壁は乗り越える物とは限らない。
例年だと1月2日は横浜の中華街のあるレストランで、新年会兼母の誕生日会と言うのをしていた。しかし今年は流石にそこにみんなで出掛けて行ってと言うのは現実的では無い気がしたので、実家でひっそりとスキヤキの会(しかも箸で1つの鍋をつつき合わないように出来上がったものを予め取り皿に分け、それを各自で頂くと言う感じで、感染対策もバッチリであった)を行った。
帰りふと目に入った近所の壁、実はこの壁に向かって中学生の頃はよくストロークやサーブの練習(テニスです)をしていた。当時はこのオレンジ色のポール(ミラーです)も無く、今空き缶が入っている排水口ぐらいの高さをネットとみたてて練習していたのだが、まさにこの排水口にサーブの球が見事にすっぽり入ってしまい、取れなくなってロストした事も何度もある。
ところでずっと前にあるインタビューで秋元康さんが「乗り越えられないなと言う壁が出てきたら、乗り越えようとするんじゃ無くて、横に動いてどこかに抜け道が無いか、もしくは物凄く高さが低くて簡単に乗り越えられる場所は無いか、探してみると良い」と仰っていたような気がする。あまり僕は「目の前に壁が現れた」と自覚する事は無いのだが(単純に鈍感なのかもしれない)、今年も何か困難に当たったら正攻法だけでは無く「横に歩いてみる」と言うのも実践して行きたいな、なんて思っている。あっ、家族みなさん元気そうで安心しました!!! もしかしたら今日の「スキヤキの会」も、ある意味少し横に歩いて辿り着いた結論なのかもしれません(とか言って発案者は僕では無いのですが)。