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【商業出版する方法+380】出版社選びに迷ったときの「判断」は”こう”する!〜幸せに成功する商業出版ロードマップ(15)

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+コンサルタントの渡邉理香です。

商業出版へのロードマップ。今回で15回目です。
過去記事は「マガジン」を作成したので、下記も参考にしてください。

商業出版をサポートしてくれるコンサルタントやプロデューサーをつけていたり、出版塾などに入っている場合は、

>自分のコンテンツや出版企画がどの出版社で出すと一番良いのか

>どこの出版社と組むと、自分のコンテンツや出版企画が活きて、自身のビジネスやブランディングにとっても有利に働きやすいのか

そういったアドバイスを個別に細かくもらえる環境が用意されていると思います。

しかし「自分自身で単独で活動する」となった場合、いくつかの出版社で企画を前向きに検討していたり、オファーされたりした場合、どのように「決めたらいいのか」迷うこともあるでしょう。

今回は「自分独自で出版活動する場合、出版社決めはどうするか?」について知恵をいくつかシェアしたいと思います。


1、基本はオファーされた順番に検討する 


よくあることですが、企画書を複数社に提出したり、人脈を通して編集者に手渡して検討してもらった場合・・・

>声をかけてもらった順番から、検討していく

のが基本中の基本です。

・メールで企画会議に諮りたいので、打ち合わせしたいと言ってきた
・企画を前向きに進めたいとメールが来た。打ち合わせしたいと言ってきた

これらが「きた順番」から、素直に検討・対応していってください。

ただ、短期間のうちに自分にとって魅力のある出版社から複数連絡をもらうケースもあります。
その場合は、「自分にとって魅力ある出版社」を優先して、連絡をとっていくようにしても良いでしょう。

ただ、あまりやらない方がいいのは、、

>オファーがきたところ全てに連絡をとって、並行して検討し、一番旨味のある出版社を選ぶ

といった「相見積もりとってる」ような状態にすることです。

これ、できるだけやらない方がいいです。
断りづらくなったり、やり取りの中で、結果的に出版社に対して印象をわるくするケースも発生します。

ただ新人著者の場合、よほどのインフルエンサーでない限り、3社から2〜3日の間にオファー連絡が一気にくる、ってことは・・・現実的にほとんどありません。

なので、オファーや連絡が「きた順番」に真摯に一社一社対応していくように心がけてください。

 

2、自分にとって「心地よい」と実感できる・思える出版社を「決め手」として選ぼう

時々・・

「A社とB社が自分の企画を前向きに進めてくれるようだが、どちらにすればいいと思いますか?」

「複数社アプローチしたら、C社・D社が企画会議を通してくれるようです。C社とD社のどちらかで最終的に出版を決めようかと思いますが、それぞれの会社の重要度などを教えてもらえますか」

みたいな相談や質問が来ることがあります。

私の「出版相談」セッションや、個別のコンサルでは、そうした質問に対して、その方に応じた「回答」を出させていただていますが・・・

自分自身で独自で動いている場合、ちょっと悩む点もあるでしょう。

その場合どうすればいいのか?

まず、最初にお伝えしたいことがあります。

「優先度」
とか
「重要度」
とか
「どの出版社が自分にとってのメリットが高いか」
とかいう・・・「損得勘定」判断の方、結構世の中に多いのですが、出版社をそのように判断するのはそもそも違うかな、って感じています。
 
(男性ビジネスパーソンにとても多いですね。気持ちはわからなくはないけど、そういう価値観の中で出版社って存在してるんじゃないんだよ!・・・って感じなのが、”中の人”としての率直な声です)

 
それぞれ出版社は「個性」がありますし、「各社独自の特徴」もあります。
出している本(アイテム)の違いも大いにある。
優劣云々でもありません。


ただ「出版社選び」にて、簡略にかつ一般的なアドバイスとして申し上げるとするなら、

 

>自身が「ピン!」ときたところでやってみる

 

・・・です。

はい、最後は「直感」なのですよw。 

出版社のホームページをよく閲覧してみる

>担当者の印象で、本当に自分の原稿を委ねられそうか考えてみる

>検討中の出版社で出している本の種類・アイテム・ジャンル、そういうのをHP内もそうだが、実際の書店(住んでる地域、オフィスを構える町の大型&主要書店)などに出向いて棚を確認して、本を見てみる(どんな置かれ方・販売のされ方をしているのか、どんな本づくり・造本設計をしているのか・・など実際に確認

>検討中の出版社のアイテムの中に、自分の本が加わると仮定&イメージして、それで自分が納得できそうか考えてみる

>出版条件そのものを再度吟味し、どこだと自分として「より心地よくお付き合いできそうか」を思考ではなく「心」に問うてみる

 

などして・・・最終的にどこでやるか選ぶのが良いのではないか、と思います。

 

意外に感じるかもしれませんが、実は・・

「なんか好きだなあ、この出版社」
「色々条件聞いてみたけど、D社に心地よさを感じる」
「H社は・・好きになれそう」

などで最後は選んでもらうと、後悔はないかと考えますね。

出版の「条件面」など、色々と「思考」で考えていく面も多いとは思うけど、損得勘定だけを働かせて選ぶと、わりによくない結果に陥りやすいです。


そして「大手」にこだわるのはやめましょう。
大手は大手の「著者選定のルール」があります。
また大手の出版社でだしたからといって、それで実績と認知がうなぎのぼりになって、自身のビジネスやブランディングにベストな状態が創造できるか・・・といえば、そうでもありません。

中小の出版社でも出して「ヒット作」「ベストセラー」になった方が、著者実績は高い!ですよ。


そして一番言いたいことですが・・

出版業界において「小規模な出版社」であっても、50年以上企業・100年企業レベルの会社、多いです。
要は、あなたのビジネス経験よりも随分「実績のあるビジネス活動」を行なっている会社が、小規模でもゾロゾロいるのが出版業界のユニークなところ。

その意味でも、そもそも「著者のビジネス経験よりも大先輩」な組織・団体が多いので、、
そこは、ある程度敬意を持ってお付き合いしてくださいな・・・ってお願いです。

自分の「エゴ」だけに突っ走らないことをお願いしたいですね。
 


3、まとめ

本は否応なく、実績・経験として残ります。

その意味でも、「あそこで本を出して良かった」とのちのちにでも実感できそうな会社、気持ちよく「この会社から自分はこの本を出しました!」とアピールできる会社と組んでください。

最後は「直感」が全て、ですよ。

直感(直観)を鍛えたいなら、以下の本がおすすめです。


ビジネスパーソンなら、直感力、鍛えましょう。
これは出版の世界で大いに役立ちます。
出版マーケって「思わぬ力」「神の見えざる手」が働いて、ユニークな経験に変わること、よくありますからね!
 
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出版企画書の書き方に関しては、より詳しい内容とエッセンスを詰め込んだオンライン教材もありますので、学びたい方はこちらもどうぞ〜
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