【商業出版する方法+306】読者ターゲットを狭めない意識が商業本で成幸するカギ
元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邊です。
ビジネス・実用書の出版を目指すにあたり、とても大事な考え方があります。
それが、、
>あなたの本で誰のどんな悩みを解決できるの?
この質問に瞬時に、明確に答えられるでしょうか?
もし即座に答えられるようであれば、商業本の著者として活躍できやすいです。
加えて「誰の」の部分=”ターゲット層”が広ければ広いほど、売れる本が作れやすく、出版も決まりやすいです。
「誰の」の部分が狭いと「目的買い」の本になりやすい。広く売れづらい本になり、商業本のビジネスとしては成り立ちにくい。
よって出版社(出版社の編集者)が敬遠してしまいますし、持ち込める出版社の数も少なくなります。
もちろんそういうコンテンツがウェルカムな出版社もあるけど、昔に比べて受け入れ体制は少なくなってるなあ・・・です。
敬遠しやすいということは、本にはなりづらい=出版へのハードルが俄然高くなる、ってことなのですよね。
誰が読むの?
誰のなんの悩みを解決するの?
それを問うたとき「狭隘な読者ターゲット」になってる場合は、注意が必要。
なお「狭隘」の部分における代表的なものは
・経営者層
です。
最近思うことがあります。
どちらかとえいえば男性の出版希望&相談者さんが、この傾向に当たりやすいのです。
なぜか。
経営者や法人向けにビジネスやってる人が多いから、、なのですよね。
絞ったターゲット&高単価ビジネスをやっているから、ビジネスターゲットが「絞られている」んだろうなーって。
でもビジネス・実用書の本来のターゲットは・・・出版サイドから言わせれば
・一般の人たち
です。
要は、、
大衆
です。
この広い観点が外れているケースが多様に見受けられるかな、って思うことが多いですね。
あと男性ほど
・ジャーナリスティック(評論者)になりやすい
傾向もあるかも。
そういう本って、新聞社系の出版部、一部の専門出版社でしか取り扱えないコンテンツ。
ビジネス・実用書の出版社だと難しい場合が多いです。
基本「ハウツー本」だからね。ビジネス書って。
→ノウハウばっかでしょ
→自己啓発でしょ
そう揶揄&マウントする人も多いけど、そのコンテンツだから「売れる」し需要が高いのです。
こうした出版世界における”独自の市場性&購買心理”わかっておいてください。
私は女性のビジネスウーマンの出版支援が得意だったりするのですが、今の時代は女性の方が割と「誰向け」の裾野が広いのと、意外に新しいコンテンツを開発・開拓してて、ユニークに感じることが多いのですよね。
その意味でも、女性性の強い時代を確信しやすいかなぁ。
商業出版を成幸させるカギは
>一般の人むけの「お悩み解決」
>いかに面白いか、ユニークなコンテンツであるか
>読ませて動かせ、結果を出させるよう促せるか
ですね。
参考になれば幸いです。
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