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大学職員転職ケーススタディ①(キリスト教系M大学)

今回は実際に出ている求人からエントリーシートをどうやって書いていけばよいか、またその後の面接の準備などをお伝えしていきます。


①大学情報

今回の求人はキリスト教系M大学。6学部16学科からなる総合大学。年齢制限は記載無し。3~5年の事務職または営業職の経験が必須条件。となるとおそらくターゲットは35くらいまでと推測できます。上の年齢がOKなら3年以上と記載すると思います。業務内容に関しては幅広く書かれているので、今回は特定の部署での募集ではありませんね。
募集人数は若干名。これは実質1名です。何百倍、今回の場合はもしかしたら何千倍という中でナンバーワンにならなくてはいけません。人気大学で年収も申し分ないため、応募は非常に多いことが予想されます。自分だったらおそらくこの大学は避けてもう少し小規模大学に絞って応募すると思います。
望ましい条件として基本的なPCスキルと英検2級orTOEIC550くらい。TOEICのスコアがこの程度無い場合はそれを上回るアピールポイントや魅力が必要になります。
また、先輩職員の声やWeb説明会の動画がありますので、大学理解、職業理解のためにも一度目を通しておきましょう。

②エントリーシートについて

今回の大学はエントリーシートをPDFで載せています。つまりエントリーシートは手書きです。これで応募者が半分~1/3は減りましたね、はい。
肝心の中身を見ていきましょう。

②-1 学生生活で力を入れてきたことについて、正課と正課外の両面から記入してください(約300字くらいかな)

そうきましたか。いわゆる学チカ(「学生時代に力を入れて頑張ったこと」の略)ですね。正課の方は勉強に関すること。ゼミでもいいと思います。フィールドワークのようなことでも最終的に学びに繋がればOKだと思います。
正課外はアルバイトなりサークルなりボランティアなり、こちらの方が皆さんは得意だと思います。私もこちらの方が得意です。
文字数的にエントリーシートに罫線無いから推測ですけど300字くらいになるかと。そうなると150/150字の配分になりそうですね。そう考えればボリューム的には大きくなく、大意を伝える感じで良いと思います。細かく聞かれる場合は面接で、とこんな感じです。

②-2 これまでの経験の中で、もっとも困難と感じたことは何ですか?また、それについて、どのように対応しましたか?(約200字)

これは第2新卒のような業務経験が浅い場合ではなく、ある程度業務経験がある場合は仕事での場面を書いた方が良いですね。その方が実際にこの人は業務で課題に直面してどんなことを考えられるのかが面接官は見ることができるからです。
枠を見る感じそう多く書けるわけではないのでこんな書き方が良いかなと。
・困難を提示
・困難に対してどう思ったか
・困難に対しての行動
・結果どういう改善が見られたか
このような組み立てで良いと思います。

②-3 大学の職員という仕事があなたの適職だと考える理由を記入してください(約200字)

いやー、厄介な質問だ・・・適職ってなんだよ(笑) 俺今でも別に大学職員が適職だとは思ってないよ(笑) 
すいません、ついつい本音が。仕切り直して今回の質問には自分だったらこんなアプローチをしてみます。
大学職員の適職は何か、というよりどういうことができるか、どういったことを意識して仕事をする職業なのか、これを探しましょう。え、どこにあるかって?先輩インタビューがあるじゃないですか。ここにある先輩の金言を拝借し、自分もこうなれる!適職!もうこれくらいでいきましょう。100点の答えは思いつきません。

②-3 「M大学」の職員を志望する理由を記入してください(約200字)

これは文字数的にも端的に答えなくてはいけません。大学職員の志望理由を書いているスペースがないので、いきなり「貴学を志望した理由は~」で良いと思います。大学の志望理由については私の過去のnoteを参照してください。

②-4 仕事の中で発揮できるあなたの強みを具体的に記入してください(約200字)

これは自己PRですね。自己PR+業務理解が求められます。が、これもスペース的に端的に。業務理解についてはこの大学のWeb説明会や先輩職員インタビューを参考にしてもいいですし、自分の過去の記事を参考にしてもかまいません。
次の質問が似たようなことを聞いているので、差別化するために・・・
強みを挙げる→どういった場面で活かせるか、このように抽象から具体例へと書くのが良いと思います。

②-5 あなたが得意だと考える仕事をその理由も踏まえて具体的に記入してください(約200字)

なんだか上の質問と被っているような気もしますが・・・
基本路線は一緒で良いと思いますし、もし自己PRの要素が二つあるのであれば違う方を書くのも良いかと。今回は得意な仕事とその理由、ということなのですが、まあおそらく今までの仕事で発揮したことで良いと思います。何かした業績を上げた→それ得意だから→その得意なことは大学業務にも活かせるよー。こんな感じで良いかと。この質問は具体的な仕事→それが得意な理由、この順序で書きましょう。

③面接について

先に面接のことを書いてしまいますが、まずはエントリーシートに全力でお願いします。その後に面接ですから。
今回エントリーシートが通ればweb適性と筆記試験。そして面接が3回あります。おそらく一次で係長~課長クラス、二次で課長~部長クラス、最終で事務長や学長、常務クラスと予想されます。
それぞれの逆質問を考えるのはもちろん、大学の情報をくまなく調べましょう。特に建学の精神やキリスト教への理解、情報公開にある学生数や入学者数の推移などは要チェックです。
そして面接用にエントリーシートの内容をブラッシュアップ+志望理由や自己PR、やってみたい業務など基本的な質問事項への台本を作っておきましょう。そして暗記して本番でスムーズに答えられるようにしておきましょう。
面接が終わった後は振り返りが大切です。覚えている限りで良いので、聞かれた内容と答えた内容はメモしておきましょう。私は毎回Wordにまとめていました。そして次の面接に向けて対策を練りましょう。
面接についてはこんな感じですが、とにかく今はエントリーシートに全力でお願いします。


まとめ・おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回は実際の求人からケーススタディをやっていきました。
こうした具体的な対策は今後もやっていこうと思います。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。

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