見出し画像

梨を使ってインド料理、ナシ…?いや、超アリ!!

こんにちは!すっかり秋も深まってきましたね。秋は果物が特に美味しい。特には大好物なんです!そのまま食べるのも美味しいですが…………インド料理にすると抜群に美味しいことに気づきました!
そこで、今回は梨を使ったインド料理の簡単なレシピを3つほど紹介します!意外とシンプルに作れるので、是非ご自宅でも試してみてください‼︎

梨のポリヤル風

写真、お洒落に撮れました

ポリヤルとは、南インドの菜食料理。野菜をココナッツオイルで炒めて、ヒングという粉末スパイスで風味をつけたもの。ウラドダルという豆の一種を油で炒めて香ばしさを出すのですが、今回は使ってないのであくまで「風」です。

材料(2人前)


梨 2分の1
ココナッツオイル 大さじ3
マスタードシード 小さじ2分の1
カレーリーフ 5枚
ホールチリ 2つ
(ウラドダル 小さじ2分の1)
塩 小さじ3分の1〜2分の1
ココナッツファイン 大さじ2
ヒング 小さじ2分の1
(ココナッツミルク 小さじ2分の1)
ニンニク(チューブ)  小さじ2分の1
生姜(チューブ)  小さじ2分の1
ターメリック 少々
(コリアンダー 少々)

作り方

①ココナッツオイルにマスタードオイル(あればウラドダル)を入れ、190〜180℃でテンパリング。粒が弾けてきたら、ホールチリ、ニンニク、生姜を入れる。
②ニンニク、生姜に火が通り始めたらカレーリーフを入れる。良い香りがしてきたら、160°にして梨を入れて、塩を少々。しんなりするまで炒める。
③梨にうっすら色がついてきたら、塩とヒングを入れて炒める。ターメリックとココナッツミルク・ココナッツファインを入れて全体を馴染ませる。
④130℃で蓋ををして3分程蒸す。 
⑤可愛いお皿に綺麗に盛り付ける。ココナッツファインをまぶす?

完成

うっすらキャラメリゼされた梨が美味い

シャキリ感としんなり感がどちらも出ていれば大成功。香ばしいヒングやマスタードシードの香り。噛むとジュワッと広がる梨の甘みの後でスパイスの香り。瑞々しさと香ばしさは前菜にぴったりです!

梨のカーラン

この美しいクリーム色

カーランも南インドの菜食料理です。汁気があり、スパイスが効いてますが、日本人が思い浮かべる「カレー」とはかなり違います。スパイシーヨーグルトスープってところでしょうか…?説明が難しいですが美味しい料理です。

材料

梨 2分の1
ココナッツオイル 大さじ4
マスタードシード 小さじ2分の1
コリアンダーシード 小さじ3分1
カレーリーフ 5枚
ホールチリ 2つ
塩 小さじ3分の1
ニンニク(チューブ)  小さじ3分の1
生姜(チューブ)  小さじ3分の1
ターメリックパウダー 小さじ3分1
コリアンダーパウダー 小さじ3分1
A(ヨーグルト・ココナッツペースト).
ヨーグルト(よく混ぜてペーストにしたもの)
 200cc
ココナッツファイン 大さじ1.5
ココナッツミルク 大さじ2

作り方

①Aをミキサーにかけてペースト状にする。
②ココナッツオイルにマスタードオイル(あればウラドダル)を入れ、190〜180℃でテンパリング。粒が弾けてきたら、コリアンダーシードを入れる。周りに気泡が出てきたら、ホールチリ、ニンニク、生姜を入れる。
②ニンニク、生姜に火が通り始めたらカレーリーフを入れる。良い香りがしてきたら、160°にして梨を入れて、塩を少々。しんなりするまで炒める。
③梨にうっすら色がついてきたら、塩とパウダースパイスを入れて炒める。
④Aのペーストを入れて、120〜130℃の弱火にしてかき回しながら3分ほど煮る

ヘラがなかったのでシャモジを使ってます。これは真似しなくていいです

完成

日本だったら絶対有り得ない味ですが、本当に美味しいんです。異国感も含めて楽しんでもらえたら。

梨の爽やかな甘みとヨーグルトやココナッツのクリーミーな甘み、そこにコリアンダーシードやマスタードシードの香ばしさがアクセントになってます。これがバスマティライスに合うんですよね、何故か。ブラータチーズに果物を合わせてオリーブオイルをかけるようなニュアンスに近いかも?友達に食べてもらったところ、はじめは引いてましたが次第に「梨の甘みを活かした料理。美味い!」と言ってもらえました。

友達の家で作った時のやつ。反射で写真がボケてる


梨のウルガ

和皿に盛ったインド料理もなかなか良いね

ウルガはピックルとも呼ばれる、インドの漬物。通常は、レモンの皮や青マンゴーなどが使われて、強烈な酸味と刺激的な辛さが特徴。ただフルーティーさや旨みもあって、梅干しのように食べます。今回は梨を使って、辛いんだけど爽やかな甘さが来るウルガを作ります

自家製レモンピックル

材料(2人前)

梨 3分の1
ホールチリ 3つ
マスタードシード 小さじ2分の1
塩 大さじ1.5
チリパウダー 小さじ1
パプリカパウダー 小さじ1
ターメリックパウダー 小さじ4分の1
コリアンダーパウダー 小さじ2分の1
レモン汁 小さじ2
ヒング 少々
サラダ油 大さじ2
ニンニク 小さじ2分の1
生姜 小さじ3分の1

作り方

①梨を小さめに角切り。1.5cm〜2cmくらい。それを袋に入れて塩を入れてよく揉む。

②サラダ油を鍋にしいて、マスタードオイルを入れて強火。パチパチ弾けてきたら、ニンニク生姜を入れて160°にして火を入れる。

③ニンニク・生姜に色がついてきたら梨、そしてパウダースパイスを入れて、焦がさないように炒める。コンフィをするようなイメージ。梨から十分に水分が出て、汁に粘度が出てきたらレモン汁とヒングを加える。

油がグツグツしてきます。

④粗熱を取る。冷めたら味が馴染んでくるので、食べごろ。

完成

いい色です。tangyなfeelを感じます

梨のスパイシー・コンフィと言ったら感じですかね。辛さと塩味と酸味がぐわっときたあとで、梨の爽やかな甘みが来る感じ。なんでしょう…飴と鞭的な旨さ?があります。インドにはtangyという「エッジが効いた味」みたいな言葉がありますが、tangyな味が出たらこの料理は成功です!
ライスとでもいいし、チャパティやパロタなんかにもよく合います。

終わりに

今回使ったのは和梨、つまり日本のフルーツです。日本のフルーツがインド料理にめちゃくちゃ合うというのは、なんの悪戯なんでしょうか…
日本には美味しいフルーツがありますが、フルーツはデザートという感覚が強く、それ以外にはあまり料理に使われないですよね。でも実はフルーツだって立派な「食材」なんだ、その気になればご飯がバクバク進むような、お酒のアテにもなるようなポテンシャルがあるというのを、インド料理は教えてくれるのです。

ポリヤルはカーランは桃でやっても美味しいですよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?