
2025年、愛とつながりに生きる。
※2025年1月23日に6周年を迎える母親アップデートコミュニティ(HUC)『6周年祭カウントダウンカレンダー』に賛同しての記事です。
心を震わせた一年の振り返り
「2024年、心を震わせて生きる」
この宣言の通り、2024年は心をよく震わせて生きた。その震えを原動力に、清水の舞台から飛び降りるような選択もいくつかした。迷いや失敗もあったし、成功やお祝いも沢山あった。そして今この瞬間、静けさと共によい一年だったなあと感じている。まずはそのことをお祝いしたい。
いま心を震わせていること①|女性の気づきと行動
いま心を震わせていること②|みんな違ってありがとう
いま心を震わせていること③|生み育てる人にマインドフルネスを伝える
いま心を震わせていること④|心を震わせ合い、共に祈ることのできる仲間づくり
昨年の年末に心を震わせていたものとその結果を振り返ってみる。
①女性の気づきと行動
瞑想はそれそのものが目的ではない。より良い行動を生むためのスペースづくりと言っても良いのかもしれない。慈しみをもって飲むお茶のひとくちの平和は、私から世界を変えることと同じ。それはマインドフルに不正に気づきそれを言葉にすることと同じであるはず。結びつき、繋がり、行動する。そんなことをやっていきたいと思っている。
「私から世界を変える」という意識のもと、マインドフルに不正に気づく。2024年は、そんなことを試してみた。『自分を解き放つセルフコンパッション』を読む、二つの会に参加し、受容的な「陰のコンパッション」だけでない、時に"No"という強さを持つ「陽のコンパッション」を学んだ。いくつかのジェンダーについて学ぶ会にも参加した。
②みんな違ってありがとう
娘が生まれ、SNSで見知らぬフォロワーに実名で発信するようになってから、万が一娘に危害が及んではという思いから公に言いにくくなった「在日」というルーツ。黙っていることが本当に娘のためだろうか。それより、当たり前のように声に出して私から世界を変えていくことこそが未来のためじゃないだろうか。「私はみんなと違う。みんな違ってありがとう。」ということを、声に出してみようと思う。
「みんな違ってありがとう」ここに書いたような民族的なことを発信する機会は少なかったけど、ありのままの自分により深く気づく一年だった。そして今、一周まわって、それを自然な形でオープンにしておくことの必要性を感じている。私がどんなルーツを持っていても、愛とつながりを感じてくれますか?性別、民族、仕事の利益などに関わらず、ただ人間として一緒にいて心地良い、来年はそういう人と人生のリソースを共有することを、さらに意識していきたい。
③生み育てる人にマインドフルネスを伝える
このあたたかい感じは、マインドフルネスでしか起きない。マインドフルネスが多くの人に受け入れられ必要とされていることに心が震えた。すぐに月一回のマインドフルな気づきと分かち合いの場をスケジューリングした。この場を育ててみたい。
この宣言のもと、はじまったU-me-cafeマインドフルネス部。月に一回、『忙しいお母さんとお父さんのためのマインドフルペアレンティング:子どもと自分を癒し,絆を強める子育てガイド』を参考に、マインドフルネスを探究する場だ。最後まで人が集まるかしら、という心配は取り越し苦労になった。泣いたり笑ったり、時に静かになったりを共有するかけがえのないつながり。私にとっても安心安全で、愛とつながりを感じられるこの場を来年度も続けていきたい。
④心を震わせ合い、共に祈ることのできる仲間づくり
ボランティアさんにとっての価値は何だろう。キックオフに投げた問いの答えを、振り返りで流れた涙に見た気がしている。この意味深いイベントを継続するために、そして私たちの心の震えと祈りの灯を守るために、旗を振ってみよう。
法人が主催するマタニティイベント「Well-beingな生み育て準備」を今年も6月と12月に開催した。12月は本会場を東京とし、複数都市とオンラインの同時開催となった。先日運営チームの振り返りがあり、改めて大阪スタッフの頼もしさと熱を感じたし、新たな展開に対するわくわく感や、他会場の創意工夫に刺激を受けてアップデートされる感じもした。
来年も探究したいのは、関わるすべての人の「Well-being」と、「知識」「体験」「つながり」。特に「Well-being」と「つながり」にフォーカスしていく。
2024年の気づき
新たなメンターとの出会い、そして本物であること
昨年はコーチングを受けることで大きな変化があったが、今年も自分ひとりでは決して辿り着けなかっただろう場所に導いてくださったメンターとの出会いがあった。彼らから受け取った多くのことを敢えてひとことで言うならば、それは「より本物の自分である」ということだ。自分にとって何が一番大切なのかに気づき、自分の人生を誰のせいにもせず主体的に歩む決意ができるよう導いていただいた。
