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【009】「私的・殿堂入り本」だけで埋め尽くされている本棚は最高
本はすぐ溜まってしまうので、書棚にはいる冊数だけ手元に残して、残りは人にあげたり、処分することにしています。新しい一冊を追加したい場合は、どれかを一冊捨てなければならないので、常に本棚を埋め尽くしているのは「私的・殿堂入り本」ということになります。
ちなみに、捨ててしまった本をもう一度読みたいと思った際には、買えば手にはいるので、捨てる時はあまり躊躇していません。そして2回同じ本を買うことも結構あるんですが。
KindleがあればKindleで買うようにしているので、スペースの都合で捨てなくてよいことには助かっています。でも、この殿堂入り書架を更新する愉しみが失われる点は残念なのです。
ところで、
本当に素晴らしい本は、回数を重ねて読むほどにその内容が面白く、深い感動をくれるので、好きな本は繰り返し読むようにしています。
同じ本をリピートする愉しみはいくつかあるんですが、一回目の読書では、わかったつもりになっていたけど、実はわかっていなかったことを発見する愉快。
そして、自分に知識や経験が増えた結果、過去にラインを引いた箇所とは違うところに惹かれるケースも多くて、読書によって自分の変化を実感できることも面白みのひとつです。
リピートするほど本のメッセージが味わい深くなるのは、煮込んだカレーのようです。(ちなみにサムネ写真は本棚と見せかけて「カレー」売り場の写真ですw)
見た目もマーカーや耳折りでボロボロになっていきますが、永年愛用した革製品みたいに摩耗していくのも悪くないです。
ちなみに、古典も実用書も旅行本も…ノンジャンルの本棚なのですが、自分の関心がどこに向いているかによって、ジャンルの勢力図が変化していくのも面白いです。私の脳内そのもの。
時には組織戦略本が占拠していたり、時にはUX関連の書籍だったり、食と健康に関する本だったり。
ちなみに「私的・殿堂入り」に長く鎮座している「金持ち父さん・貧乏父さん」はカバーがなくなってて、ページの折りやマーカーでヨレヨレですが、読むほどに気づきが変化する面白い本の一冊です。今は改訂版も出ていますが、私のは「元祖・金持ち父さん」の方。改訂版も読んでみたいですが。
つい先日まで、20年以上も前のベストセラー「脳内革命」もそこにはいっていたのですが、新参者の一冊に席を譲ってもらいました。いろんな真理を学ばせてもらいました、ありがとう。
小説だと「終末のフール」が、現時点の一番です。どこがいいかと言うと長くなるのでやめときますが、大好きな伊坂幸太郎の中でもこれが私的一番です。
本からもらった贈り物はプライスレスですね。
この秋もたくさんの良書との出会いが楽しみ。
写真:マークシティの地下一階にある、お気に入りのカレー売り場(撮影byじぶん)