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カロリー制限と糖質制限

 ダイエットについてわかったことがあります。諸理論が乱立している上に、お互いがケンカしているということ。もっとも、ケンカには激しさがあり、ガチのどつきあいもあれば、陰口や悪口程度まで様々ではあるのですが…。特に困ったのが、カロリー制限論と糖質制限論についてです。

 概ね世界は、「摂取カロリー < 消費カロリー」の場合、痩せる。との認識で間違いないでしょう。多くのダイエットはこれをいかに実行するかに知恵を絞っていると言って、過言ではないと思います。

 そもそも、カロリーは食べ物に含む「糖質」と「脂質」と「食物繊維」の重さにそれぞれ係数をかけて、足し合わせたものなのだそうですが、「糖質以外は肥満に関係ない!」という派閥が存在します。「(良質な)脂質」は脂肪燃焼を助け、余分にとっても体外に排出される、「食物繊維」は脂肪排出を助けるから、摂り放題だそうです。「糖質」のみが絶対悪なのです。

 「カロリー制限ドグマ」では総摂取カロリーが問題となるため、食事量そのものが制限されます。一方、「糖質制限ドグマ」では糖質以外は食べ放題。
 アーモンドを例にすると、カロリー教では、「アーモンドは体に良い成分なのですが、くっそ高カロリーなので食べ過ぎないようにしましょう」となり、糖質教では、「アーモンドの脂質は良質な脂質で食物繊維も多い上、糖質は少ないので好きなだけ食べなさい」となります。個人的には糖質教を信仰したい。

 「コメ」の場合は、「糖質制限をすると対餓死防衛本能が発動し、痩せにくくなる為、しっかりコメを食べて糖質もバランスよく摂取しましょう。食物繊維も摂れますし。でも、コメはカロリーが高いから食べ過ぎては駄目ですよ」というのがカロリー教。「コメなんて糖質の塊で言語道断。コメを食うくらいなら卵を食え」が、糖質教。こちらは、個人的にはカロリー教を信仰したい。
 こんな感じで、なかなか意見の一致が見られない。中にはカロリーも糖質もご法度なハードシップモードの、目指せ!ダルシム!な人々も…。ダルシム教が真理なら痩せるのは諦めてもいいかも…。
 
 一体、どっちなんでしょうか?

おわり
 


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