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吾音萌音
2023年7月23日 07:26
蛍火が湯舟に一粒白いカーブにほんのり灯る夕さりに言葉はいらないこの灯りをそう見つめていようきっと何かが浮かび上がる足先からすっと湯の中に滑り込み夜伽のように星座の名前をつぶやく形のないものでいいはっきりとした輪郭がなくてもただぼんやりと温められる気持ちがあるなら体温調節の利きやすい浴衣を羽織って淡い夢への展望をいくつも重ねて君は言葉を選ぶけれども燃える