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2024年と2025年のあれこれ #239

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。かなり久しぶりの投稿になります。気がつけば2024年も明日で終わり。ここで2024年を振り返り、2025年の展望を持ちたいと思います。しばしお付き合いください。



2024のこと① 出版しました

このnoteで長く試訳を投稿し、皆さまに育てていただき、その上でついに出版にこぎつけました。9月27日のことです。16世紀イングランド教会説教集の、本邦初の全訳出版です。

なんとこの出版のお知らせをして以来、noteに投稿していない(笑) 皆さまあらためまして本当にお久しぶりです。

いつかこの本を翻訳をしようと思ったのが23歳のとき、その「いつかしよう」が「よし、いましよう」となったのが48歳のとき。それから5年をかけての出版。KDPのシステムに感謝ですし、このnote上で試訳を投稿するなかで応援してくださった皆さまに感謝です。この先も含めて、わが人生のなかでの素晴らしい出来事の五指には入り続けるであろうこの翻訳出版。われながらよくやりました。

KDPでのペーパーバック出版であり、書店流通はしていないのですが、出版から3か月、30冊ほど世に出回っております。本の内容がけっして一般ウケするものではなく、加えて価格が安くはないということをあわせて考えれば、なかなか奮闘していると言えるでしょう(自画自賛)。


2024のこと② 病気になりました

人間だからなんらかの病気にはなりますが…。この1年は体の不調に悩まされる1年でした。2月に突然、右眼の霧視が起こり、6月には顔面神経麻痺が起こり、口が動かしにくくなるとともに声も出にくくなり。それが終わったかなと思ったら嗅覚の異常と難聴とふらつきが起こって、さらには複視もでてきて、それらを抱えながらの9月の翻訳出版でした。

上にお示しした #238 にも書いていますが、出版を見届けて入院し、集中してあれこれ検査を受け、退院したのちも検査を続け、いただいた診断が「神経サルコイドーシス」というものでした。サルコイドーシスとうものが神経に現れたということで、神経サルコイドーシスという診断になっているのですが、そもそもサルコイドーシスとはどういうものかについては、このサイトをご覧になってください。

いわゆるがんとは違って、命に直接的に大きくどうということはありませんし、原因不明の珍しい病気ではあるものの、自然に治ることも多いようなのですが、私の場合は、レアなケースとしての「神経」にも起こっているものので、しかも難治化の傾向にあるとのことで、積極的な治療が必要と診断されました。

目がどうだ、耳がどうだ、鼻がどうだといっても、目にも耳にも鼻にもとりたてて異常はなく。ということは神経を疑うべきで。脳のMRIをとり、肺から組織をとりとした結果、全身症状であり、なかんずく脳神経みにられる症状の影響が大きいということから神経サルコイドーシスとの診断になっています。

診断されたのは11月。できればすぐに入院を、と言われたのですが、いま高校3年生を担当していて、11月と12月はちょっとね…、1月の共通テストが終わってからかな、なんて思っていたのですが、12月に入ってすぐ、霧視が左眼にも起こり、難聴の度合いも進み、ちょっとこれは…と思い、新年早々に入院することとしました。

霧視と複視のダブルはなかなかです。視界がいつも霧の中で、しかも物体が二重に見える。そして飛蚊症もある。文字をみるのも、PCやスマホの画面をみるものなかなかにつらい。入院して治療を早くうけないといけません。もっとも、本当の本当は、というかそもそもは、病気になってから治療を受けるのではなく、病気にならないように普段からケアしていかないといけないのですが。これは今後の人生での教訓としていかないとです。

治療はステロイドの大量投与です。はじめ点滴で。そののちは内服薬で。副作用が多いことは知っていますが、目下のところサルコイドーシスの治療としてはこれしかないとのことで。気持ちを強く持って乗り越えます。


2025のこと 

こういう状況で2024年を終えるなかで、2025年にしたいことは、となると、まずはこの病に打ち勝つことですし、打ち勝ったあとの自分は、もっと自分(の特に心と体)を大切に生きるという人生のシフトチェンジを図らないとな、そういう生き方が板につくようにしていかないとな、というのが第一です。これが2025年の大きなテーマでしょう。

そのうえで。翻訳出版の次の展開をと考えると、大きくは二つです。

①販促活動の充実
②電子版の出版

①については、あちこちいろいろなシーンで出版を宣伝するためのチラシや名刺を作りたいなということ(もちろんチラシはインターネット上にも載せますが)があります。

②については、紙媒体で出版しましたが、なんといっても量が膨大で、もっと手軽なかたちで世に広めるのもアリだろうという考えから、紙媒体の本から注釈を除いた本文部分を章ごとにバラ売りするというのを考えています。

そののち(これは2026年にでも、ですが)、①については YouTube での動画プレゼンの配信、②についてオーディブルでの出版をしたいと思っています。


ともあれまずは

とはいってもまずは健康のことです。年始早々から入院。ステロイドを集中的に使う治療が自分にマッチすればいいのですが…。この病気になっていろいろなことを考えます。自分の生き方そのものを考え直してもいます。そういう機会を与えられ、これを乗り越えて、今後の人生をもっといきいきと過ごしていく、そのための入院ととらえ、頑張っていきます。

皆さまはこの1年いかがだったでしょうか。来る1年が皆さまにとって恵みの多い、豊かで安らかな1年でありますようにお祈りいたします。来年もよろしくお願いいたします。


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