大学職員転職ケーススタディ⑪(関西の女子大学)
今回も例のごとく過去にあった求人からエントリーシートや面接についてお伝えしていきますね。
①大学情報
今回の求人は関西の女子大学。設置学科は文学部や家政学部など5学部10学科。いかにも女子大学という感じですね。学生数は約3500人。
今回の求人の年齢制限は40歳以下。募集人数は1名。大卒以上と指定していないのはこの大学に短期大学部を設置しているため、卒業生も候補に入れているからだと思います。たいてい短期大学部を設置している大学は求人を短大卒以上に指定しています。
選考は書類選考・Web テスト・グループディスカッション・1 次面接・最終面接。こちらも中途採用では珍しくグループディスカッションがあります。関西の大学はグループディスカッションが好きなんですかね(笑)
それでは詳細を見ていきましょう。
②提出書類について
今回の提出書類は履歴書と職務経歴書。どちらも指定が無いので持っているものを利用しましょう。
それでは次の選考を見ていきましょう。
③グループディスカッションについて
中途採用では珍しいグループディスカッション(以下GD)。採用側としては同時進行で多数の応募者を見ることができるので便利と言えば便利ですが、まあ大変ですよね。やる側も見る側も。
今回は対面でのGDです。来校時にチラッと名簿が見えたので、そこで人数が予測ができました。今回の参加者が6名、それが土日午前午後と4日程あるので、6名×4日程=24名とおおよその人数が予想できます。募集人数が1名なので今回のGD・面接の選考でかなり人数を絞りそうな予感がしました。
話をGDに戻しましょう。内容はいたって普通のグループディスカッション。6名が30分で話し合いをして最後に発表する形でした。
テーマは「少子化とこれからの大学の在り方」
テーマ発表の前に資料が配布され、内容は18歳人口の低下と大学進学率、というベタベタな内容でした。
こちらです。これを参考にし話し合いが始まりました。採用担当者は後ろから座って見ていました。
こちらの内容については、これから大学職員の選考を受けようとしている方々は課題意識を持ち、自分なりの意見を持っておきましょう。面接でも小論文でも聞かれがちなテーマです。自分なりの意見、といってもネットに書いてあるような一般論で構いません。聞かれたときに的外れではない減点のない回答ができればOKです。
話をGDに戻しましょう。ちなみに私はというと、自分の意見が他業界の人に否定されて熱くなりめちゃくちゃ反論してしまいました(笑) この時既に他大学から内定を貰っており、かなり気軽に受けていたので協調性など無視して臨んだ記憶があります。
そういえばこの後面接までの待ち時間があり、他選考者と話す機会がありました。半分が他大学職員で、ほとんどが地元がこちらの大学の通勤圏内、という方々でした。その中で私は東京からということで珍しかったようです。この後の面接でもそのことについては聞かれました。
続いて面接を見ていきましょう。
④面接について
グループディスカッションの後は面接がありました。時間は約30分。相手面接官はおそらく人事部のおじさん、おばさん、おじいさんの3名。GDで時間が押していたので端的に、と言われました。それでは具体的な質問を見ていきましょう。
志望動機2分で
1社目の退職理由
現職の業務内容
学科での学習内容(私の卒業した学科が変わった名称なので)
業務で工夫したこと、成し遂げたこと
本求人をどこで見つけた?(転職サイトには載せていないため)
東京→本学では都落ちとは思わない?
1社目の後に空白の期間あるけど、この間何していた?
身寄りや知り合いは関西にいる?
転職理由
マネジメント経験あり、とあるがどういったことしてた?
GDについてどうでした?
野球は大学でもやっていたか
規模感が現職とは違ってくるので意見が通らなかったり、もどかしいこともあるが、大丈夫?
コンソーシアムに参加したとあるが、これは既存のもの?それとも新規のものを立ち上げた? などなど・・・
こんな感じの質問でした。特定できる質問については記載していませんが、このうちいくつかの質問は自分の回答に突っ込まれました。突っ込みと書くと厳しく聞こえますが、単に詳細を知りたかったのだと思います。端的に、といった割には色々聞かれましたが、私の経歴が特殊だったことや地元ではないところを志望している、ということもあり色々深く質問したのかもしれません。
まとめ・おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回も実際の求人からケーススタディをやっていきました。私はGD・一次面接で落ちました。面接の受け答えには問題なかったですが、GDでの協調性が無いと思われたんでしょうね。やはり大学職員になる上で協調性は大切です。
今回の記事が大学職員を目指している人に少しでも貢献できれば幸いです。