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国営ひたち海浜公園にて 4月24日

時間があるので、映画もいいがやはり旅がしたい。そんな思いで今が見頃だというネモフィラを見に国営ひたち海浜公園まで行ってきた。嫌味なほどテレビのニュースで紹介されてるが、珍しく流行りに乗っかる形で素直に楽しもうと思うことが、精神的にも良いのではと期待して。

母も連れてなので、できるだけ疲労が溜まらぬよう気を遣う。バスツアーは楽は楽だけど体調お構いなく動かなくてはならないので
却下。車はないので、当然公共交通機関に頼ることになる。単に自分が鉄道好きということもあるが。

最寄りから池袋に出て、実質ここが出発地。上野までは山手線。そして特急ひたち号仙台行に乗って茨城県の勝田駅まで1時間24分の乗車だった。自分一人だったら各停使うけどね。

上野駅8番ホーム  特急ひたち3号仙台行8:00発

勝田駅ではひたちなか海浜鉄道湊線に乗り継ぐ。改札内の乗り換えなので、専用のスイカ出場記録用の機械にタッチしてから、あらかじめセブンイレブンで買っておいた、湊線1日フリーきっぷを駅員に見せてスムーズに乗車した。連絡が8分しかなかったのでここは珍しくシミュレーションしておいて良かった。尚このきっぷ、海浜公園の入場券も付いて1200円。それぞれ別個で買うより最低1000円はお買い得。しかも途中下車するならさらにお得ときたもんだ。とりあえずは好調な滑り出しと言えようか。

ひたちなか海浜鉄道湊線  勝田駅1番ホームにて

このローカル線の乗り心地がとても良かった。母も、特急より風通しのよい開放的な感じが良かったみたいで、先程より楽しそう。少し胸を撫で下ろす。

高田の鉄橋駅とかの駅名も変わってるし、駅名標もユニークで楽しい。写真取り忘れたが。海に近く、畑や草原が広がってる感じで全体的に起伏のない風景だったが、意外と癒された。のどかなともちょっと違うんだけど殺風景でもないという微妙な塩梅が素晴らしい。写真撮る余裕なく30分弱であっという間に終点、阿字ヶ浦駅に着いてしまった。ここでも現地までのシャトルバスの連絡が数分しかなかったが、案内人がいてすぐにバスに乗り込めた。

このシャトルバスは今の時期しか運行してないみたいで、会場まで9分とのことだったが、歩いて向かうにはちょっとキツイのではと思った。大抵の人は勝田駅から有料バスを使うか自家用車なんだろうな。そして10時半前にいよいよ国営ひたち海浜公園の海浜口・風のゲートより入場。敷地内の散策を始めた。園内にシーサイドトレインという有料の乗り物が絶えず走っていて、これで園内を移動すると楽みたいたが、何となく歩くことにして目的地のみはらしの丘へ急いだ。

10分くらい歩くと、こんもりとした丘が見えてきた。映像で見たより迫力満点で、素直に来てよかったと思った。母は少したじろいでいたようだが、とりあえず麓のベンチに座り、出店でたこ焼きと那珂湊やきそばを買って軽い昼食休憩をした。

那珂湊やきそば(550円)は美味かったが、太麺というだけで、特色はあまり感じられず。

母はたこ焼きに入ってる蛸がデカすぎるといって苦笑していたが、自分が口に入れたやつは逆に全く蛸が入ってなかった。なんだかね。

そしていよいよネモフィラの丘をクネクネと小径をたどるように登った。一面の青いネモフィラの群生の中にところどころ白いネモフィラや、全く関係のないオレンジの一輪の花が点在していたりして面白かった。小径の縁に黄色い花もあったし、雑草が混じってるんだろうな。しらすにも時々カニやエビの稚魚が入り込んでたりするのと似てるかもね。

