自己基盤を整える:妥協をやめる
前回の記事で、「自分の上位のストレングスを活かすのに重要なのはパーソナルファウンデーション(自己基盤)です」と書きました。
パーソナルファウンデーションをずっと勉強中なのですが、以前参加した日本コーチ協会栃木チャプター主催、パーソナルファウンデーション(自己基盤)「妥協をやめる」について参加報告します。
https://coachtochigi.wixsite.com/home/2020-6
そもそもパーソナルファウンデーションの勉強って、どういうことなのか…。
そこからお話ししますね。
日本にアメリカからコーチングが最初に導入されたのが1990年代です。
パーソナルファウンデーションのワークショップの講師を務める近藤真樹コーチは、その導入されたときにコーチングのテキストの作成にかかわっていました。
当時アメリカから3000ページのテキストが送られてきましたが、そのうち1000ページがパーソナルファウンデーションについて書かれたものだったそうです。
コーチングには自己基盤を整えることがいかに重要か…、それを物語っていますね。
しかし日本用のテキストを作成する途中で自己基盤についてのページは大幅にカットされ、ほんの一部しか残されなかったのです。
そのため、近藤真樹コーチはアメリカのトマス・レナード氏が提唱しているパーソナルファウンデーション(自己基盤)のワークショップをライフワークとして継続して行っているのです。
パーソナルファウンデーション(自己基盤)には10本の柱があります。
・妥協するのをやめる
・自分自身を完了させる
・統合性を取り戻す
・自分のニーズを満足させる
・境界を広げる
・基準を引き上げる
・蓄える
・家族の基盤を強くする
・コミュニティを深める
・価値に向き合わせる
その中の「妥協するのをやめる」が今回のテーマでした。
「妥協をするのをやめる」とどんないいことがあるのか…、
時間の無駄遣いが無くなり、人生の質を向上させるための時間とエネルギーが十分に持てて、自分を成長させることができる。
結果、人間関係の質も向上し、満たされた人々と時間を共有することができるのです。
まずは、ふだん妥協していることを30~50個書き出します。
書いてみました…が、妥協していることなのか未完了のことがらなのか、ごっちゃに書いてる感じです。
未完了は、自分一人でどうにかできること。でも、妥協は人との関係性の中から生まれてくるものもあるそうです。
たしかに、「あの人にわざわざ言うのは面倒だからこのままにしておこう」と思ったものが書かれています。これは妥協ですね。
まずは自分が妥協しているものを確認して、次の進むステップは…、家庭内、仕事上で妥協していることを10個ずつリストアップして、それらを排除するための行動を起こしたり、不平不満は言わない代わりに強くリクエストしたり…。(心の声:うう~ん、ちょっと大変~…。)
パーソナルファウンデーションについて学んでいくと、「継続してブレずに貫く力」が必要だなと感じます。
さて「妥協するのをやめる」について学んだ私は、一つ行動を起こしました。
どうしても考えかたが理解できない方からもらった、湯のみ茶碗を捨てました。その茶碗を見るたびにちょっと「ざわっ」とした感情があったのですが、それを捨てると、その方が茶碗をくれた時の感謝の気持ちを無下にしてしまうように思っていたのです。
でも食器棚からその茶碗がなくなったことで「ざわっ」っとする感情に時間をとられることがなくなりました。
「時間の無駄遣いがなくなる」ってこういうことか、と理解できました。
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