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怪談・短編集

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人様から頂いたお話や人伝に聞いたお話、創作の怪談など掲載していきたいと思います。
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#ホラー小説

のるな

「もうこんな時間か、明日も仕事だし今日はこれで帰るわ」 その日、新居祝いにと友人の住むマ…

スクリーム

 タクシー運転手の坂本さんはある事で悩んでいた。 それは、家からたまに女の悲鳴が聴こえる…

嗤う、痣

ある日、友人との呑みの帰り、酔っ払った勢いで占い屋に立ち寄った。 互いに茶化し会いながら…

虐殺ラジオ

大学に進学し念願の一人暮らしを始めた佐々木さんはその日、ベッドの上でヘッドホンを着けたま…

古本屋

 定年を迎えた島田さんの趣味は、古本屋巡りだった。 それも大手チェーン店では無い、街角に…

足跡

 陽奈さんはその昔、地方アイドル時代にファンの嫌がらせにあい鬱病を患ってしまった。 その…

ライバル

  啓介君は幼い頃から走る事が大好きだった。 元々才能があったのか、中学に上がった頃には陸上部でもエース候補と噂される程だ。 そんな啓介君にはライバルと呼べる、真司君という友人がいた。 天才肌の啓介君と比べ真司君は努力型だ。 誰よりも練習に励み、努力を惜しまない。 やがて二人が二年生になる頃には、共に県を代表するような選手へと成長していた。 しかし、そんなある日の事、事件が起きた。 大きな大会に出ていた啓介君が試合中足を捻り転倒。 靭帯断裂という重い足枷を背負う事となった。

入れてはならない

その日、大手出版社に務める橘さんは、繁忙期を終えようやく取れた連休に合わせ一人旅に出た。…

何かが飛んだ

  京子さんはその日、いつもの様に早朝のプラットフォームで電車を待っていた。 片道一時間の…

付喪神

  松永さんは大学卒業後に一人暮らしを始めた。 しかし元々掃除が苦手だった松永さんの部屋は…

人と少しズレてる

  これは、精神科医である私の患者の日記だ。 本来なら秘匿義務があるため公にできないのだが…

タクシー怪談

  その夜、タクシー運転手の相模さんは、車内で一人悩んでいた。 先程乗せた乗客の忘れ物だ。…

殺意の矛先

  これは、四国に住む松原さんの弟さんから聞いた話だ。 松原さんには一つ上の兄がいた。 松…

許されざる悪意

  これは、私が長年勤めていた病院で体験した話だ。 その日、私は当直の看護主任に緊急の呼び出しを受け病院へと向かった。 今朝から集中治療室で意識不明だった患者が急変したとの事。 患者は二日前、深夜に駅前で何者かに刺され、重症を追った状態で病院へ搬送されてきた。 担当したのは外科医である私で、手術は困難を極めたが、何とか一命を取り留めた。 しかし予断を許さない状況であるため、予め家族や看護婦達にその事を伝えていた、その矢先の出来事である。 「患者は?」 病室前で慌ただしくし