私たちも、猫も、不安だって良いじゃない。~不安なまま一歩を踏み出す
我が家に猫が2匹やってきた。
黒猫とキジトラの猫で、名前は「ジジ」と「キキ」。
黒猫の見た目が『魔女の宅急便』の「ジジ」に似ていることから彼氏のお母さんが名前を付けた。
着いた当初、今までいた環境と違って不安と緊張を感じて、
ジジは運ぶときに使っていたケージに、キキはクローゼットの中に閉じこもっていた。
「大丈夫かな…」と不安になっていたが、着いてから約4時間、
キキの方がクローゼットの外に一歩とび出して、
あちこち歩き回る大冒険を始めたのだ!
その後、ちゅーるもしっかり食べ、トイレの場所もすぐに把握して排泄が出来るようになって、ひと安心した。
ジジも遅れること約1時間後に、ケージの外に飛び出し、
今はサンルームに置いてある発泡スチロールのところでひっそりしている。
…ちゅーるを差し出しても食べてくれないし、水も飲まないから、それだけが心配。
ここまで書いたり、消したりを繰り返してたら、
キキがハンガーにかけてある服の上で降りられなくなってました笑
大冒険がすぎる!笑
思わず声を上げて笑いました。
数時間前までは閉じこもってたのに、今では外の世界へ出ている猫たち。
そんな猫たちの姿と、過去の自分を重ねていた。
転職やジョブチェンジで営業の仕事にチャレンジした時、
学生時代、イベントのリーダーになって、一挙手一投足がイベントに反映されるプレッシャーにやられた時、私は追い詰められて、うつ症状と適応障害、不安障害になってしまったことがある。
自分の殻に閉じこもって、
「自分の世界は敵ばっかだ~!」
「誰も私を分かってくれないんだ…」と悲劇のヒロインぶっていた。
でも、心を開いてみてみれば、
手を差し伸べてくれた人がたくさんいたんだと後になって気づく。
不安でいっぱいにならなくても支えてくれる人がいると気づく。
案外世界って、自分が思っているほど、
残酷で怖い世界なんかじゃない。
ちゃんと「助けて」「おらに力を分けてくれ…!!!!!!!」と
意思表示をすれば、助けになってくれる人が現れるくらい、優しい世界なんだ。
ジジとキキの例でいうと、固唾を飲んで見守っていた私や、彼氏、彼氏のお母さん・弟くんがそれにあたる。
もう一つ。
今何か新しい環境やチャレンジに飛び込もうとしている人へ。
私たちは新しいこと=未経験のことに飛び込むとき、
不安や緊張でいっぱいになってしまう。
大きな壁にプレッシャーを感じてしまう。
ーー不安なら不安のままでオッケーだよ。
新しいことなんだから、分からないのは当然だし。
大事なのは、
「不安になっている自分を受け入れること」
無理に消そうとしたり、否定したりすると、
余計にその不安はでっかくなってしまう。
だから、
「あ~私今不安になってるんだわ~」
「新しいことなんだから、怖いよねー」
とそんな自分のココロによしよしして、
不安なままで良いから、一歩だけ前に進もう。
高い目標じゃなくて、小さい目標で。
例えばお仕事で、
「営業王に、俺はなるっ!!!!」と
高い目標を掲げるのもいいけど。
それがう゛っっ無理~!とおもったら、
「挨拶だけでも笑顔でやる」とか
「お世話になる人の名前をおぼえる」とか
なんかやれそう!っていうハードルを設定して、
ちょっとずつクリアしていこう☺️
今日、我が家にやってきた2匹の猫のように、
不安いっぱいでもちょっとずつ新しい環境やチャレンジに、慣れていけばいい。
…と書いたら、ジジが発泡スチロールから出てきた。
偉いぞ、ジジ!