『どの様な「食材・生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)〜【氣3節・後編】
【氣3節】〜『頭痛(頭重)でお悩みの方々へ』「頭痛(頭重)の改善に、効果的アプローチがある東洋医学的理論&成分(食材・食品・生産物)」について【③】
1]〜『「二日酔い」を改善する働きのある成分』。
●『ナイアシン/ビタミンB群』、
・「ナイアシン」は、「糖質や脂質を燃やしてエネルギーを作り出す」時や、「二日酔いの原因となるアルコールを分解する」時に働く「酵素」を助ける「補酵素」としての役割を担っています。
2]〜『神経機能(脳)を正常に保つ働きのある成分』。
●『ビスベンチアミン/ビタミンB¹誘導体』、
・「中枢神経や、手足の末梢神経の働きは脳によって調整されています」。
・「脳が働くには大量のエネルギーを必要としますが、このエネルギーはブドウ糖のみから作られます」。
・「ビタミンB¹ の誘導体であるビスベンチアミン」は、「ブドウ糖からのエネルギー生産を手助けする事で、脳神経の働きを正常に保つ」役割をしています。
※「ビタミンB1が不足して脳のエネルギーが不足する」と、脳の働きが悪くなる事で、「イライラしたり、怒りっぽくなったり、集中力や記憶力が低下します」。
●『ビタミンB¹/ビタミンB群』、
・「エネルギーを作る手助けをする」事で、「神経(脳)や筋肉の機能を正常に保つ効果」があります。
●『ビタミンB¹²/ビタミンB群』、
・「ビタミンB¹²」は、「核酸やアミノ酸、タンパク質の合成を助ける事によって、神経細胞の機能を正常に保つ効果があります」。
●『BCAA/アミノ酸群』、
【脳が感じる疲労を緩和する効果】
・「BCAA」は、「脳が感じる疲労を軽減する働きがある」と云われています。
・「脳内にセロトニンという物質が増えると、疲労を感じるようになります」。
※「BCAAの血中濃度が高まる」と、「セロトニンの生成が抑制され、脳の疲れが抑えられます」。
●『ホスファチジルセリン/リン脂質』、
【脳の機能を改善する多種効果】
・「ホスファチジルセリン」は、脳の細胞膜を構成しているリン脂質の一種ですが、
➀〜血流を改善する働きによって、「脳細胞の新陳代謝が活発になる」。
②〜「セロトニン」等の、「気持ちを落ち着かせる為の神経伝達物質の分泌を、ホスファチジルセリンが促す」。
③〜「脂質の酸化を抑制する効果がある」為、「脳の神経細胞死を防ぐ働きがある」。
④〜「水になじみ易い性質がある」為、「細胞の内外両方に作用し、脳細胞の働きを強化する効果・効能」が期待できます。
3]〜『「つわり(初期)」を改善する働きのある成分』。
●『ビタミンB⁶/ビタミンB群』、
・「ビタミンB⁶」は、「妊娠初期のつわりにも効果があります」。
・「妊娠すると、アミノ酸の一種であるトリプトファンの代謝がうまくいかず」、「キサンツレン酸という物質」が通常よりも増加して「つわりの原因になる」と云われています。
4]〜『「疲れ(肝疲労)」を改善する働きのある成分』。
●『リジン/必須アミノ酸』、
・「リジン」が欠乏すると、「疲れ易くなって集中力が低下したり、目の充血、めまい/吐き気/頭痛/貧血 等の症状が現れる」事があります。
・また、肝臓の機能が低下します。一般に、高齢の男性は若い人と比較して、より多くのリジンが必要とされます。
・更に、「リジン」には、「タンパク質の吸収を促進」させ、「ブドウ糖の代謝を良くして疲れを取り集中力を高める」効果があります。
以上です…。次回「その成分を含有する食材」に移ります。