食べることで満たされる
私が食べることに目覚めたのは大学3年から4年にかけてだと思う
小さい頃から全然食べない
好きな食べ物は？って聞かれたらお菓子
給食の白米は一切手をつけない
夜ごはんも食べたことはほぼない
痩せてるよね〜！ほんと細いね！
ことあるごとにそう言われた
ごはんをたくさん食べたり体重が増えたりすると褒められる
意味がわからないこの状況だけどそれくらい食べない子だった
そんな私は胸もなかった
中学時代胸がなくて男子にいじられた
いつか見返してやる！って思ってたけどまさかほんとに巨乳になるとは
大学に入ってから何があったのか胸がどんどん大きくなり今となってはEカップ
痩せてるから誰も信じてくれなかったけど
そしてあるとき気付いた
昔はガリガリで胸の下は骨！
だったはず…あれ？骨見えない。
普通に胸もあるしこれでも痩せてるって言われるしいいや！
ちょうどいいってことだ！
ポジティブにそう思ってた
大学3年の夏
私はよく食べるけど細い友達と仲良くなった
そのことがきっかけで私は食べるようになった
最初はほんとに普通の人くらい食べられるようになっただけ
それが気がつけばフードファイター！
大盛りで有名なごはん屋さんで部活をやってる男子が食べるような定食をぺろり
食べきれなかった友だちのごはんもぺろり
ごはん屋さんに行くとおかわりも覚えた
ほんとよく食べるね〜痩せてるのに
この言葉が気持ちよかった
そう言われることが嬉しかった
気付いたら体重がどーんと増えて
写真に写る顔はまんまる
痩せなきゃ〜戻さなきゃ〜
そう思ってるのに食べることをやめられない
気づけば食べることで満たされてた
やめたいのにやめられない
このまま過食嘔吐に走るしかないのかな
それくらいほんとに食べることがやめられない
痩せたいのに
このまま私の体はどうなるんだろう