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【商業出版する方法+355】4刷決定!元CA教官が伝授する「メンタル力の鍛え方」

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉理香です。

私の商業出版コンサルティングを導入いただき、出版されたクライアントさんの本が「4刷」となりました!

それがこちら
『どんなストレス、クレーム、理不尽にも負けない 一流のメンタル 100の習慣』(山本洋子・著/朝日新聞出版)

山本さんは長年JALのCAを務められていた方ですが、ただのCAさんではありません。
CAを教育する、まさに「教官」(管理職)という立場にあった人です。
その意味でも、この本はよくあるCAさんのマナーに関する本や接客・接遇に関する本とも一線を画します。

テーマについても然り。
CAさんが著者の本って、前述の通り「マナー」や「接客(接遇)」あるいは「感動秘話系」本のそれが非常に多く、類書もたくさんありますが・・・

本書のテーマは「メンタルヘルス」・「メンタルコンディションの整え方」になります。

1、いかに「あるようでない」を打ち出すかが出版決定のキーポイント

山本洋子さんは、私の出版コンサルを導入いただき、「出版企画をどうするか」「どういう方向性で出版企画書を作って、出版社にアプローチするか」・・・という点を中心に進めていったとき・・すなわちコンサルの際、出版企画の方向性を決めるにあたって私も心がけたことがあって・・

それが”よくあるマナーや接遇・接客の本にしない”ということでした。

山本さんのステイタス的にも”教官”の立場にあった、いわゆるCAさんの中でも「管理職」というちょっと特別な地位にある人(いわゆる「エグゼクティブ層」ってそれ。こうした方・・・実はKADOKAWA時代でも会ったことなかった。独立してお会いできた方でした)でしたから・・・。

「CA本あるあるなテーマにしても、もったいないよなーっ」
「類書も多すぎるから、負ける気がするから避けたいなあ」・・・て気分が私の気分においてもどこかあったんですよね。

おまけに以前からCAさん全般に対して、気になっていたことがあります。

それが・・・
「CAさんは想定外が巻き起こる環境下にいる」、ということ。
ストレスフルな仕事である、という点も。

飛行機はただでさえ「密室空間」です。
「何が起こっても逃げ場がない」状態を作りやすい。

そして「空の上を飛ぶ」・・・という地上で生きる人間にとっても「想定外な環境下に晒されやすい」。
だから「イレギュラーなことも起こりやすいよなあ」と感じてました。

実際「パニック映像」系のテレビ番組でよく流れるのは「飛行機におけるイレギュラー事象」であることも多いし・・・


私も飛行機を乗るものとして、安全管理の様子などでテキパキ働いているCAさんをみると、今や「優しく世話焼いてくれる人」・・というよりはもはや「頼り甲斐のある安全管理スタッフ」って感覚です。
国内線に乗ることも多いからこその感想かもしれませんが、それにしても最近のCAさんは、昔の「スチュワーデス」という呼び方も「客室乗務員」に改められ、”安全確保スタッフ”的な立ち位置が、かなり増しているようにも感じられます。
  

気圧の変化も激しく、時としては事故なども含め”命を失う”ことだってあるリスクの高い「CA」さんの世界。
今は法的にも整備されていますが、それでもCAさんに対するハラスメントや異様なクレームなども全くないとは言い切れない。

 
CAさんの現場は、実はかなり「ストレスフル」に満ち溢れている。

とはいえ「不安」や「不満」はおくびにも出さず、笑顔で果敢に働いている姿は私にとっても尊敬に値する仕事人です。

山本さんと出版コンサル(セッション)する中で思ったことは、そんなストレスフルな状態のCAさんが、どうやって「メンタルコンディション」を整えているのかな?という素朴な疑問でもありました。

加えて、出版コンサルを導入いただいた2020年あたりは「メンタルコンディション」に関するビジネス書が評判をえていた時期でもあります。
特に、自衛隊界隈にいた人たちが著者として「軍隊人としてのメンタルヘルスの整え方」・・みたいな本が売れていた実績も出版市場にあったものですから・・・。。

CAさんの世界も自衛隊の人みたいに「軍隊気質」なところはあるよなーっと以前から感じていた私は、類書的に売れている「メンタルヘルス」に”本当の山本さんらしさ”が現れるよなあ・・・とも思ってたりして。
そちらへ企画を寄せていくのも良いよね!って感じながら、山本さんと出版企画書の準備を進めたのを記憶しています。

すなわちこの企画は・・・

>著者候補でもあり、CAの教官(管理職:エグゼクティブ)地位にあった山本さんのステイタスを最大限にも活かしつつ

>CAさんの仕事の特徴や魅力を、マナーや接遇・接客以外・・・「メンタルコンディション」「ストレスに負けない体質や手法」に見出し

>当時、類書的にも「売れていたコンテンツ」=自衛隊のメンタルヘルス本の要素を取り入れて構築した

この3つを軸に企画をたて、企画書をご一緒に作り込み、出版社にアプローチをかけたところ、企画書提出一週間ほどで「朝日新聞出版」からご連絡がきてそのまま出版化に至った(やったー!)。。

という流れでもあります!

ちなみに出版社から連絡が来た際
「普段は持ち込みの企画書などほとんど見ない(読まない)のですが、今回の企画はどこか惹かれるものがあって・・・」
と出版社の担当編集長さんがおっしゃってたそうです(w。

2、出版した「あと」の著者の動きも著者活動継続において大事です
出版までの経緯もそうですが、山本さんの場合「出版後の動き」もすごいです。

本のPRの一環としてもそうなんですが、

>東洋経済
>ダイヤモンド

などのweb版でコラム執筆・連載などをどんどんてがけ・・・。

Facebookを始めとしたSNSでの発信も欠かさない。

本をきっかけにした研修のお仕事や、講演会・イベント、社交も含めた数々のお誘いなどにも参加されたりして・・・。

実直にご自身とこの本の存在をアピールし続けてきていたし、今でもそれを怠りません。

そして今や2作目の「依頼」もきて、そちらの執筆にも取り掛かっていらっしゃいます。

ビジネス書の著者らしい活動を、しっかりなさっているなあ!と私も山本さんのSNSを随時拝見していて、思わざるを得ません。

そんな中で4刷の報告。
2021年の発売なので、まる3年は経っていますが。。。
そんな中でも重版がかかるのは、まだまだこのコンテンツが必要とされている証拠でもあります。

今の世の中・日本は「ストレスフル社会」に変貌している状況でもあり、メンタルヘルスに関する本は心理系も含めとにかく「大流行り」です。

そういう「流れ」に適切に乗っている本としても、良い仕上がり!
ここに・・継続性ある「重版」の波にのれているのだろうなあ・・と実感します。

商業本=売れる本・重版を重ねる本を作っていきたいのであれば、やはり「時流に乗る」「広く多い需要を取り入れる」というのは、ビジネスの鉄則。
需要が多ければ多いほど、ビジネスチャンスは大きいですよね。


本も同じです。
需要と時流をいかに掴んで、企画をたて・その方向で企画書をしっかり作ってアプローチし、良い著者・企画を出版社に「届ける」か・・・。
この心持ちで活動すると、本を出すこと/本を書くことは、著者+読者+出版社全てをハッピーにします。


2年前東京でお会いした際、ご一緒したお写真。山本さんはさすがお綺麗です!


本を出したい、と思っているあなたへ。
ぜひハッピーを振りまいていける、出版活動をなさってほしいです!
 

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