいた。みんなとってもキュ〜ト&プリティ〜で眼福。そしてほんの1時間程度のイベントに気合いを入れる余裕があるママたちほんとうにすごい。しかもそういうママさんは自分自身もばっちりメイクしておしゃれをしている。かっこいいわあ。ほぼすっぴんに適当な服で済ませるわたしとは大違いだ。くんちゃんの服くらいは少しクリスマス感を意識してあげたらよかったかしら。
クリスマス会では、ハンドベルをしたり、絵本を読み聞かせてもらったり、ちょっとしたプレゼントをもらったり。無料のイベントでここまでちゃんと準備してもらえるなんてありがたい限りだ。クライマックスにはギターを持ったサンタさんがやってきて『おもちゃのチャチャチャ』と『赤鼻のトナカイ』をノリノリで歌ってくれた。ママと子どもたちもタンバリンや鈴で盛り上げて、みんな気分は上々。そこまではよかったのだけど、「なんだか気持ちよくなっちゃったので、もう1曲いいですか!」と歌い出したのが、なぜかback numberの『クリスマスソング』。朗々と歌い上げるサンタさんと、困惑するオーディエンス。どんな顔で聴けばよかったのか未だに正解がわからない。ガチで気持ちよくなっちゃったパターンかよ。変な気分になったものの、とりあえずサンタさんと記念撮影をしてクリスマス会は終わった。寝起きだったくんちゃんは全然楽しめていなさそうだったけれも、きっと来年にはもう少し物事がわかっていて、大はしゃぎしているんだろうな。下の子と仲良く楽しめるといいな。

2024/12/21
ゴジくん、久々に友人たちと飲みに行くということで昼過ぎからおでかけ。夜遅くまで帰ってこないことは明白なので、めでたく独身ナイト決行だ。こんな日はドラマを観ながらジャンキーなものを思いきり食ってやるのだ。張り切ってスーパーに行って冷凍食品のこってりラーメンと生牡蠣、そしてノンアルビールを購入。酒とタバコ以外はOKだと思っているわたしは不良妊婦なのさ。
毎日何十回も『おかあさんといっしょ』と『いないいないばあっ!』を再生しているのだけど、いよいよくんちゃんが曲の振り付けを習得しはじめているかもしれない。お気に入りな曲においては前々から全身を揺らしたり歌うようなことをしていたのだけど、具体的に動きを真似するという段階まではいっていなかった。それが最近になって『ピカピカブ〜!』に合わせて床にゴロゴロしだしたものだからびっくり仰天。え、もしかして、画面に映るワンワンや子どもたちの真似をしている?? 1歳3ヶ月でここまでできるようになるものなのか。それとも単純にくんちゃんが天才なのか。その姿を目撃したときものすごく驚いたのだけど、この感動を共有できるのがゴジくんしかいないというなんとも言えないさみしさ。つくづく狭い世界で生きている。

2024/12/22
明日は分娩予定の病院(一応里帰り出産という形になる)で検診を受けるため、わたしとくんちゃんは今日から実家に泊まりに行く。ゴジくんと三人でランチをして、ゴジくんのマフラーを買うのに付き合ってしばしのお別れ。くんちゃんはおそらく途中からパパが消えたことに気づいていない(起きていたのに)。それくらいあっさりとした別れ方に、逆に家族としての結束を感じた。
実家のマンションでは、クリスマスイベントでミニコンサートが行われていた。相変わらず実家に来ると大泣きしてしまうくんちゃんだが、ピアノ・トランペット・サックスの生演奏に興奮してあっという間にご機嫌に。手を叩いて歌ってノリノリだ。周りの子どもたちもアナ雪の『レット・イット・ゴー』に合わせて大合唱したりして、あまりにも尊いひとときであった。子どもって、最高だな。ありのままに生きてくれているだけで、みんなをハッピーにしてくれる。
実家=ママに置き去りにされる場所、と認識しているからかくんちゃんはほぼずっと不機嫌だったけど、今日はずっと一緒にいられたので比較的すんなり寝かしつけに成功。まあ、明日の午前中にはまた置き去りにしてしまうのだけどね。。くんちゃんが寝た後は両親とテレビを観ながらなんでもない話をだらだらと。これが家族か、と何度でも実感する。くんちゃんが生まれていなければ、こんなふうに仲良く過ごせる日なんて永久にこなかった。わたしとゴジくんとくんちゃん、わたしと両親、二つの家族における変化が今年一番の収穫かもしれない。

