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花粉症友だち!って握手しよう
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春になり、私の、鼻腔センサーと眼球センサーがビンビン反応しています。
花粉症歴40年以上、小学校で教務主任をしているリッケンです。
みなさん花粉症は好きですか?と聞かれて「好き」と答える人はまずいないでしょう。
誰もが花粉症にネガティブなイメージを持っています。
ところが、先生が花粉症の場合、そのイメージを一気にポジティブなものに変えることができます。クラスに花粉症の子がいたら、『花粉症友だち』と言って握手をするだけです。
今日は、ネガティブなものをポジティブに変えていく先生の握手について書いていきます。
花粉症で握手
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花粉症の子がいたらこんなふうに声をかけていきます。
A:目〜かゆ〜い。
T:え!Aさん花粉症なの?
A:目も痒いし、くしゃみも止まらなくて・・・
T:(大げさにアクションしながら握手を求める)
A:???
T:花粉症友だちじゃない!先生も花粉症歴40年のベテランなんだけど、これからもよろしく。
この時期、目は痒いし、くしゃみが止まらなくて鼻水ズルズルで辛いよね〜。
A:ほんとに!わたしは、鼻の下がいたくて。
B:オレなんて、鼻かみすぎて、鼻血出たよ。しかも両方から!
T:え〜B君も花粉症!花粉症友だちじゃない。よろしく(握手を求める)。鼻血が出るなんて大変。
C:先生私もだよ、スギ花粉もあるし、ヒノキもだよ。
T:それは辛いね。Cさんも花粉症友だちだね。よろしく(握手を求める)。先生は杉とヒノキ、ブタクサ、イネ科の植物だよ。
もうこの頃には、あっちからもこっちからも、「ぼくも!」「わたしも!」と声がかかり、握手を求められるようになります。
こんなふうに、花粉症のようなネガティブなことでも、先生との共通点であることが分かり、「花粉症友だち」と握手を求められると、なんだかポジティブな気持ちになってくるから不思議です。
アレンジメニュー
他にも、ネガティブに捉えがちなことを握手によってポジティブに変換できます。
たとえば
メガネ
食べ物の好き嫌い
教科の苦手
寝坊
こういったことにも活用できます。
逆に言えば、何でも得意でできてしまう先生よりも、苦手なことがたくさんある先生の方が、子どもたちのことを握手によって勇気づけができます。
メガネの場合はこんな風に話をします。
メガネ友達
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子どもたちは、初めてメガネをはめるとき、恥ずかしかったり、みんなにどう思われるか不安に思ったりしながら登校します。そんな、初登校日を捉えて声をかけます。
T:Aくん、メガネ初めてだよね。
A:今日からです。
T:似合ってるよ〜。よく見えるでしょう?先生も、初めてメガネをかけたとき、衝撃を受けたんだよ。えー!世の中こんなにくっきりしてるの〜って。
A:オレも!
T:でしょう!(おおげさに握手を求める)ようこそ、こちらの世界へ!メガネ友達だね〜。末永くよろしく〜!
こんな風に話をすると、子どもたちが笑顔になります。
まとめ
ネガティブな共通点を見つける
大げさに握手を求め○○友達になる
先生方の苦手なものは何ですか?ぜひ、子どもたちとの共通点を見つけて握手をしてみてくださいね。
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