ひらかたハーフマラソン
今年も、チームメイトたちと新春走ろうかいひらかたハーフマラソンに出場しました。
毎年、成人の日に開催されるこの大会。
ハーフマラソンのほかに、5~10km部、小中学生部、当日成人式に出席する新成人の部もあり幅広い層のランナーたちが参加していました。
また会場にはタレントで枚方市出身の森脇健児さん、
マラソンアドバイザーの三津家貴也さんの姿もあり華やかな雰囲気で開催されました。
私は、2月と3月のフルマラソンにむけて脚力アップとハーフの自己ベスト更新を目標にエントリーしました。
サブ90への挑戦
昨年の枚方ハーフで1時間32分57秒の自己ベストを記録。
今年も記録の更新と、あわよくば1時間30分を切りたいと思っていました。
しかし、年末年始の練習で4分15秒/km以内のペースを2kmしか保てず(サブ90には4分15秒/km以内で走ることが必要)、不安がある中でレースをむかえました。
レース当日。
テーマを2つ掲げました。
①息があがる”閾値ペース”で走り続ける
②サブ90ランナーの @tanukidapom についていく
自分の限界に挑戦して自己ベスト更新を目指し、
チームメイトでサブ90を達成しているエースの @tanukidapom に食らいつき
見える範囲で走り続けることが出来ればサブ90を達成できると思い掲げました。
また今回は怪我で応援に回っていた @osaki.hiroaki から「レース中に時計を見ちゃだめだよ」と言われました。
昨年の枚方ハーフでレース途中に時計を見て練習よりかなり速く走っていることに気づきペースダウン。
その結果、自己ベストは記録したものの、やや余裕を残してのフィニッシュでした。
今回はタイムを気にせずに攻めろ。そんな@osaki.hiroaki からのメッセージでした。
スタート
9時35分、第2ウェーブのスタートとともに勢いよく走り出す。
昨年の経験からスタートダッシュがポイントだと感じていたので飛ばす。
ハーフマラソンは駆けっこ、先手必勝。
渋滞により少しペースが落ちると@tanukidapom に抜かれる。やはり速い。
離されるとまずいと思い、走るラインを変えて渋滞をよけ、再び閾値ペースに戻すと私がまた前に出た。
息は上がるが荒れる程ではない。すれ違う仲間と一声ふた声掛け合える良いペース。
3km地点の折り返しを過ぎても先行していたが、背後から迫る足音、息づかい、人陰から @tanukidapomがすぐ後ろにいることは容易にわかった。
予想に反して先行する展開となったため
②のテーマは頭から離し、①の閾値ペースで走ることに集中。
ここからエースに追われるレースが続く。
エースから逃げろ
追われる展開となったが、意識をすると走りが乱れる不安があったので自分の走りを心がける。
いつも練習でやってる足の接地。腕の振り。
ペースを保って8km地点まで通過。
ここから同じような景色が続く単調なストレートに入る。
ここで @tanukidapomの気持ちが疲れてくれたら引き離せるか?そんな期待を抱いていたが気配は変わらなかった。
私もペースの維持に努めていたが、脚に疲れを感じ始める。
気がつけば息が上がらずに走っていた。
脚の疲労からかペースが落ち、閾値ペースより遅くなっていたのかもしれない。
エースは変わらず背後に迫る。
ここで引き離せるかと期待したがそんなに甘くなく、逆に自分のペースが落ちることに。
順位逆転
13〜14km間の折り返しも私が先行する形で進む。
折り返し後にすれ違うランナーの中に @tanukidapomの姿はなかったので背後ベタづきランが続いていると自覚。
そして14kmあたりでついに背中をタッチされる。追いつかれた。
そして簡単に追い抜かれる。
抜かれぎわに「ペース落ちてますかね?」と聞くと
「うん、5秒ほどかな。」と教えてくれた。やはり落ちているか。
ペースを維持するエースとの力の差を感じた。
形成がかわり@tanukidapomを追いかけることに。
ここで引き離されてはまずいと思い食らいつく。ピッチをあげる。
なんとか背後で食らいつくも15kmをすぎた所から徐々に後ろ姿が遠ざかっていく。
16kmの給水所でドリンクを取るために少しペースが落ちたのか、そこからどんどん離されてしまった。
脚力、メンタルともに追いつくには至らず。
スタートから限界を攻め続けたが16kmで力尽きてしまった。
ここから1人でのランになる。
ノーウォッチ 自分との戦い
@osaki.hiroaki の助言どおり、ここまで時計を見ずに走っていた。
自分のペースは分からず体の感覚だけで走る。
@tanukidapom に置いていかれたこと、ペースが上げられず力尽きたことから、落ちていることは分かったが、
ここでの頑張りが自己ベストの更新、また今後のフルマラソンのサブ3のステップになると信じて走った。
できるだけペースを維持してラスト1kmは飛ばせるだけ飛ばそうと決める。
19km地点をすぎた橋の所で @osaki.hiroaki が応援してくれていた。
「エースとは50秒差、あと1.5km!」
橋を渡たり20kmの表示が見えた所から飛ばす。
インターバル走の気持ちで走る。
腕を振り、重い脚を振りまわして前に進む。
息が荒れる。
ゴール前の砂利道で何度も足を捻りながら、力を振り絞り、
なんとかフィニッシュ!!
自己ベスト更新 サブ90
最後まで時計は見ずフィニッシュラインを通過した。
フィニッシュエリアには私より1分30秒以上はやくゴールした@tanukidapomが待っていてくれた。
声をかけてもらい、スタート以来となる時計の画面を見ると
1時間27分34秒の表示(大会のネットタイムは33秒)!!
「◻︎△×〒?%ーーー!!!」
なんと言ったか覚えていないが驚きと喜びが入り交じった声を発していた。
まさか本当にサブ90を達成できるなんて。
不安がある中での大会でしたが、大きな目標を達成できて嬉しかった。
何より、この結果を残せたのはチームのエースである @tanukidapomが追いかけて走ってくれたからこそ。
彼の煽りランがなければ途中でペースは更に落ちていたと思います。
また@osaki.hiroaki のノーウォッチ助言もプラスになりました。
タイムや心拍数を意識せず、自分の限界を攻めて力を出し切り最後まで走ることができました。
チームメンバーたちのおかげで達成することができた、大満足な記録。みんなに感謝です!
またフルマラソンのサブ3にむけて僅かな光が見えた気がしたことと、
明確な課題も見えました。
課題は、
・閾値ペースを長く走り続けること
・周りを期待せずに攻める
今回の枚方ハーフで後半急激にペースダウンしました。
閾値ペースを長く持続することができれば更に記録を更新できるはずです。
また序盤に@tanukidapomのペースダウンを期待してしまいましたが、そんなに甘くはなく逆に私のペースが落ちました。
もしかすると期待からメンタルが崩れペースに影響したのかもしれません。
その2点を課題として更に練習を積めば、サブすr、、、
あまり大きな声で言わないようにしておきます笑
1歩1歩進むことで新しい景色が見えてくる
次の目標は2月の京都マラソンで3時間10分を目指します。
枚方ハーフ楽しかったー。
運営、ボランティア、沿道で応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
また来年も出場します。