「恥の文化」と「罪の文化」
こちら、アメリカ人の女性人類学者ルース・ベネディクト氏が書いた著書「菊と刀 日本文化の型」の中の言葉なのだが、ベネディクト氏によると「日本人は他人がどう思うかという恥の文化」。に対して欧米人は「神様がどう思うかという罪の文化」なんだそう。
非常に皮肉な事なのだが、お寺というかなり日本的な環境で育ったはずの僕はなぜだか結果的に「神様(仏様?)と自分という関係性のほうをより重んずる罪の文化人間」になってしまったような気がする。そう考えると小学校時代から今までの「何故この集団の秩序を守れないんだ!」と突然先生や周りにキレられ、キレられた本人もそこで初めて「ゲゲッ、俺ってこの集団の秩序を守っていなかったのか、と言う事に気が付く」と言う失敗を繰り返して来た事に綺麗に説明が付く。
幸いな事に今はインターネットが普及して、頑張れば何かの集団に属さなくても本当にオール・アローンで生きていかれる時代になりつつある。集団で生きていくのが苦手であれば1人で生きて行けば良い。多様化した時代には感謝しかないんである。
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