偏差値37からの高校受験 #15 「中学2年2月 まさかの英検三級合格」
うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。
この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。
前回は、英語を筆頭に三科目の偏差値が50台になったというところまでお話しました。
初めて英検にも挑戦しました。まずは自信をつける為に多分受かるであろう4級と、合格には何が足りないか確認する為に3級を受験しました。
先に結果が出た4級は予想通り「合格」でした。
学校で受験した3級はその二週間後くらいに結果が出たのですが、タイトルの通りなんと「合格」(一次試験)でした。びっくり。
しかもぎりぎりではなく、合格点から少し余裕のある点数で。
仕事中に息子からLINEで合格の写メが送られてきた瞬間一年前の取っ組み合いの日々を思い出し、予想していなかった今に涙が出てきました。
思わず非常階段へ飛び出し息子に電話しました。
「おめでとう!!本当に凄いし、嬉しくて涙が出てきた。」
「そんなに?(笑)塾の先生のおかげだよ。」
「そうだね。でも息子も頑張らないと合格はできなかったよ。頑張ったね!」
英語を勉強し始めて一年も経っていないのに、私が中3で受かった三級に中2で合格するとは。我が家はざわつきました。
私の妹「息子は伸びしろしか無いね。」
祖父「一体息子に何があったんだ!?お金が無いから豚だけど。」
とお祝いにローストポークを焼いて来てくれました(笑)
想定外とはまさにこの状況、、、こんな結果誰が想像できたでしょうか。
塾の先生に報告すると「こうなると予想してた。」と意外な反応が。
三級受験直前の息子の勉強している姿を見て先生は「いけるかも」と思ったそうです。私が見えないところで、想像以上に頑張っていたのか。
その日から一週間後の二次試験まで塾で授業の後に対策をしてくれました。先生曰く、「やってみたら完璧だった。当日緊張して黙らなければ受かる。」とのこと。息子は緊張しないので、多分大丈夫だろう。
家でもある日夕飯時に私と息子で「二次試験の練習に英語だけで話そう」と合ってるのか間違っているのかわからない英語でふざけて話したこともありました。
二次試験の結果はまだ来ていませんが、見切り発車で息子は今日から英検準二級の過去問を始めました。
6月の合格を目指すそうです。頑張れ息子!
英語だけ順調な息子ですが、学校の成績は今のところ変化無しでアヒルに煙突が混ざっている状態です。先日期末試験を終えての息子の一言は、「ごめん、次は頑張る」。
いや、それ何回聞いたかな。次は三年生だけど、、、大丈夫?
せっかく偏差値が上がっても成績が上がらないと受験できる学校が、、、
学校でも英語だけは授業態度・試験の点数は良いということで、
「今の調子なら3は取れると思いますよ」と言って頂きました。
取れたら、中学生になって初めての「3」です。
「4を取るにはあとは提出物ですね。」
提出物まだ出してないんかーい!! 帰ってきたら覚えてろよ。
「それはそうと、英検三級やりましたね!いやー本当に凄いですよ。凄い進歩じゃないですか!お母さん頑張りましたね!!」
担任ではないのに、いつも気にかけていただきありがとうございます。担任はいずこへ?
「英語の授業では、クラス一勉強ができるA君と二大リーダーの一人になってますよ。」
リーダー、、、息子がリーダー、、、? 想像できない(笑)
帰ってきた息子に先生から聞いた内容を話すと、
「そうなんだけど、皆から英語だけじゃんって言われてる。」
「うん、、その通りだしね。他も頑張れ。」
これまでは中3中心だったけれど受験が全て終わったので、今度は息子の学年に全力投球すると塾の先生。
三者面談の結果、3月から理社も追加で5科目のコースを選択することにしました。
「理社も基礎からわかるようにじっくりやるから、これからまだまだ伸びるぞ。楽しみにしていてくれ。」
ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。
環境は整った。息子よ、あとは君次第だ。
長文最後まで読んでいただきありがとうございます。
つづく
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