ネモフィラの海に一輪の花
平日だというのにこれだけいるのだから、GWなんかエライことになりそう。

山頂(?)あたりは強い風が吹いていて、日中唯一寒いと感じた瞬間だった。本日の水戸は最高気温17℃予想であったが、体感的に10℃以下な感じ。曇ってはいたが見晴らしは良く、海沿いのエネルギー基地や船なんかも見れたのでよかった。

海沿いの基地と舟

そして下山(?)。古民家などもサーッと見て、やたらめったら松ぼっくりが落ちている路を往くと、今度は菜の花畑に。これが綺麗だった。遠方のネモフィラと併せて見ると色の対比が素晴らしい。

ネモフィラの河が菜の花に注いでるよう。

この辺りで母は疲労が隠せない感じになったので帰路モードに切り替えて、入場口まで行きとは別ルートで向かうことに。途中で自分はソフトクリーム食べたり、噴水の前で休んだりしながらトボトボと歩く。最後にもう一つのこの時期の目玉であるチューリップの群生に出会うと、これぞとばかりにまた写真を撮りはじめた。母もこの時ばかりは少し元気が戻ったようで、慣れない撮影を存分にしてた。それだけ鮮やかな見栄えで、ある意味ネモフィラよりもテンション上がったかも。

ここからが少し大変だった。出口はいくつかあったが、シャトルバスの関係で入場した所に戻らねばならず、歩いても歩いてもたどり着けなくて、この公園の広大さを改めて見せつけられることになる。やっとの思いで着いたと思ったら、大観覧車のある遊園地のゾーンだったので、ここで入場時にも見かけたシーサイドトレインに乗ることにした。1日フリーパス一人600円はもったいなかったけど、地図で見たら1kmは歩かなければならなかったので諦めて乗車した。こんなことなら初めからこれに乗って移動してたら、もっと疲れずに済んでいただろう。タラレバだけど。

母は観覧車怖いと言っていた。初めて知った。
謎の球体。どうやら遊具みたいで裏側に穴が空いてたので中に入るのかな?

さらに、トレインに乗り込んだは良いが、一度間違った停留所で降りてしまったので、さらに15分後続の便を待ったりして思いの外時間を無駄にした。その後やっとのことで出口に到着するも、帰りのシャトルバスの時刻が30〜40分後で、売店の鉢植え見たりして時間を潰すことに。もう他に寄る気力はなくて、まっすぐ帰宅一直線。本当は那珂湊で途中下車しておさかな市場で海鮮丼でも食べたかったんだけど、それはまた今度に。

シャトルバスの中で、帰りの特急の予約を取る。勝田からではなく、水戸まで各停で行きそこで一度改札を出て、黄門様のオブジェを撮影してお土産買ってから特急に乗った。今回も写真撮りまくったのでスマホのバッテリーは瀕死状態。特急には肘掛けにコンセントあったので本当に助かった。Xiaomiの120w充電器はこんなとき重宝する。さすが神ジューデン!(ソフトバンクではないけど)

黄門様御一行。この度はどうもありがとうございました😊
車内で我慢できずお土産の一つ、
メロンどらやきとNewdaysのいちごジュースをペロリ。美味い。いちごは栃木産らしいけど。
納豆ありすぎてどれが良いのかわからず、店員さんに薦められた国産のものをチョイス

休職中だけど、職場からメールがあり、自分しかわからないかもしれない資料についての問い合わせに対応してたらあっという間に上野に着いてしまった。夜ご飯は駅弁でということで売店で適当に購入。自分は深川めし、母は30品目バランス弁当にした。家に着いたのは19時前かな。後半は殆ど無計画に近かったけど、概ね満足な旅だったと思う。来月は泊りがけで京都旅行に行く予定だけど、早速今日清水寺近くの坂道で桜の木が折れて倒れたり、外国人観光客でバスが激混みで地元民が困ってるなどのニュースが舞い込んできたが、果てさてどうなるか…。

まぁ、とりあえずは無事に帰って来られたことに感謝しなきゃ。ありがとうございました😊

深川めし。上品で薄味だが旨い。30品目バランス弁当は写真撮るの忘れた。味噌汁作る気力はなくインスタントで。





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