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生い立ち、株を始めた理由と成長株について

はじめに

こんにちは。私は京都出身で、中学からラグビーを続けてきました。今回の記事では、私が株式投資を始めることになった経緯や印象に残っている取引、ラグビーを通じて学んだこと、そして「ミネルヴィニの成長株投資法」―特にSEPA(Specific Entry Point Analysis)の考え方とステージ(Stage)分析についてお話ししたいと思います。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。


京都で育ち、ラグビーに打ち込んだ学生時代

私は京都で生まれ育ち、中学生のときにラグビーと出会いました。そこから高校、大学と競技を続け、全治6か月や1年を超える大けがにも見舞われましたが、仲間やトレーナーの支えを受けながらリハビリを続け、最終的に復帰することができました。

この経験を通じて得たのは、どんな困難があっても目標達成のために努力を惜しまない姿勢です。ラグビーはチームスポーツであり、一人ひとりの行動やメンタルが結果に大きく関わる競技です。リハビリ期間中も腐らず前向きに取り組むことで、チーム全体の雰囲気を崩さないように意識していました。


株を始めた理由—父からの「100万円」

ラグビー一筋だった私が投資の世界に足を踏み入れるきっかけになったのは、父の一言でした。中学二年生のある日突然、「これで株をやってみな」と100万円を渡されたのです。最初は驚きましたが、父からは「自分で考えて運用してみろ」としか言われませんでした。未知の世界に挑戦するワクワク感と不安感が入り混じる中、まずは証券口座を開設し、少しずつ株式投資について学び始めたのがスタートでした。その時に私のお小遣いは、月々もらうのではなく、歩合制のような自分の上げた利益がお小遣いになる制度になりました。この時から「自分でお金を稼ぐ」という感覚が身についたと思っています。


一番思い出に残っている取引——豊和工業

投資を始めたばかりの頃、北朝鮮のミサイル発射などが頻繁に報じられていて、「防衛関連銘柄が注目されるかもしれない」という考えから、豊和工業を購入しました。当時は知識も浅く、正直なところ勢いに任せた取引でしたが、運よく予想が的中して約50万円の利益を得ることができました。その利益でゲーミングPCを購入したことは、今でも一番の思い出です。

この成功体験から、「投資には自分の行動次第で大きなリターンを得る可能性がある」という魅力に気づき、より深く勉強しようと決意しました。


「ミネルヴィニの成長株投資法」との出会い

SEPA(Specific Entry Point Analysis)の考え方

投資に関する書籍を数多く読みあさる中で出会ったのが、マーク・ミネルヴィニの成長株投資法。その中核にあるのがSEPA(Specific Entry Point Analysis)という考え方です。

  • エントリーポイントを明確にすることで、どの水準で買うか・損切りをどこに設定するかを事前に細かく決めておく。

  • ベース(株価の底固め)やブレイクアウトの形状、出来高の増加など、複数の条件がそろったときに初めてエントリーするため、闇雲な売買を避けられる。

  • “自分の期待”ではなく、マーケットが示すシグナルに従うことで、感情的にならず論理的に投資できる。

ラグビーでいうと、試合前にチームとして「この戦術で行く」といった作戦を立て、それを忠実に実行するイメージに近いと感じました。感情に流されず、ロジックに基づいて行動する姿勢が自分の性格に合っていると思います。

ステージ(Stage)分析

もう一つ大きな特徴がステージ(Stage)分析です。ミネルヴィニは株価の変動サイクルを大きく4つのステージに分け、それぞれがどういう局面なのかを見極めることで、トレンドの方向性やエントリー・エグジットのタイミングを判断します。

  • ステージ1(底固め期):株価が長い間横ばいで推移する期間

  • ステージ2(上昇期):出来高を伴って株価が上昇に転じる、投資家にとって最も利益を狙いやすいステージ

  • ステージ3(天井形成期):上昇が鈍り、利益確定売りなどで乱高下が目立つようになるステージ

  • ステージ4(下降期):下落トレンドに入り、手を出すと大きく損失を抱えるリスクが高いステージ

このステージ分析を活用して、「どのステージで買うか」「ステージが変わったときにどう対応するか」をあらかじめ決めておくことで、投資における判断をブレさせないという点が理にかなっていると感じました。ラグビーでも、試合の流れとともに戦略を修正していくのと同じ感覚です。


SEPAとステージ分析が自分に合っている理由

  1. 明確なルールがあるので守りやすい
    ラグビーで培った「作戦を遂行する力」と同様、ミネルヴィニ流の投資法でも「ここまで下がったら損切り」「この形状になるまで買わない」など、具体的な基準を定めます。自分自身も、決めたルールをしっかり守り抜くスタイルの方が性格的に合っていると感じます。

  2. 客観的な視点で判断できる
    試合中に冷静さを失うと敗因になるのと同じように、投資でも感情まかせだと大きな損失につながりかねません。SEPAやステージ分析は、状況を数値やチャートで「見える化」するので、客観的な視点で意思決定しやすいところが大きな魅力です。

  3. 段階的な目標設定が得意
    大学時代のリハビリでも「3か月後には○○まで回復」「6か月後には○○まで」といった段階的目標を設定していました。ステージ分析を行うことで、投資でも「このステージだから売買は控えておこう」「ステージ2に入ったらブレイクアウトを狙おう」といった形で計画性を持って取り組める点が、自分の性格に合っています。


ラグビーで学んだ姿勢と投資

ラグビーを通して学んだ、どんな困難があっても目標達成のために努力を惜しまないというマインドは、投資においても少なからず生かされています。
投資は一見すると個人の世界ですが、実際には社会情勢や企業活動、多くの投資家の心理が複雑に絡み合う集団戦のようなものです。だからこそ、冷静に環境を分析し、理にかなった手法(SEPAやステージ分析)を継続して実行しつつ、必要に応じて柔軟に対応することが大切だと感じています。


おわりに

大学時代の大けがや父からの100万円、豊和工業での成功体験、そしてミネルヴィニの成長株投資法との出会い―これらの経験を経て、今の私の投資スタイルと人生観が少しずつ形作られてきました。

ラグビーの練習でも投資でも、ゴールまでの道は決して平たんではありません。それでも「諦めず努力を惜しまない」姿勢と、「SEPAやステージ分析といった明確なロジック」を守り続けることで、少しずつ成果を積み上げられると信じています。これからも試行錯誤を重ねながら、自分の性格や経験を生かした投資スタイルを追求していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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