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「ショートケーキは背中から」をアーユルヴェーダな視点から。#58

こんばんは。


今日は平野紗季子さん著の「ショートケーキは背中から」を読んだ感想を
アーユルヴェーダな視点からお伝えしたいと思います。


第2刷をする前に第3刷が決定するという、
凄まじい勢いで売れていますね。。

平野さんの食への愛が世の人にも伝わっているのだと感じます。

平野さんの本たち。

まず、平野紗季子さんの本をぱらぱらと開いて感じるのが
言わずもがな食への愛。


ただ「美味しい」とか「そうでない」とかではなく、
店主の想いとか、店内の雰囲気とか
「食事の時間」を全てひっくるめて
食の想いを書いている。


目の前のお料理を、
お店の空間を、
全身でたのしみながら。

アーユルヴェーダでは、
「精神的に不安定なときに食べてはいけない」

というくらい、食事のときに
マイナスな感情を抱いたり
食事に集中できない環境では食べない方が良いと言われている。

そんな中で食事をすると体内で毒素(アーマ)が
溜まってしまうから。

アーユルヴェーダでは、
食事をするときは
健康によい食べ物を、、というよりも
まず大前提として
「心穏やかに、たのしく、おいしく食べる」
ことがよいとされる。

食事瞑想のように、目の前の食事に集中して
食べているものひとつひとつを
口や鼻、目で感じながら食べると
身体もきちんとその食物を受け取って、
身体の栄養源にしてくれる。

平野さんは、食への愛が強いあまり
自然とそれができているのだと思う。


そうでなきゃ一度の食事からこれだけの情報量や味の感想をいだくことはなかなかできない。

この書籍の書評で、くどうれいんさんは
「おいしいものを食べ続けても麻痺することなく感動と興奮をし続けるには根気と体力が必要で、
その点「食べれば食べるほど、食べものの魅力は増すばかりなのだ」という
平野紗季子は食の避雷針としてあまりにも優れている。」
と書いている通り


毎日、生活に欠かせない、
作業のようになっている人もいるかもしれない
「食事」で毎回そのときを大切に、
そのお料理を新鮮に感じて食べるのはなかなか至難の業だ。


でも平野さんのように
毎回目の前の食事に集中して、
おいしく味わいながら楽しく食べることができたら。


私もこれを読んで
アーユルヴェーダのセラピストとしてだけではなく
一人間として、食事への姿勢を改めようと思わされた。

私がこの本の中でとくに好きな項目は、
「①レストランが教えてくれるもの」。

偶然出会って通い始めたお店が
閉店するまでのお話。
そのお店に行くときには決まって
おめかしをしたり
ときには恋人を紹介したり…
平野さんの日々を彩ってくれたそのレストランのお話が素敵だった。


自分もいつかこういうお店に出会いたいと思った。

…とまぁここまで熱々に想いを書いたのだけど、
実はまだ読了していない。(半分までしか読んでいない)

ざっと一気読みするものではないと思ったから。

平野さんの食への愛を真正面から受け止めつつ
毎日少しずつ読むべきだと感じ、
私は毎日2.3個ずつをじっくり味わいながら読んでいる。

同時に、平野さんのお店リストをGoogleマップにピン立てして。

これが最近の毎朝の読書時間の楽しみである。



皆さんにもぜひ読んでみていただきたい一冊!


毎食毎食を心からたのしんで、
味わって、いただきましょう。

そうしたら必ず身体に必要な栄養となって
くれるはず。

それでは。

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