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博多→広島巡行ひとり旅日記【1日目】麺と甘味を堪能する

映画や読書が好きな事もあってインドアな人間なんですが旅行は好きです。

そんな私が毎年恒例にして楽しみにしているのが夏休みを使ってのひとり旅
社会人になり数年が経つと友人とも価値観も違ってきて、自分の行きたい所と、行けるスケジュールと、旅行で何を重視したいか(予算的な事を含めて)などが合う人ってなかなかいません。
特に私の場合働いている会社が夏休みを順番にとっていく感じなので予定を合わせるのが難しいです。それとゆるキャン△という作品が大好きでソロキャンをこなす志摩リンに憧れている理由もあります。

そんな訳で、数年前からひとり旅をしているんですが、せっかくnoteをやっているので旅日記・エッセイみたいなことをしたいと思い、今回の旅行はいつもよりも写真を多く撮影したので写真と共に楽しんでいってください。
ひとり旅を考えている人、博多・山口旅行を考えている人に参考になる情報を入れていきながら書いていきたいと思います!
あと、かなり庶民的な旅行ですのでそのあたりの目線まで合わせて頂けたらと思います。

今回私は3泊4日を使って博多→広島を横断する形で巡行していきました。
そもそも計画を立てていた段階では山口県を旅したいと計画していましたが、下関や対岸にある福岡県の門司港から始めるとなると福岡空港からスタート地点になります。となると、せっかくだから博多も観光しておくかとのことで福岡もツアー対象とになりました。広島をツアー対象にしたのは今後の記事で書きます。
という訳で1日目羽田空港から出発して博多観光がスタート。
(旅行初日に帰りてえ)

9月某日羽田空港→福岡空港便でいざ博多へ。
ひとり旅の経験はそこそこありますが実は飛行機を利用したひとり旅は初めてです。友人がチケットまとめて予約してくれたことしかなかったので、今回初めて飛行機の予約から搭乗まで一人でやってみました。
JALの飛行機を利用しました、JAL公式アプリからタッチ&ゴーシステムというQRコードシステムを使えば搭乗前の発券作業は不要で、手荷物検査の前にある改札にQRコードを読み取るだけで手荷物検査と搭乗手続きが出来るのはとても便利です。
それにしても旅の初日、目的地に行くための交通機関に乗って出発した瞬間に訪れる「何かあっても簡単には戻れないなあ!」と高揚する感情が堪らなく好きです。

羽田空港から離陸直後

10:00福岡空港に到着、福岡空港は市街地近くにあることが特徴と聞いていましたが実際に行ってみると本当に市街地から近くて着陸間際、飛行機の窓から生活感溢れる住宅街や市民球場で野球をしている少年たちが見えて絶対に安全だとは思いますが少し焦ります。

到着して博多駅に移動しようと地下鉄空港線に乗ると約5分で博多に到着するのも市街地から空港までの近さを実感できます。

博多駅について駅ビルで少し時間を潰した後本格的に行動開始、時刻は10:30頃朝兼昼食を食べるため行きたかったお店に向かいます。

そのお店は博多駅地下飲食街にあるうどん屋『大地のうどん』です。
福岡で麺といったらラーメンを想像される方が多いと思いますが福岡はうどんも有名です。
『牧のうどん』や『因幡のうどん』『ウエスト』などローカルチェーンも多く、どのお店に行こうか悩んでいましたが、以前私の好きなVTuberであるぽんぽこさんが訪れていて絶賛していたことがきっかけで『大地のうどん』に興味を持ちました。
10:30開店で10:40頃に到着しましたが大人気で既に客席は満席、お店の前には5人程が並んでいて私が食べ終わってお店を出た頃には15人くらい並んでいたのではやめに行くことをお勧めします。

私が注文したのは一番人気のごぼ天肉うどん、この日博多は35度でしたが温かいのを注文しました。

大地のうどんさんのごぼ天肉うどん

食べた感想めちゃくちゃうまい!!!!
ネタバレしますがこの旅行で1番美味しかった食べ物です。
(他も全部美味しかったよ)

福岡のうどんの特徴として柔らかい麺が使われていますが、このうどんは柔らかさの中にしっかりとしたコシがあり食べ応えがあります。
何言ってんだと思われるかもしれませんがしっかり両立しているので本当に凄いです!
甘めのしょうゆダレの九州系のつゆは食べやすく、牛肉とごぼう天から溢れ出る油分が旨味を何倍も増幅させます。
このドーナツ状になっているごぼう天がとても美味しく、そのまま食べるとごぼうのしゃきしゃき感と天かすのさくさく感が味わえ、ツユに浸すとどろどろの天カスとツユを吸ったごぼうの根菜感を楽しめます。
大満足の1品です、他の博多のうどん屋さんも行きたかった。

