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現場の沸騰経済学

製造業の最前線で戦うマーケッターでもある筆者による経済(グローバルマクロ)の勉強マガジンです。マクロ思考が出来るビジネスマン・投資家向け。
このマガジンを購読すると科学技術の知識やビジネスに必須の知識が身に付きます。これらは真の投資家にな…
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記事一覧

平均年収ランキングについて(化学)

有名なホワイト業界である化学業界も、川上の石油化学分野から崩壊が始まっている状況が広く知られるようになってきました。 例えば、三菱ケミカルは、日産並み、もしくはそれ以上に社内統制が混乱していましたが、新社長のもとで再び川上の石油化学で収益を上げる企業へと転換を図っています。一方、三井化学や住友化学、レゾナック(旧昭和電工)などは、業界再編を進めながら川下分野へ移行しようとしています。 さて、今後どのようになると思いますか? ホワイト業界として知られる化学業界の未来につい

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【体験談】転職の注意点と中途入社後のポイント

今回は筆者の体験談です。ここ数年でビズリーチのCMも有名になり、転職者は急増。かく言う私も某企業から別の企業に転職しました。 私の転職の仕方は少し特殊で、前職と似た分野へ移っており、直接の競合ではないものの、およそ文化は分かっている状態で転職しています。 しかし、それでも最初の半年は特に目まぐるしい忙しさで、(暗記ゲーである早大模試/日本史で全国1位を取ったことがあるくらいには)記憶力に自信はあった方なのですが、さすがに脳のメモリ不足をひどく痛感しました。 また、前職の

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【マガジン112】オーストラリア企業研究(大手30社)

今回のマガジンは日本の政治とは関係なく、私が注目しているオセアニア国家・オーストラリアの企業研究です。 オーストラリア経済を支えている大手企業を一目で良いから見ておくことで、世界経済の理解が1歩進むと思います。 なんせオーストラリアは資源大国ですからね。 それでは早速参ります。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 30. Sonic Heal

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【答え合わせ】(ほぼ)テンバガー/日本アビオニクス

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【マガジン111】最近の国際情勢をすべて詰め込んだ超有料級(仮)のメモ

この2週間くらいの国際情勢、政治経済ニュースを一気におさらいする記事です。今後の経済予測に役立ちそうな内容だけに絞ります。 サクッと読んで、世界を俯瞰せよ。

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【マガジン110】日系石油化学の展望

2024年7月現在の見解です。 現在の世界経済、金融の世界は非常に分かりづらい混沌とした状況かと思います。 円安による1ドル=160円の突破(7月以降急激に円高に振れましたが、それでも1ドル=153円)、円安による自動車サプライチェーン、海運などの円安企業の増益。戦争継続によるエネルギーコストの高止まり、コンテナ価格の上昇など。 日経平均も4万円を突破したかと思いきや、円高による下落など。日産自動車は1Qの業績は利益99%ダウンという速報も出ていましたね。 良いのか悪

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【マガジン109】TOEIC800点の取り方について

今回は珍しく勉強の話をします。 YoutubeやXを見ると、「3か月でTOEIC900点を取った」だとか、「半年勉強してTOEIC860点超えた」だとかの投稿をよく目にします。 TOEICが果たして本当に英語力を測れているのかは別にして、英語力のある人はTOEIC900点近く取っているのは間違いありません。 また、現代社会における英語力の指標としては、TOEFLや英検などがありますが、民間企業だと分かりやすくTOEICを見ていることが少なくありません。 大手企業だと6

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【マガジン108】中国BEV業界に何が起きているのか?

今回は、タイトルの通り、中国市場のBEV業界(+PHEV)について様々な視点で書いていきたいと思います。 「BEVシフトは減速した」 「EVはもう終わり」 「結局はHEVがコスパ最強!日系メーカー最高益!」 世の中ではこのような主張や記事が出回り、すっかり日本人の中ではHEV時代が到来していますが、果たしてこれらは真実なのでしょうか? また、「儲かってるのはBYDだけでしょ?」という日本人の認識の中、中国市場では何が起きているのか、その点についても解説していきたいと

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【マガジン107】韓国企業の時価総額ランキング

今回は韓国企業の時価総額ランキングと、各企業の概要を確認していきます。 韓国も日本と同じで少子高齢化、出生率も低く、資源もない国なので、中東や米国のような余裕はありません。 「米国で流行ったことは日本でも流行る」というのはよく言われることですが、「韓国で流行ったことも、日本で流行る」というのが最近のトレンドです。 韓国では45歳定年とも言われているほどホワイトカラーも厳しく、早期退職したサラリーマンは、チキン屋さんを経営するのが一時期流行りました。 日本では唐揚げ屋さ

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【マガジン106】順番を間違えた産業界と三極化社会

2024年2月。現在の世界経済の状況は歪つなインフレ時代が到来しており、混沌期というにふさわしい状況である。 とある大手に勤務していた筆者が、マックス・ギュンター「マネーの公理」の第三の公理「船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。」という名言の通り、居心地の良かったグローバルチームの日本市場代表のポジションを捨てて、実質的にたった1か月の転職活動で別の化学系大手に転職したのも、この混沌期が及ぼした不可逆的なムーブメントなのだろう。 一方、日本国に関しては、政府と日銀の円安政策

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【マガジン105】成長の種が炭化する産業界と株高の実態

2024年も年明けから約2週間が経つ。初日から大震災が起き、翌日にはJALの航空機衝突大炎上事件、米英のイエメン攻撃など、亡くなった方には深くお悔やみ申し上げたい。 そんな波乱の幕開けの2024年だが、産業界では賃上げに関する動向が注目されている。日本の実質賃金は昨年11月に20か月連続のマイナスを記録しており、日銀の2024年の物価見通しこそ2.8%から2%半ばへ下方修正の議論に向かっているものの、2%目標は変わっておらず、目標達成の見込みである。

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【2Q決算分析】三井化学(2023年11月)

今回は三井化学の決算説明資料を読んでいきます。これで財閥化学は3社目ですね。 2023年の2Q決算は以下の通りです。 ・売上高:8,237億円 ・コア営業利益:420億円(5%) ・営業利益:312億円 ・最終利益:207億円

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【2Q決算分析】住友化学(2023年11月)

今回は住友化学の決算説明会資料を読んでいきたいと思います。 2023年2Q決算は以下の通りです。 ・売上高:1兆1870億円(22%減) ・コア営業利益:△970億円 ・最終利益:△760億円(過去最大)

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【2Q決算分析】三菱ケミカルグループ(2023年11月)

今回は三菱ケミカルグループの2Q決算説明資料を読んでいきたいと思います。 化学業界で日本最大規模を誇る三菱ケミカルグループですが、少し前に社長がジョンマークギルソン氏に交代となり、三菱ケミカルホールディングスから社名変更となりました。 雇用形態もジョブ型雇用となり、年功序列の廃止を目指しているのは業界でも有名な話です。 そんな三菱ケミカルですが、2023年上半期の結果は以下の通りです。 売上高は2.1兆円、コア営業利益は1,196億円(5.5%)、非経常項目を含んだ営

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