
本気で本音の自己紹介
初めての記事で、「読んだ本についてアウトプットする場が欲しくて始めました。」と書きました。
これは本当ですが、理由のうちの半分くらいです。残り半分、それもより大きい方の理由については全く触れていませんでした。
noteを始めた本当の理由と、自分に対しても読んでくださる方に対しても一切嘘(というか隠し事、背伸び、脚色?)のない本音を、本気で言葉にしてみます。
noteを始めた理由
まず、noteを始めた一番の理由は、休職中の自分の心をどうにかこうにか保つためです。
今社会人三年目の私は、今年の春、初めての異動を経験しました。新卒入社後二年間いた部署とは、雰囲気も働き方も仕事の内容もガラリと変わって、正直初めの二週間ほどで、「おっと、これは大丈夫か?」「ずっとこれは、きついかも...」と感じ始めていました。周りの先輩方がいい人ばかりというのもまた、原因が自分にあることを痛感してしんどかったです。皆さん、明るい、オープン、頭の回転が速い。よく雑談もしている。お昼も一緒に食べれば、飲み会が好きな人も多い。コミュニケーションの機会が圧倒的に増えました。静かめ、クローズ、思考はじっくりゆっくり。打ち解けるのも超じっくりゆっくり。基本聞き手側、ほっと一息つく時間はほしい、飲み会は苦手という私は、完全にアウェイでした。仕事においても、会議や打合せが多く、初対面の方と話す機会も増え、何かと会話による確認や相談、擦り合わせ、話し合いが必要で、体感、業務のほとんどが"コミュニケーション"でした。
しばらくはそれなりに頑張ってコミュニケーションをとりながら、きついのをだましだまし日々を過ごしました。二ヶ月目に突入したあたりから、自分でもわかるほどの違和感がありましたが、気づかないふりをして6月末までの三ヶ月間を、何とか乗り切りました。
そして、7月に入ってすぐ、違和感ははっきりとした異変に変わりました。出社日前日の夜、涙が止まらない。朝まで寝付けない。朝、少し動くだけで頭がガンガンする。会社に行けない日が増えました。家でパソコンを開きながらも、メールやチャットの内容を見るのが怖くて、机に突っ伏してひたすら泣いていました。会社に行けた日も、電車に乗りながらこのままこの電車が事故を起こせばいいのになんて思考が浮かんだりして、流石にそのときは自分で少し怖くなりました。会社に入り自席につき、周りに部署の皆さんがいるというこれまでの日常にさえ耐えられなくて、ただそこに座っているだけで涙が溢れそうになりました。そしてある日の打合せ前、会議室に向かうため席を立つことができず、自席でひたすら泣いて固まって上司や先輩方を困らせました。
もうその後は、上司との面談、保健師さん?産業医の方?との面談、心療内科受診、と、情緒がぐちゃぐちゃの状態で何とか最低限の連絡と業務をこなしたり、それさえもできずに休んだりしながら、面談の日時や受診日の調整、諸々の手続きが進み、気づけば8月末。
9月から休職することになりました。
限界状態に思える7月、8月でしたが、休日友達に会ったときにはまるで何事もなく元気かのように振る舞えていました。素直に楽しくて気分転換になっていた、気を紛らわせることができていた一方で、何も疑われないほど平気なふりをし通せてしまうことが虚しくて、帰宅後一人で泣いたり遊ぶ前より落ち込んだりしました。でも、社外の人、大好きな人たちと過ごす時間があったからまだ、ギリギリ私は自分を保っていられたのだと思います。
休職期間が始まり、一旦はほっとした、徐々に眠れるようになった、食欲もゆるやかに戻ってきた一方で、働かないというのは思った以上に不安を感じるものでした。
そこで、本を読むこと、それに対するアウトプットを言葉にして外に出すことを自分に課して(と言っては大げさですが)、何かしている、前に進んでいるという安心感を得たかったのだと思います。
そんなわけで、私はnoteを始めました。
本を読むことも、そこから色々と考えることも、文章を書くことも好きなので、それに自由に書くことができたので、約二ヶ月間、楽しく続けてこられました。やさしい、面白い、言葉選びや文章が素敵な、共感できる、自分にとっては新鮮な、色んなnote記事にも出会えました。
自己紹介
自己紹介をするときの一般的なテーマに沿って書いてみます。
名前 Rika
本名の下の名前です。出身 和歌山県
和歌山生まれ和歌山育ち、大学の4年間を長野で過ごし、就職を機に関東へ来ました。特技 遠くの飛行機を見つけること
点くらいの大きさの飛行機でも見つけられます。外にいるとき、空が見える場所では、常に無意識に飛行機を探しています。趣味 読書、散歩、書くこと
本屋さんという場所、本を読むこと、散歩しながら考えごとをすること、手帳や日記、ノートに楽しみな予定や心が動いた出来事を書き留めることが好きです。好きな本
ハリー・ポッター シリーズ
木曜日にはココアを
モモ
その扉をたたく音
蜜蜂と遠雷好きな映画
LIFE!