うどんを食べ終わった後、ホテルに荷物を預けて身軽になったところで博多の西の方にある大濠公園に地下鉄で向かいました。
目的は公園の近くにある福岡美術館です。
この日美術館はなんかのコンクールの絵が飾ってある展示会が開催されて、それを見たのと一般コレクションを観賞しました。
一般コレクションは現代美術が多く抽象的な絵や立体作品が飾られており、特に印象深かったのは、マリリンモンローやスープ缶のポップアートで知られているアンディ・ウォーホルが描いたエルヴィス・プレスリーの作品が印象的でした。
美術には詳しくないので、詳しく語れませんが気になる方は福岡市美術館のコレクションハイライトをご覧ください。

優雅な?観賞を終えて美術館を出て公園を散策します……がバカ暑い!!
先程の通りこの日の気温は9月にもかかわらず35度で天気は雲一つない快晴
せっかく暑さがやわらぐ9月に夏休みがとれているのに……空気読め

公園には大きな池があり、その周りをジョギングやサイクリングをしていた人が沢山いましたが、インドア人の私は美術館から数百メートル歩いた時点で限界、そんな時オアシスを見つけました。

お茶や甘味を楽しめるカフェ『アンドローカルズ』あまりの暑さに反射的に入店しましたがこのお店素晴らしいです。

このお店は池からの正面に窓ガラスが貼られているため大濠公園を席から一望できます(しかも全席)2階席まであるので池を見下ろすことも可能で、涼みながら公園を見ることが出来るかなり計算されたカフェでした。

とりあえず冷たい物を食べたり飲みたいとの一心でどんな商品があるかまでは憶えていませんが私は冷たい和紅茶とモナパフェという抹茶アイスと最中がセットになったミニパフェを注文しました。
(コーヒーよりもお茶や紅茶・今の時期だと白くまが有名みたいです)

公園を一望しながら冷たい和紅茶とアイスを堪能できる、、最強無敵。
ここの和紅茶、ほうじ茶のような香ばしさがある和風の紅茶で氷が解けてもその風味を楽しむことが出来るのでとっても美味しかったです。

和紅茶とモナパフェ

おしゃれな写真を撮り馴れていない私も、池を望む席でパフェを置くだけでもうこんなに超絶オシャンティな写真を撮ることが出来ます!!

涼をとり公園散策を再開、この公園にある池は浮島があってそこを橋で渡れるのでそっちから駅の方へ向かいます。
途中池に生息している亀や鯉が見られます。

本当は公園の近くにある福岡城跡なども散策したかったのですが、とてつもなく暑いためそんなことを忘れて、ホテルをとった繁華街中州あたりに移動します。

中州は繁華街のため夜に観光をしようと思っていたのですが、中州にあるとあるお店に行ってみたく、たぶんここは夜になると閉まるだろうなとのことで昼過ぎにも中州に行きました。

大洋映画劇場

私が中州で行きたかった場所は福岡の映画館『大洋映画劇場』で見ての通りレトロ、レトロな映画館自体は何度か目にしたことはありますがここまで大きい映画館は初めてです。

それもそのはずこの映画館が出来たのは第二次世界大戦終戦直後の1946年と70年以上の歴史があり、なんとディズニーをつくったウォルトディズニーの兄がここの映画館を訪れて映画館の創業者である岡部重蔵さんと握手を交わしたこともあるとか。

スケジュール的に映画を観ることが出来ず劇場の雰囲気は分かりませんでしたが映画館に併設されている喫茶店を利用することができました。
喫茶店の壁にはかつての洋邦問わず映画スターの写真が貼られておりタイムスリップした気分。ついさっきまで紅茶とパフェを食べていましたがここで2回目の甘味タイム。

注文したのはメロンクリームソーダ、鮮やかな緑にちょうどいいサイズのアイスクリーム(渦巻き状になっていないタイプなのもgood)そして付け合わせにウエハースとサクランボ、レモンこの見た目あまりにも完成されたメロンクリームソーダです。
メロンクリームソーダの定義や国際基準を決める評議会があったらもうこのお店のメロンクリームソーダが国際的なスタンダードになってしまうでしょう。
映画館に併設されていることもあり映画の感想を言い合っている老婦人たちやカップルなど素敵な時間が流れていました。

私がここに行きたかった理由は、この映画館来年の春に建物の取り壊しが決まり、その前に是非拝んでおきたいと思ったからです。
来年春までに福岡旅行を考えている方は中州の大通りの目立つ場所にあるので是非一目ご覧になって頂ければと思います。

映画館を後にすると周辺の櫛田神社や住吉神社を観光、私の旅の習性上、はやめにホテルにチェックインして休憩して陽が沈んだらまた行動するため16時とはやいですがホテルにチェックイン。
陽が沈むまで地方のテレビを見ながら時を過ごします。

19時前に行動を再開、中州の繁華街でご飯や散策をする前に博多駅の駅ビルに屋上庭園がることを知り、そこでサンセットを望もうと駅まで移動。
JR博多駅のアミュプラザの屋上にはつばめの杜という屋上庭園があり博多市街を一望することが出来ます。

陽が沈むと同時に市街地が人工物の明かりに照らされ人が増えていく様子を見ることが出来ました。さらに、福岡空港の方を見ると空港に行かずとも飛行機の離発着するところも見られますのでお勧めです。
また、この屋上庭園にはお昼時は子どもが乗れるミニSLがあったり、旅の安全祈願ができる鉄道神社があったりその参道には撮影スポットにもなるようなイルミネーションもあるのでいろんな時間で楽しめます。

