好きなことして生きていくには。
こんにちは!大学生Ryoです。
前回の記事で、サンタモニカビーチについて美しい写真と共にお伝えしました。
今回はそれに付随して、現地に訪れて感じたことを共有できればと思っています。
前回に記事をまだ読んでいない方はぜひ、こちらの記事も読んでみて下さい!
というわけで、僕がサンタモニカビーチで感じたことをお話しします。
結論から言うと、
「何でもあり。個性で食っていく。」
です。
解説していきます。
まず、アメリカ全体に言えることかもしれませんが特に、サンタモニカやラスベガス、おそらくニューヨーク(訪れたことはありません)のような大都市では、もう何でもありです。(法に触れていなければ?)
①
僕がサンディエゴの観光地を巡っていたところ、あるアフリカ系の3人組男性が何やら怪しいCDを渡そうとしてきました。
CDを見ると、聞いたことのないバンド名と直筆のサインが付いていました。
「何のバンドだろう」と思っていたところ、
「これ、俺たちの作った曲なんだ。ここにサインも入れといたから受け取ってくれ。」
的なこと言われました。
そして受け取ると、「donation、donation」と言ってきます。
日本語にすると「寄付」です。
つまり、彼らは、自分たちで作成した曲をCDにして、そこにサインを書いて、人がたくさん集まる観光地で1枚1枚自分たちで売ってお金にしようとしていた、ということです。
②
サンタモニカビーチの周辺を散策していたところ、ある一人の女性に目が留まりました。
その女性は、タッパーのようなものにチュロスらしきお菓子を入れて持ち歩き、待ちゆく人に次々に声をかけ、そのお菓子を売ろうとしていました。
僕は声をかけられることはなかったので、買わなかったし、いくらなのかも知りません。
ただ、明らかに手作りのお菓子でした。
自分で手作りしたお菓子を観光地に来て商品として売る、という光景は日本では見られない光景だったと思います。
もちろん日本でも屋台として飲食物を販売している人はたくさんいますが、見るからに手作りお菓子感満載のチュロスを持ち歩いて売っている人はなかなかいないはずです。
③
サンタモニカビーチの横にある遊園地周辺には、ストリートパフォーマンスをしている人がたくさんいます。
似顔絵を描いて売っている人、サッカーのリフティングをしている人、ギターを弾いている人、ハンドメイド品を並べて売っている人などいろんな人がある程度のお金と知名度獲得を目的に活動しています。
どの商品、どのパフォーマンスを見ても、自分にはマネできないようなクオリティにモノばかりで、すごく個性があっていいなと思いました。
ちなみに、どのパフォーマンスにもそこそこ人が集まっていて、チップを置いていく人も少なくはありませんでした。
ここまで3つの事例を見てきました。
どのように感じたでしょうか。
「アメリカ怖い」という印象を持った人もいるはずです。
確かに少し強引すぎる売り方な気もします。
特にCD売りの兄ちゃんたち。
でも、これらの例に共通していることとして、彼らは皆、自分の好きなことから生まれる強みを売りにお金を稼ごうとしているということは言えるのではないでしょうか。
音楽が好き、お菓子作りが好き、絵を描くことが好き、サッカーが好き、ギターを弾くことが好き、ハンドメイドすることが好き、、、
ジャンルを問わず、一人一人が自分の好きなことで活動していました。
「好きなことをして生きていく」という言葉がありますが、彼らにはこの言葉がぴったり当てはまると言えるくらい楽しそうに、精一杯、活動していました。
実際にこれらの活動だけで生きていくだけの収入を得ているかのかどうかは分かりませんが、いつかヒットしてブレイクしていく可能性も大いに秘めています。
アメリカ、特にサンタモニカに来てからこの
「何でもあり。個性で食っていく。」
という考え方に触れる機会が多く、とても感化されています。
「自分が何をしたいのかわからない」
この悩みは尽きることがない永遠のテーマであります。
でも彼らからは、「そんな悩みは本質ではない」と言わんばかりの振り切れた様子が伺えます。
自分の好きなことで専門性を磨き続け、それを売りに生きていく。
「自分は何が好きなのだろう」
「いかに自分の好きなことで専門性を磨いていくか」
これら問いに対しての答えは、実際に現地に来て彼らの様子を自分の目で見ることで感覚的に感じる何かがあるはずです。
僕自身何か、得意なことにチャレンジしたいと心が躍るような気分になりました。
「人生なんでもありなんだ」と思うことができるサンタモニカは定期的に訪れたいと思える、素敵な場所でした。
最後に、現地で撮影した僕のお気に入りのストリートパフォーマンスの動画を載せておきます。
「自分のやりたいことがない」
「好きなことして生きていく」
「専門性の獲得」
このあたりに興味のある人はサンタモニカビーチに訪れてみると何か新たな発見があるかもしれません。
では、また。
〇旅行