自分の感情の責任を自分でとる
母は私の手を握って「ごめんね」「今日この話しができてよかった」「ありがとう」と言ってくれた。この触れ合いがずっと必要だったと、長い間満たされなかった心の一部分がストンと落ち着くような感覚を覚えた。
2024年の年始に、母とこんなやり取りがあった。実はこの話はこれで終わりではなく、この数ヶ月後、私は両親から呼び出され、父と母、両方から自分の生育歴で起きた様々な理由で、上手に子育てできなかったと打ち明けられた。その場は私の方からも両親に詫び、赦しを乞う場になった。「これまで、自分の人生でうまくいかなかったことを少なからずあなたたちのせいにしてしまっていた。ごめんなさい」と。子育てって、なんかすごいよね。
自分の感情や人生の責任を100%自分でとるという宣言でもあった。自分で自分の自由を選択した、いわば独立記念日である。
もう闘いはいらない
自分の感情の責任を自分でとる。その上で、もう闘いはいらないということにも気づいた。なぜなら、強さと闘いは違う。闘わなくても強くあることはできる。強くあるために、"No"を言うために、怒りや闘いという感情を抱く必要はないのだ。この気づきが、前述の「女性の気づきと行動」というところで年の初めに感じていた違和感を拭ってくれた(民族のことも然り)。
身体、身体、そして身体
より本物であるために、身体を大切にするということも探究した。お酒をやめ、食事の健康さを意識するようになり、睡眠の質を上げ、運動をして筋力と柔軟性を高めた。人生で起きていることを麻痺させるようなものと距離を置き、クリアな意識で愛や幸せ、喜び、楽しみを感じられるものを選択する。それが少しずつできるようになってきた。好奇心のまま、この先にあるものを探究したい。
2025年、愛とつながりに生きる
2025年、さらに私が本物になっていくために、私にとって大切だと感じていること、それが「愛」と「つながり」(もうひとつ言うなら「リラックス」)だ。ヒト、コト、モノ。どんな選択も、愛とつながりを感じられるか、育むことができるかを基準にしてみたい。
愛とつながりを感じるお仕事を選択する
仕事では、まずはスペースを作ることが最重要だと感じている。元々どれだけ意義深い仕事だったとしても、量が多すぎるとそれは疲弊の原因になる。愛とつながりを感じられる仕事を、それを感じられる人と、それを感じられる量だけ取り扱っていくことを意識したい。
嫌われちゃったかもって思うようなピンチの時って、相手の気持ちを読んで心配することよりも、相手の行動の原動力を見たらいいと思う。怒りや闘いを原動力に、簡単に1人の人間を嫌ったり、雑な扱いをするような人とはお仕事関係もお友達関係も持たない方が平和で幸せでいられる。嫌われて良いんだよ。
— 望月里恵|U-me代表 (@riejosanin) December 27, 2024
パートナーシップとマインドフルネス
2024年はパートナーシップやセクシャリティについて取り扱う場に触れることが増えた。実は今年は私たち夫婦にとってもパートナーシップの大転換期だった。大きくゆらいだ時期を越えて、今、改めて愛とつながりを感じられていることを祝いたい。他方で「まだまだこんなもんじゃないよ」「本物のパートナーシップはこれから」という感覚もある。
そう感じているのは私だけじゃないようで、私にいつも愛とつながりを感じさせてくれるHUCマインドフルネス部の読書会でも年始から『パートナーシップとマインドフルネス』を読み始める。楽しみなことのひとつだ。
瞑想と探究
この一年で、瞑想は、私にとってさらに大切になった。そして、探究の新たな扉が開いている。瞑想、マインドフルネス、身体、パートナーシップ、セクシャリティを切り口に「愛とつながり」を見ていきたい。
愛、それは憧れでもある。本当の愛って何?実は私もわかっていないのかもしれない。助産とかマインドフルネスとかを探索して、どうやら愛というものが人や世界に大きく作用しているらしいということを嗅ぎつけた、冒険家の気分でここにいる。
愛とつながりを冒険する2025。皆さまの2025に触れる機会があったら、その時はよろしくお願いします。
今年も皆さまとのつながりに恵まれて豊かな活動をさせていただきました。
心より感謝申し上げます。
皆さまがよき年をお迎えになりますように🙏
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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