博多駅の中には博多名物のとんこつラーメンの有名店が立ち並ぶラーメンストリートがあり、お土産を持っている人がほとんどだったので帰る前に最後ラーメンでも啜ってこうという旅行者が沢山いました。
一方私は昼にうどん食べて、甘味を2回食べた。お腹はそこまで減ってはいない。だけどラーメンを食べずに博多を後にできるかと苦悩。

まあとんこつラーメンは替え玉前提だし、1杯くらいは余裕だろうとラーメンを喰らうことを決意。
構内図を見てどのラーメン屋にしようか悩みます、とんこつラーメンの見た目は一緒のため本当に悩みました。そしてネットも駆使して調べていく内にとあるお店のある料理が気になりました。
『ラーメン海鳴』のジェノバラーメン、この名前に聞き覚えがある。
「これ『adoのオールナイトニッポン』でadoちゃんが紹介していたやつ!」
もう他のお店に決定的な決め手がないため『ラーメン海鳴』に入店、初めての博多ではじめての本場のとんこつラーメンにも関わらず変わり種であるジェノバラーメンを注文しました。

ラーメン海鳴新名物のジェノバラーメン

写真ではわかりにくいですが少し緑っぽくとんこつスープにジェノベーゼがスープに入っていると分かるような見た目のスープ。
実食すると、濃厚なとんこつベースのスープの後にくるバジルとオリーブオイルのジェノベーゼが遠くからやってくる感じとても革新的な味でした。
個人的にはとんこつとジェノバの組み合わせに異常な期待していました、しかし感動するまでの融合性はないかなと思ったりもします。

ラーメンを食べ終えるといよいよ繁華街へ向かいます。
コミュ障で地元に居酒屋やバーで交流するとかはあんまり興味ありません(できない)が知らない土地の繁華街を歩くとテンション上がります。
博多は中州から天神のあたりが繁華街として有名で川辺に日常的に並んでいる屋台が名物になっています。

中州を歩いているとライブホールやアパレルショップ、映画館など複合商業施設となっているキャナルシティのイルミネーションが目立ちました。
川辺からキャナルシティのイルミネーションが綺麗で友人と行く方は写真を撮りましょう。

キャナルシティ川沿いからの入口


中は噴水と野外ステージ的な物もありましたが時間的イベントが終わっているみたいで引き上げムードでした。

キャナルシティから川沿いに歩き始めると中州の屋台が見えてきます。
祭りのような雰囲気でほとんどの屋台が満席です。
夏休みシーズンは終わっていて屋台で楽しむお客さんは外国人の観光客が多く異国の屋台市場にきたような気分です。
あんまり人がいなければ屋台で一杯飲んでいこうかなと思っていましたが屋台の所だけ人が十分に通れない位混雑しているので諦めて散歩を続けます。

繁華街の散策をすること約90分、中州・天神の間には那珂川という川が流れその川沿いは冷たい風が通っていてとても気持ちいので、全然歩いていて疲れません。

春吉橋にて

時刻は9時を回っていてそろそろホテルに戻ろうと思いましたが溢れ出る飲酒欲。繁華街を歩いて『明太子』だの『ゴマさば』などの博多名物つまみの文字が流れて1杯やってからでないと帰れない気分になりました。

特に私が気になったのは1口餃子、名前の通り普通の餃子の半分ほどしかないのが特徴です。
これとビールが飲みたいとグーグルで検索、近く1人でも入りやすそうなお店があったので入店。
お店の名前は『大衆酒場餃子のたっちゃん』早速ビールと一口餃子を注文。
餃子が小さいこともあり焼き立てでも意外と熱くない、たれは醤油と酢にさらに味噌をつけるのがスタンダードみたいで、言われた通りにしました。

躊躇なく1人飲みができるようになってしまった


表面はカリカリしていて餡は肉汁系ではなく野菜たっぷりであっさりしていて食べやすかったです。
そしてビールとの相性が抜群、自然とお代わりを注文しました。
それと写真を撮り忘れましたが、酢モツも頼んだのですがめちゃくちゃ美味しかったです。是非酢モツも頼んでください。

ご機嫌なままお店を出てホテルでくつろいだ時間を過ごして1日目は終了。
飛行機の中で考えた理想としては、今のスケジュールに福岡ポートタワーを見たりその近くにある銭湯で風呂に入ったりしたかったのですが言い訳をすると疲れるのでやめました。
私はある程度計画を考えて旅行をする派ですが、その日の気分や天候で割と自由に変更するので毎回理想と現実が違います、しかしその即興感も旅の魅力ですよね。
あと、甘味2連続やはじめてのとんこつラーメンで変わりダネを挑戦できるのはやっぱりひとり旅だからこそ出来る事かなと思います。

2日目は北九州の方まで行って門司港探索、そして本州へ戻り下関観光をしますので更新したら是非また読んでいただけたら嬉しいです。

9/9 2日目の様子の記事を投稿しました!
こちらのリンクから飛ぶことが出来ます。


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