線は、僕を描く
キングダム 大将軍の帰還好きなアーティスト
SEKAI NO OWARI
ヨルシカ
SPYAIR
乃木坂46
NiziU好きな絵
ベルト・モリゾ《ベランダにて》1884年
クロード・モネ《花咲く堤、アルジャントゥイユ》1877年


今の私
今、約二ヶ月間の休職期間を経て、かなり落ち着いて過ごせるようになってきていると思います。ただ、そろそろ復職について考えたいですが、戻りたいという気持ちと戻るのが怖いという気持ちがせめぎ合っていて、自分の本心がわかりません。
戻りたいのは、働いていないことに対する不安と焦り、誰かと会ったりどこかに行ったりしたときに沸々と感じてしまう、働いていないのに、という罪悪感、これらを手放したいからです。
怖いのは、またあの環境に戻って、うまくやっていける自信がないから、また同じことを繰り返すイメージが容易にできてしまうからです。
調子がいいときは、「よし、まあ一回戻ってみよう」と楽観的に前向きに考えられるのに、生理前や低気圧頭痛のひどい日など、ちょっとした理由ですぐにネガティブな方へ心が引っ張られて、「ああ、私はもうどこでもやっていけない」と悲観的になってしまいます。
まだまだ不安定だな、と思います。でも、いつまでもこうしてはいられないな、とも思っています。
これから
これからのことを考えないといけません。いつかは、自分で何かしらの決断をしないといけません。それも、そんなに遠くないいつか。
これからのことを決める、うまくやっていける方法を探すヒントは、きっとこれまでの私にあると思います。どうして初夏、潰れてしまったのか。周りのせい、環境のせいにすると楽ですが、解決はしません。今ここで一度、自分の中にある原因と向き合ってみる必要があるのだと思います。
薄々気づいていました。私は弱音が吐けない。人に弱みを見せられない。頼ったり相談したりするのが苦手。本音を話すのが怖い。これまで休職中であることを半分匿名のこの場所でも実質隠してきたのもたぶん、そのためです。
休職した、社会人というレールから一旦外れてしまった弱い自分を自分で受け入れられなくて、情けない、恥ずかしいことだと思ってしまっていたからというのもありそう。
振り返ってみると、昔から(中学くらいから?)マイナスな感情を外に出すことが苦手でした。嬉しい、楽しい、面白い、幸せ、ありがとうというようなプラスの感情はどんどん外に出して伝えられるし伝えたいと思うのに、悲しい、寂しい、悔しい、怒り、不安、嫌だ、そんな感情は伝えることが苦手で、何なら自分がそんな感情を抱いてしまうこと自体どこか受け入れられなくて、見て見ぬふりをすることも多かった気がします。
ときに(たまに?何度か?)悩みを相談してみようとしたことはあって、でもやっぱり、後から話したことを猛烈に後悔したり、後味の悪さにどうにかなりそうになったりしました。家族に対しては比較的素直に何でも言えていた気がしますがそれでも、何枚ものフィルター?漉し器?を通過した一部だけをやっと言えるみたいな感覚でした。
良くないのは、そうすることが良いように働くことも結構あることです。例えば、緊張するような場面や慌ててしまうような出来事が起こったときでも、比較的落ち着いて冷静でいられます。だから、自分はストレスに強いんじゃないか、なんて錯覚を起こします。そういう経験を多く積むことで、その思い込みはどんどん強くなって、より一層弱音を吐かなくなります。
スルースキルが高いとか、メンタルが強いとか、むしろ長所くらいに思っていたかもしれません。
今年の春〜初夏は、そうして見て見ぬふりができるストレスの許容値を、人生で初めて超えてしまったのだと思います。でも、越えてよかったかもしれません。いつか必ずこうなっていただろうし、このタイミングがベストだったと思います。思うことにします。