2024/12/23
分娩予定の病院に3ヶ月ぶりに行く。少し辺鄙なところにあるのだけど、奇跡的に実家のすぐ近くから病院のすぐ近くまでバスが通っていることが発覚して、想定していたよりもずっと楽にアクセスできた。この病院は待ち時間が長いことに定評があるようで、Googleマップの口コミにはそればっかり書かれている。それを裏付けるように「予約の30分前には来た方がいい」と病院側からも脅されていたので早めに到着。前回は初診だったこともあり3時間もかかったが、今回は1時間半ほどで終了した。くんちゃんを両親に預けていて、できるだけ早く帰りたかったから助かった。
お腹の子は1,600gにもなっていて、またまた「大きめですね」と言われた。そして再び逆子ちゃん。くんちゃんもギリギリまで逆子で粘っていたけど、直前になって頭が下にすっぽりはまってくれたからあまり心配はしていない。わたしの子宮は逆子体勢が落ち着く形をしているのかな。そういえばくんちゃんのときも今も、お腹の右側が出っ張っている。
やはり総合病院はちゃんとしているなと思うのが、助産師さんとの面談があること。そしてオンラインのマタニティクラス・無痛分娩クラスを予約させられたり、胎動カウントをしろと言われたり、入院グッズの準備を進めろと言われたり、、笑  第一子のときだったら素直に受け止められただろうに、第二子ともなると「チッ、めんどくせーな」と反抗期中学生のように聞き流してしまっている。まあ、普段通っているクリニックが干渉しなさすぎなのかもしれないけど。とはいえ、その場の申告だけでインフルエンザのワクチンもサクッと打ってもらえるのはさすがだ。いよいよ出産まであと2ヶ月と少し、健康に迎えたい。

2024/12/24
クリスマスイブ。と言っても特に何をするでもなく。一応ゴジくんがクリスマスっぽい晩ごはんを作ってくれることになっていたので、材料調達のためにスーパーを2軒はしごした。何もかもが高すぎて世知辛い。1年後にはくんちゃんが2歳、下の子も10ヶ月くらいになっているはずだから、来年はちゃんとクリスマスパーティーをしよう。プレゼントを用意して、サンタ体験もしよう。そしてわたしはアルコール飲料とともに小洒落たおつまみをいただきたい。今から楽しみだな。
今日も今日とて昼前に2時間くらい寝たくんちゃん。完全にルーティン化したようだ。わたしも一緒に寝られるからありがたいけど、ちょっと寝過ぎなような気もする。午前中がまるっとつぶれるからもったいないような気もする。いや、睡眠より大事なものはないか。来週に控えた帰省で生活リズムが崩れるだろうから、今のうちにたくさん寝ておこう。

2024/12/25
珍しくくんちゃんが8時過ぎまで爆睡。こんなこと滅多にないから逆にちょっと心配だ。もう鼻の薬も飲み終えたから副作用とかでもないし。昨日そんなに疲れるようなことしたっけな。
昨日までにルーティン化したと思われた昼前の睡眠が明らかに不要になったので、マンションのキッズルームに行って2時間ほど遊ばせる。かなり久々だったが、おもちゃの遊び方がますます進化していることに驚かされた。これまではただ手に握ったり投げたりするだけだったのが、ちゃんとおもちゃメーカーの意図通りに(完璧にではないものの)遊べるようになっているのだ。曲に合わせて踊ったり歌ったりしているし、こちらの言うことも理解し始めているようだし、もう立派な人間なのだな。「どうせわからないだろう」なんて大人の都合のいい解釈は通用しなくなってきている。一人間として接するように今まで以上に気をつけなければ。
帰省まであと5日。最近のわたしはいろいろ抜けているので、妙に焦っている。何を持って行くべきか、義実家に準備しておいてもらうものは何か、出発までに片付けておくべきことは何か、、、焦りつつもちょっとワクワクしている。年末年始感をあまり感じられていないから、わたしなりにこうして気持ちを盛り上げているのかもしれない。

