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悲喜こもごものプロ野球ドラフト

先日、プロ野球ドラフト会議が開催された。

私はプロ野球の「推すハコ」としては楽天イーグルスなので、明治大学の宗山内野手の獲得はビックリするほど嬉しかった。

けど、他に感慨深い指名が、いずれも他チームであるが、あった。

それは、

・自分が現場でプレーを見たことのある選手がプロ入り内定

・自分と同じ高校出身の選手が支配下で指名

まず、神奈川大学のショート、庄子選手がソフトバンクに2位指名。

私はアマチュア野球も好きなので、神奈川に来てから、高校野球はもちろん、横浜スタジアムやその他の球場で1部リーグ戦を行う神奈川大学野球連盟の公式戦を何度も見ている。

庄子選手は、私が神奈川に上陸した2021年に大学に入学した世代だが、その年の秋、私が明治神宮大会を観戦した時は、すでにスタメンに名を連ねていた。(さすが、高校時代は横浜高校の主力選手!!)

この秋も、スポーツ推薦入学者が名を連ねる私大ではなく国立の横浜国大との試合とは言え、私の観戦した試合で5の5という活躍を目撃した。

大学通算116安打、54盗塁。試合数は90である。・・かなりヤバいレベルだ。大学野球と言うのは、高校野球の金属バットから木製バットに変わってスラッガーやヒットメーカーが苦しむことも多く、伸び悩む人も多い。試合に出られなければ「足」も活かせない。しかしこの選手は、本当に足が速く、見るからに「内野手」と言う感じだ。

そしてソフトバンクが大卒=即戦力の「ショート」を2位で獲得、ということは、今33歳の今宮選手の後釜として指名したことは、間違いないだろう。

今宮選手もまだまだ健在、今開催中の日本シリーズでも存在感を示しているということで、まだまだ簡単に世代交代は許さないだろうが、数年以内に庄子選手がソフトバンクの定位置を奪うだろうと予想している。プロの試合とは違いガラガラのハマスタで開催される「神奈川大学野球連盟」のリーグ戦で、庄子選手のハイレベルなプレーを観てきたものとしては、楽天のライバルチームに彼が加入することは、「脅威」しか感じないが、望むところよ、こちらはアマ野球最高峰の東京六大学のビッグスター・宗山選手が加入するんだぜ!!

たまに、他球団の選手を腐すようなものの言い方をネットで書き散らすような残念なファン(私も以前、しちゃったことがあるので、気を付けないと、自戒・・)がいるが、庄子選手は「敵ながら思い入れのある選手」の一人になってきそうだ。

ともにパ・リーグを盛り上げようぞ!!

(※神奈川大からは他に佐藤太陽内野手が西武に育成で指名、もちろん活躍を現場で観ていたし、静岡県浜松市出身で古豪・浜松商業OBということで、静岡育ちの俺は彼が支配下になったらまた、楽天との対決に登場するのを楽しみにしているぜ!!)

そして、ドラフトが一通り終わったところで、各球団に指名された選手のプロフ見ていたら、驚愕の事実が!!

なんと、阪神5位指名の独立リーガー内野手、佐野太陽選手は、静岡県出身で、私と同じ常葉大附属橘(かつて常葉学園橘)出身らしいのだ!!

佐野選手に関しては、雑誌にも載っていなかったし、言わば「全くの不意打ち」だった。

ずっと静岡を離れていて、今夏、20年ぶりに母校の夏の大会の試合を観戦した身としては、もちろん、佐野選手の世代(2019年世代、早い段階で、現オリックスの紅林選手がいた駿河総合高校に敗れたようだ)の試合は観ていない。高校卒業後は、愛知県の大学でプレーし、卒業後は、今春から富山の独立リーグでプレーしていたらしい。

急遽、プレー動画を見た。

足の速さと、守備面でも反応の速さは、既に一軍クラス!!と思った。

阪神の一軍内野陣はなかなか層が厚いイメージがあるが、打撃面など鍛えて、食い込んでもらいたい!!プロ野球の楽しみがまた増えた!!

阪神には、同じ常葉橘出身の高橋遥人投手のほか、岩崎投手、佐藤漣投手など、静岡勢が何人もいて、お互い仲良くやっていると聞く。一軍に上がらないとなかなか接点も出来ないかもしれないが、彼らに安心できる状況を作ってもらえたらよいな~とお節介なことを想った。

やはり、ハコ推ししてるチームのドラフトだけでなく、実際見てきた選手、同郷(小学校後半から高校卒業まで育った静岡を故郷、と定義するとして)、同窓の選手、とか、そう言ったことに目を向けてもドラフトは振り返りが楽しいな~と思った。

指名された皆さん、これから頑張ってください!!


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