30年前の家族写真に、知らない自分がいた|育児日記
2023/10/14 0m29d
今日はずっと大人しく寝ていたくんちゃん。ありがたいけれど逆にちょっと心配になってしまう。ここ数日乾燥しすぎていて、吐き戻し跡が口の周りでカピカピになってしまっている。泣き声やうめき声までかすれてきてかわいそうな感じだ。おっさんぽくてちょっとおもしろかわいいのだけれども。笑 加湿器を買って対策しないとなあ。
父とゴジくんが義両親からいただいた日本酒「初孫」で晩酌している。産んだ張本人よりも浮かれている人たちを見るのは、悪い気はしないものだ。父がふと「昔の写真をデータ化したから見てみよう」と言い出した。わたしが0歳から小学生の頃までの大量のフィルム写真がテレビに映し出される。撮られた記憶がないのはもちろんのこと、初めて見るものが多数あり、知らない自分、知らない家族の表情に、えも言われぬ気持ちに包まれた。母の若い頃は今のわたしにそっくりだし、わたしの赤ちゃん時代は今のくんちゃんにそっくり。どれもこれも、飾り気がなく自然体そのものなのに、眩いほどの多幸感に満ちあふれている。父と母がお互いを撮り合った写真も多く、初々しい関係性が垣間見えてむず痒い。ああ、昔はもっと家族らしい家族だったんだな。わたし、きちんと愛されていたんだな。新しく始まったばかりのわたしたち家族も、今のうちにたくさん写真を残しておこう。そして将来、くんちゃんとゴジくんと三人で見返しながら笑い合いたい。
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