2024/12/26
くんちゃんの食欲、というか食い意地がすごい。毎食秒で食べ終わるし、終わりが近づくと機嫌が悪くなるし、空になった器とスプーンを持って延々と食べる仕草を続けるし。大人がごはんを食べているときも、凄まじい勢いで一口くれとねだってくる。ごはんの量は月齢の目安くらいをあげているはずなのだけど、足りないのかしら。生まれたときは2500gに満たない小ぶりちゃんだったというのに、今や成長曲線の上の方を順調に進むくんちゃん。むっちりぽんぽこ体型はかわいいし、食欲があるに越したことはないものの、ちょいと心配でもある。これが親心というやつか。
近頃にしては暖かい昼下がりに、昨日買ったばかりの新しい靴を携えてお散歩へ。義両親がくんちゃんの1歳の誕生日に贈ってくれたファーストシューズが早くも小さくなってしまったので、1cmレベルアップして13cmの靴を買ってみたのだ。まだ少し大きめだけど、きっとすぐに成長するだろう。今日のお散歩でも問題なくとっとこ歩き回っていた。うろうろと狭い範囲を歩き、落ち葉を拾うだけで十分に満たされるくんちゃん、ずっとそのままでいてほしい。

2024/12/27
世の中的には仕事納めの日。終わりが来るって、いいよね。あらゆる飲み会のなかでも打ち上げが一番好きだった。終わりがあるからがんばれるし、取り組みに張りが出る。締日に向かってぐわーっと盛り上がっていくのが楽しいんだよな。そんな現役感を手放し「終わり」も来ない世界にどっぷり浸かって早1年以上。打ち上げたいなあ、「一旦」でいいから。
今日も今日とて、何事もなくいつも通りの一日をくんちゃんと過ごした。強いて挙げるなら、『おかあさんといっしょ』のスペシャルステージが放送されていたことが唯一の刺激だ。1時間たっぷりコンサートの様子が映され、録画しなかったことを心の底から悔やむ。『おかあさんといっしょ』との出会いは、間違いなく今年のハイライトのひとつだ。大変お世話になりました。

2024/12/28
高校の友人たちと忘年会! みんな住むところがバラバラで、インフル大流行の波を受けて参加者は少なくなってしまったけれど、いつもの通りとても楽しい時間を過ごせた。17時開始の20時お開き。なんてちょうどいいのだろうか。すべての飲み会がこれなら世界が少し平和になる気がする。
会話の内容はコロコロコロコロと移り変わり、20代から30代にかけての変化、夫婦や家族のコミュニケーション、日本と韓国における感情の言語化の違い、高校時代の思い出、闇バイト、おすすめのドラマ、そして健康についてなど。毎回、結局最後は健康が一番大事、と落ち着く。何かあったらちゃんと病院行こうね、人間ドック受けようね、と鼓舞し合った。みんな仲良く長生きしたいもん。リタイアしたら、何も考えず何も恐れず昼からお酒を飲んで夕方には解散して爆睡したいもん(友人のお父さんがこんな生活をしているらしく、心の底から憧れた)。健康でいよう。来年こそゴジくんに人間ドックを受けさせなきゃ。

2024/12/29
くんちゃん、ずっと便秘気味で可哀想。毎日ヨーグルトとバナナをたくさん食べているのになぜだろう。あまり水分を摂らないのは大きいかもしれないけど。気まぐれにしか麦茶を飲んでくれないのだよな。明日から帰省なので、その前に少しでもすっきりしてもらうためイチジク浣腸に初トライ。さすがの浣腸、即効性はあったものの、結局いまいち出しきれず。もっと溜まっているはずなのに。ここのところ毎日のようにゴジくんと「うんち出た?」「出てない」という会話をしていて、うんちまで家族の一員になったような錯覚に陥る。なかなか顔を出してくれない君を待ち侘びているよ。
帰省前にもうひとつやっておきたかったことが、くんちゃんの前髪を切ること。お昼寝をした隙に、以前SNSで見かけた「線を引いたマスキングテープを髪に貼って、テープごとチョキチョキ切ると簡単きれい!」的な方法を試してみた。が、違和感があったのかすぐに目覚めて顔をゴシゴシされてしまい、結果的には今までで一番の失敗に。短い部分と長い部分があからさまにはっきり分かれ、とんでもなく残念な仕上がりだ。さすがにこのまま帰省することはできないので、シリコンスタイをつけてハイチェアに座ってもらい、お菓子を与えて誤魔化しながらちょこちょこと整えた。決して美しくはないが、まあよしとしよう。不揃いの髪も愛嬌のうち。くんちゃんはかわいいからどんな髪型でも似合うよ! と、くんちゃんを褒めるふりをして自分のカットスキルを慰める。もう少し落ち着いていられるようになったら、ちゃんとプロに切ってもらいましょう。

