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大学職員のデメリット
今回は大学職員のデメリットをお伝えしていきます。自分含め多くの記事がメリットを述べていますが、果たして大学職員になればデメリットは無いのか。いやいや、そんなことはありません。どんなことにも良い面良くない面両方あります。
それでは早速大学職員にはどんなデメリットがあるのか紹介していきます。
①給料に人事評価や結果が評価されにくい(年功序列)
日本の企業の多くは年功序列で給料が上がっていくかと思います。大学職員も漏れなく同じ形式です。ですのでデメリットとして挙げていますが、正直他の一部業界にも言えることです。
その中でも大学職員という職業はその業務が結果として評価しにくいのも特徴です。だからこそ年功序列の給与体系が合っているのもありますが。
最近では人事評価を導入してそれを多少なりとも給料に反映しようとしている大学もあるそうです。しかし、あくまで自分で設定した目標に対して1年後にその目標に対してどうだったか、それくらいしか大学職員にはできないと思います。具体的に数字で結果が出る仕事ではないので。ですので、バリバリ働いて結果が目に見える形で出て、それで社内から評価を得たいようなタイプの方は大学職員は合わないと思います。
もちろんデメリットとしてでなく、定型的な業務をこなしているだけで給料が上がっていくというメリットとして感じる人もいると思いますので、これに関しては一長一短です。
②スキルが身につかない
スキルが身につかない、と書きましたが、まったく身につかないわけではありません。ただ、正直他業界に通用するようなスキルは身につかない、という意味です。
大学職員はだいたい3年くらいでジョブローテーションがあります。そうした中で大学職員がどこでも身につくと思われるスキルは、
大学業界に関する知識
ExcelやWordといった基本的なPCスキル
この程度だと思われます。あとは部署ごとに就職課であればキャリアデザインのようなスキル、広報課であればHP運営やSNSに関するスキル、会計課であれば財務関係・・・などなど部署によって個別のスキルが身につきます。
他業界であれば営業スキルなんかは汎用性が高いですし、プレゼンスキルなんかも汎用性が高いと思われます。ベンチャー企業のように裁量を多く持って沢山の業務をこなすことも大学職員では若手のうちはありません。
こうしたスキルが身につきにくいので、大学職員を若いうちに経験してステップアップするんだ!というのは愚策です。そもそも大学職員になろうとしている人でこのようなマインドの人はいないですが。
ただし、プライベートの時間は何かと取れるので、簿記やFPなど自分で勉強してスキルアップしていくというのもアリだと思います。
③交友関係が狭くなる
大学職員の中で外部と頻繁にやりとりする部署はかなり限られています。おそらく入試課や広報課、地域連携センターといった部署が該当します。あとは就職課が企業とやりとりするくらいかと思います。しかし、一般企業と比べて外回りが多くあるわけではないので、組織としてはかなり内向きになります。外部とのやりとりが少ないため世界が狭くなるのも大学職員の特徴です。
一般企業で営業と言ったら、まずクライアントと名刺交換をして繋がりを作って契約を勝ち取る。そうした積み重ねで交友関係が広がっていきます。そうした交友関係の広がりがなかなかできにくく、昨今の新型コロナウイルスの影響で大学間の交流会もほとんどオンラインになり名刺交換する機会もほぼ無くなりました。こうした現状から他業界に比べて大学職員は交友関係が狭くなります。
まとめ・おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は大学職員のデメリットを挙げていきました。もしかしたら同業者で他にもこんなデメリットがあるよ、なんてのもあるかもしれません。
何事にも良い面と良くない面があります。物事を一面だけで見るのではなく、多角的に見るのも物事を判断する上で大切なことです。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。