だから、弱音が吐けないという弱みに気づけた今、これから少しずつ、マイナスな感情を健全な方法で小出しにする方法を身につけようと思います。頼ることになる周りの人たちを少しでも嫌な気持ちにさせない愚痴の吐き出し方、相談の仕方を身につけたい。
それがきっと、再出発に向けて今一番やるべきこと。怖いし慣れていなくてたぶん下手くそだろうけど、一回、やってみようとしてみようと思います。(すっごいしなさそう)
それに。キリがいいことに、明日から11月。食生活を整えて、運動を習慣化して、自分磨きと勉強も頑張る月にしたい!(月末のたびに毎回そんなこと言ってる)
そしてこれからのnoteについては、仕事の代わりに自分に課すもの、自分の心を保つためのものではなくて、もっと、何だろう、これまでのnoteにも嘘はありませんが、より背伸びや脚色のない、素直で自由なほんものの気持ちを言葉にする(に気づく)場所にしたいと思っています。何となく見ないようにしてきた、休職中の方や休職経験のある方のnoteも読んでみたいなと思っています。
最後まで読んでくださった方へ
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
休むこと、寝ること、食べることの大切さを身に沁みて感じた夏でした。最終一旦休むという選択肢があることを知れました。それが逃げでも弱いということでも悪いことでもないことも。もし、私の7月のような状態の方がいたら、どうか本当に、休んでください。
どん底を経験したことで、まだ復帰は確定していませんが働くということに対するハードルがいい意味で下がりました。当たり前とされることを当たり前にやり続けられる人の強さを知って、周りの人たちを心から尊敬できるようにもなりました。
復帰後は、潰れない程度にゆるく楽しく働けたらいいや、と思えています。戻るのが怖い気持ちを乗り越えて復職できるのが具体的にいつになるのか、元の場所に戻るのか思い切って環境を変えてみる(転職とか)のか、まだ決断はできていませんが、何となく、一旦戻ってみようかな、という気持ちが強いです。何かに迷ったら、自分一人で頭の中でぐるぐる悩むのではなくて、周りの人に頼って相談して、その都度ゆっくり考えたいと思っています。
休ませてもらった期間、たくさんの働く人を目にしました。買い物に行ったスーパーの店員さん。勉強や内省をしに行ったカフェの店員さん。散歩中に見かけた、配達員さん、お子さんの送り迎えで自転車を走らせる方、電話をしながら歩くサラリーマンの方、保育園の先生と園児たちの散歩(散歩仲間)、道路工事中の方たち。美容師さん。書留書類の再配達をしてくださった郵便局員さん。病院の先生、受付の事務のお姉さん。電車の運転手さん、駅員さん。コンビニの店員さん。パン屋さんの店員さん、生地をこねる職人さん。
見える、見えない、関わりのある、関わりのない、全ての人の仕事で、家庭や色々な会社、施設、お店、その集まりの社会は成り立っていて、当たり前に毎日を過ごせていることを実感しました。本当に、ありがとうございます。
直接的でなくても、わかりづらくても、どんな仕事も必ず誰かの何かのためになっていると思えました。なので今後、"やりがい"について悩む気持ちは少し小さくなりそうです。
人との会話量が減っているせいか、書くことが止まらなくなりそうなので、今度こそこの辺で終わりにします。長々と書いてしまいましたが(本当に)、読んでくださりありがとうございました。
p.s. おまけ 今日の3曲🎶
SEKAI NO OWARI / Fight Music
SPYAIR / Naked
乃木坂46 / 僕は僕を好きになる
Happy Halloween🎃👻🍭