マズローの欲求5段階説を理解することで人生が好転する

マズローの欲求5段階説とは、

心理学者マズローによる、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生き物である」という仮説に基づき、人間の欲求を5段階に理論化したもの

である。

第1段階～生理的欲求～

生命維持に必要な、基本的で本能的な活動を行いたいという欲求。

第2段階～安全欲求～

安心、安全に毎日の生活を送りたいという欲求。

第3段階～社会的欲求～

友人、家族、会社、学校などから受け入れられたい、集団に属していることを感じたいという欲求。

第4段階～承認欲求～

他人から認められたい、尊敬されたいという欲求。

第5段階～自己実現欲求～

自分の理想像に近づきたい、目標、夢を叶えたいという欲求。

そして第5段階の上には「自己超越」の段階があると言われている。

これは見返りや報酬を求めず、我を忘れてピュアに目的を達成したいという心の奥底からの欲求。
また、ベクトルが自分ではなく、社会をより良くしたい、とか、貧困問題を解決したいとかのようにベクトルは自分の外に向いているとされる。

これらの段階を1つ成し遂げるたびに1つ上に、それを成し遂げるともう1つ上に、というように上っていく。

現在の日本において第1段階と第2段階の欲求に関しては、法律等で守られ、基本的には全員が達成しているとされる。

そして多くの人は第3，4，5段階のいずれかに属していると考えられる。

さて皆さんはこの段階のうち自分はどこに属していると自覚していますか？

第5段階でありたいですか？

第3段階を成し遂げられていない人というのは、その集団に所属しているという帰属意識が薄く、自分を受け入れてもらっている感覚も薄く、なんとなく不安感を感じる集団にいるという状況です。

第4段階を成し遂げられていない人というのは、認められたいという欲求のみのために会社で出世したいとか学校で人気者になりたいと思う状況です。

また、SNS等で自分を大きく見せていいねをもらおうとしたり、旅行先で楽しむことよりもSNSに写真や動画をアップすることが優先となってしまっている人はここの段階にいると言えるでしょう。

第3，4段階を突破して第5段階にいる人は、世間的にいう意識高い系の人間でしょうか。

第5段階にいる人はその取り組みを継続することで結果が出たり、夢を叶えることができるかもしれない。

でも、そのさらに上の段階、自己超越があることを忘れてはいけない。

資本主義社会に生きている以上、お金はたくさん稼げた方がいいし、いわゆる成功者になりたいと思うのは当然のことである。

だが、最終的には第6段階の自己超越があることを理解した上で自分は何を目指すべきかを考えることが必要だろう。

ここで大事なことは、

この人間には5段階の欲求があって、自分が今どの段階にいるのかということを、見栄を張らずに本音で自覚し、ひとつずつステップを上がっていけるよう努力すること

である。

自分の本性を自覚するのは簡単なことではないし目を瞑りたくなるかもしれない。
誰しもSNSのいいね数は少ないより多い方がいいし、他人に興味を持たれないよりは、みんなにちやほやされていい気分になりたいと思うこともあることは理解できる。

実際自分もnoteのスキ数やビュー数は気になる。
でも僕は別にスキをたくさん集めることだけが記事を書いている理由ではないから、そこにとらわれる必要はないと認識するようにしている。

でもその上には自己実現のために承認欲求にとらわれずに上を目指している人がいるし、そのさらに上には、自己実現をこえ社会をよくしたい、世界的問題を解決したいと考え動いている人がいるということは事実である。

自分の立ち位置を理解して、一つ上の段階を目指していくことで間違いなく人生は好転していく。

インスタで、毎日が充実していることをアピールためだけの生産性のない投稿をしているようであれば、自分は今第4段階にいるということを理解して、自分が成し遂げたい目標、理想像になるために日々の行動を見直す必要がある。
逆にそれができれば、必ず人生は良い方向に進んでいく。

今回のこの記事が、今一度、自分を見つめなおし、長いようで短い人生をどう生きるのか、何を成し遂げて最期を迎えるのかということを考えるきっかけになれば嬉しい。

では、また。