2024/12/30
朝5時前に起きて、6時過ぎのバスで羽田へ。道が空いていて予定よりもかなり早めに到着した。フライトまでなんと3時間半もある。どうして時間を潰そうか、、と悩みつつ、とりあえず早くから開店していた和食屋さんで朝ごはんを食べ、さらに喫茶店でモーニングをし、最後の手段としてキッズスペースへ。飲食店ではくんちゃんが落ち着いていられないから、キッズスペース様様だ。大人も見守るだけでいいのでとても楽。ついでにすぐそばにあったプリ機でプリクラを撮ってみた。このメンバーでの初プリうぇーい! 全身アングルでも撮ってくれたから、これをわたしのマタニティフォトとする。ゴジくんもくんちゃんも全然カメラ目線じゃないし、落書きもまともにできなかったけど、いい記念になったな。そんなことをしていると、荷物を預けたりお土産を買う時間が思いのほか短くなり、結局ギリギリに搭乗口に着いたのだった。どこまでも我々らしい年末である。
くんちゃんが爆睡してくれたおかげで、心身の負担も少なくフライトを終えてゴジくんの実家に到着した。九州のじいじばあばに会うのはゴールデンウィークぶり。ほとんど人見知りもせず、興味のそそられるものにあふれた家の中や庭を夢中で散策するくんちゃんを、義両親もうれしそうに眺めていた。昨年末はわたしが体調を思いきり崩して帰省をドタキャンしてしまったから、なおさら喜んでくれているのだろう。きっとこれから先、年末年始をここで過ごすのが恒例行事になるはず。わたしもくんちゃんも含めて、義両親と「家族」になっていくのだなと思うと感慨深い。初めてここで年末年始を過ごした2年前よりも、段違いに居心地がいいのだもの。月日が経てば、お互いの関係性も置かれる状況も、何もかも変わる。たまにしか会えないからこそ、その変化をよりはっきりと感じられるのかもしれない。大事に過ごそう。

2024/12/31
大晦日感のない大晦日。義実家だというのになんの手伝いもせず、寛がせてもらっている。昨夜からあまりにもボリューミーな食事が続き、お腹が空く暇がない。苦しいけどおいしいし、食べたいからがんばって食べちゃうのだけど。すべてぺろりと食べてお酒もしっかり飲む義両親の胃袋、強すぎる。くんちゃんはくんちゃんで食欲に歯止めが効かず、朝からモリモリモリモリ食べて(我々の食事を奪ってまで)逆に心配される始末だ。義弟ファミリーも同時に帰省中で、くんちゃんより6ヶ月下の子は逆に食に興味がないタイプらしく食事のたびに声援が飛び交い大賑わい。食べすぎと食べなさすぎ、それぞれに違った大変さがある。
午後、おばあちゃんの家に遊びに行く。くんちゃんからするとひいおばあちゃん。義実家から車で5分ほど、もともと義両親とは知り合いという奇跡のようなご縁に改めて感謝だ。おばあちゃんは相変わらず元気で、そのタフさに驚く。まだまだしばらくは大丈夫だな、と内心ほっとする。彼女はゴールデンウィークぶりに会うくんちゃんの成長をとっても喜んでくれた。いつものようにインスタントカメラのシャッターをぱちぱちと切りながら。わたしもスマホで写真を撮りつつ、いつかくんちゃんが大きくなったときのために、ひいばあばとの思い出をしっかり残しておこうと誓ったのだった。だって、インスタントカメラも庭でゴミを焼く習慣も、くんちゃんが生きる時代にはきっと消滅しているでしょう(ゴミを焼くのは今だってだめよ笑)。また明日も会いに行く予定。お雑煮を食べさせてくれるらしい。腹パン必至だけど、楽しみだな。
ぼんやりしているうちにあっという間に年越し。ジルベスターコンサートを観ると、今年が終わって来年が来ることをやっと実感する。来年はどんな1年になるだろう。もはや具体的に想像することすらできないけれど、またあっという間に年越しを迎えるに違いない。とにかく、家族みんなが健康で楽しく、平穏無事に過ごせますように。

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