皆さん、チッキってご存知ですか?
皆さん、「チッキ」ってご存知ですか?
50代以上の方は、なんか聞いたことあるな、、、と思ったかも知れません。これは、国鉄時代、駅から駅へ荷物を運ぶシステムだったのです。
田舎に住むお母さんが、東京や大阪へ就職した子どもに、子どもが住む近くの駅まで荷物を送ることが出来ました。
今は、宅急便という素晴らしいシステムがあって
「アスクル」なんて、今頼めば明日くるよ!みたいな時代ですが、
昔(昭和30年代~40年代)はそれぞれに家に電話も無ければ、やっと白黒のテレビが揃い始めた頃でした。
昭和39年に開催された東京オリンピックを、自宅でカラーテレビで見た!という人は、もしいたら凄いお金持ちなんだと思います。
私の父親は、国鉄職員でした。
コンプレックスシリーズにも書いていますが、親父は中々頭が切れる人で、28歳にして助役になりました。
大いに期待されましたが、駅長になったのは結構遅かったのです。
それには、色々あったみたいです、、、(複雑)
そんな親父が若い頃、まだ私が生まれていないころの話です。
国鉄のエリアは、いわゆる県単位で分かれているわけでは無く、福島や山形の県境の駅も新潟のエリアだったそうです。
親父が沼沢駅(山形県)の助役だった時代、近くの駅小国駅(山形県)で会議でもあったのか、長男(当時5⁻・6歳)を連れていったようです。
仕事が終わって飲み会になり、親父は本腰を据えて呑もうとしたところ、よこに長男が居たわけです。
親父はとにかく酒が好きな人だったんです!
「こいつ邪魔だな!」と思った親父は、長男の手首に荷札をつけてチッキで沼沢駅まで送ったそうです!
それを引き受ける駅員と、引き取る駅員、、、なんか今なら考えられませんが、当時なら割合普通のことだったのかも知れません。
この話を長兄(本人)から聞いたのは、今年の3月に、新潟で食事会を開いたときです。
なるほど、色々この年まで生きてきても、知らなかった、面白い話ってあるんだなぁ~って思いました!(笑)
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