START
なんだって、最初の一歩は勇気がいる。
もしかしたら、失敗するかもしれないし誰にも認めてもらえないかもしれない。
どれだけ頑張って一歩を踏み出したって何も結果は返ってこないかもしれない。
踏み出した先に何が待ち受けているかなんて誰にも分からないのだ。
ドキドキ。
久々に自分の鼓動が早くなる。
ホントにいいの?
送信しちゃうよ?
もう一度自分に確認して、送信ボタンを押した。
みさおさんが企画した、
7day challenge English
7日間英語に触れて、最終的にZoomで英語のスピーチをするというプロジェクトだった。
この企画の前からみさおさんには、毎週水曜日の英語トークレッスンでお世話になっていて、毎回すごく楽しい。マーク先生やみさおさん、そして一緒にレッスンに参加しているあたたかい方たちと英語を楽しく学ばせていただいている。
だから今回もこの企画を知ったとき、やってみようかな?と思ったのだ。
でもさぁ、7日間も英語のワークできるわけ?
YesとNoぐらいしか私はしっかりと英語を話すことができないし、
うまく英語を聞き取ることもできないし、
文法が分からないのはもちろん、そもそも単語すらまともに書けないし……。
と、結構ネガティブであった。
自分ができなさすぎて色々迷惑をかけてしまうかもしれない。
うーん。
うーん。
不安は無限に沸いて出てくる。沸き出すぎてどんどん絡まっていくではないか。
これはもうしょうがない。
原点に戻ろう。
私はいったん不安を手放し、自分の心に「やりたいの?やりたくないの?」と聞く。
「やりたい」
そりゃ、英語は全然うまくない。だけど、やってみたい。挑戦してみたい。それが私の思いだった。不安はたくさんあるけど、踏み出してみないと何も始まらない。
ということで、始まった7日間。
その結果は……
ものすごく楽しい!!!!
すごくシンプルな言葉になってしまったが、本当に楽しいのだ。
もちろん、どんな風に書いたら良いのかな?と悩むこともあった。そんなときは辞書で調べたり家族に聞いたりして進めることができた。
また、
「こうするといいよ!」
とアドバイスをくださったり
「すごいね!」
とお言葉をいただき、心がほかほかした。
学んでいくなかでたくさん発見があり、学校の授業でも「この文法は7day challenge Englishで学んだぜ!」と早速活躍する機会があった。
そして、最終日。
ドキドキ緊張していたZoomでのスピーチも、しっかりと発表することができた。画面からはマーク先生やみさおさん、参加者全員のあたたかさが伝わってきて、
「英語を学べたことはもちろん、素敵な人たちにたくさん出会えて本当に良かったな」
と心の底から思った。
企画終了後も
この言葉を英語でいったらどうなるのかな?
この英語ってもしかしてこんな風に言い換えることができるんじゃない?
と、たくさん英語に触れることができている。
また出会ってくださった方々とも楽しく交流をさせていただいていてとても幸せだ。
時々私はふと、走っているなぁ、と感じる。
今までは
「走るよ!頑張るよ!」
と言いつつ何も行動できていなかったが、
今は少しずつだが進んでいる気がした。
今年はずっと気になっていた歩き方を
学びに、ウォーキングレッスンに行ったり
浴衣を購入し自分で着付けをできるように練習している。
「すごいよ!背筋がぴんとしてる!」
ウォーキングレッスンが終わったあと家族に褒めてもらい、嬉しかった。
浴衣も1人で帯を結ぶところまでは着られるようになり次は帯の結び方を学ぼうとワクワクしている。
この夏は色々なことを学んだ。
そしてまだまだたくさん挑戦したいことがある。
母と一緒に起業をしたい。
洋服のデザインをしてみたい。
海外に行きたい。
学校をつくってみたい。
たくさんたくさん夢がある。そしてこれからも夢はどんどん増えていくだろう。
一歩踏み出した先に
何が待ち受けているかなんて誰にも分からない。
ときには失敗するし、
私はまだ中学生だから
「子供にそんなことできるわけないだろ」
とか
「世間知らずだな」
と、思う人がいるかもしれない。
確かに、100%中100%、成功するわけじゃない。
それに、まだまだ世間にたいして知らないことは多いだろうし、難しいなぁ、と思うことはたくさんある。
でも、私はその失敗ごと経験にして宝物にしたい。
知らないことがあるなら、全部知って
そのうえでまた、夢に向かって走っていく
エネルギーにしたい。
踏み出した先に何があろうと、私は挑戦したいと思う。
私のSTART地点はここからだ。