パーソナルトレーニングのセッションでやってしまった失敗談
今回は、ちょっと切ない記事です(;´▽`A``
ありがたいことに僕はこの仕事をスタートして20年ほど経ちます。
そこで、初心を忘れないように。兜の緒を締め直すという意味も込めて過去のセッションで失敗したことを記事にしたみました。これからパーソナルトレーナー活動する方には同じ轍を踏まないように願っています!
運動強度ばかりに目が…。
①運動強度は強い方がよいと思い込んでいた
僕がパーソナルトレーナーとしてデビューした場所はとある大手ジムでした。その時、ナチュラルに思っていたのは【運動強度は強い方がよい!】ということ。なぜなら、クライアントさんは月会費とは別にパーソナルトレーニング代を払ってくれているのだから、その分【何か違うことを絶対にしなくてはと思い込んでいた】
今となっては、なぜそんな考えに縛られたていたのか…。その思い込みのせいでしっかりカウンセリングしたつもりになり、クライアントさんが求めているものが全然見えてなかった。
どうやって解決したの⁉
そもそもトレーニングの大原則である【クライアントさんの目的や体力に合わせた適切な運動プログラム作成を見直す】ところから初めました。その工程を見直すことで重要なことが出来ていないことに気が付きました。それは…。
②カウンセリングが出来てなかった
カウンセリングにおいて、クライアントさんの要望を聞き出すスキルが欠けていました。その結果、自分の好みや得意なトレーニングを押し付けている状況を作り出してしまっていたのです。適切なカウンセリングは、【単にトレーニングプランを提案するだけの時間でなく、クライアントさんの体と心のバランスを取る為の時間であること】に気がつくのに恥ずかしながら数年の時間を要しました…。
どうやって解決したの⁉
ホワイトボードを活用しまくりました。ホワイトボードに本日やるメニューの書き出しはもちろん、【スタート地点とゴールまでのロードマップを書いたりしてクライアントさんとたくさん共有できる時間を増やしてみました】結果は大成功!スクショをしていく方やノートにメモされる方が続出。継続率もうなぎ上り。トレーニングメニューの真価を発揮するには、個人個人に根ざしてるストーリーを理解することが、クライアントに本当に価値あるトレーニングを提供することになります。
③新しいメソッドへ目がいきがちになる…
僕は結構、新しいもの好きです(;´▽`A``
最新のメソッドやトレーニングツールのセミナーに参加するの大好き!
常にアップデートしていこう!というの大切。
でもね、クライアントさんのその日のコンディションを見ないでプログラムするのはナンセンス。
今、思い返すと恥ずかしい…。
【知識は目利きが出来て初めて技術となる】
とあるセミナーに参加して時に目に止まったフレーズがありました。
“Methods(メソッド)”は数え切れないほど存在するが、
原理はとても少ない。“Principle”(原理)を掴む者は、自身のメソッドを
正しく選択出来るが、“Principle”を無視し“Methods ”のみを試みる者は、
問題に遭遇する
(Ralph Waldo Emerso)
電撃が走りましたね。自分は『知識は知る事、覚えること、身に付けること』だけに終始していたことを…。そのMethodを作った方の考えや思いを深く考えることをしなければ、せっかく素晴らしいものも宝の持ち腐れになってしまいます。
ここをしっかり押さえないと、小手先なテクニックだけを追いかけるだけの負のループにハマる。だから、僕は新しいものを取り入れる基準にしている考えがある。
『そのMethodを学ぶことで自分のお世話になっているクライアントさんの顔が浮かぶ』かどうか。1人でも浮かべば迷わずGoです。
その思考パターンにすることで、1つの基準ができました。
『知識は目利きが出来て初めて技術となる』この基準のおかげで今は1人1人のクライアントさんと向き合えてます。
ここまで読んでくれてありがとうございます!いかがでしたか?
ハウツー的な記事ではないですが、失敗談をネタにした記事というのはあまり見かけない印象だったので、恥を晒してみました(;´▽`A``
生暖かい目で見守ってくださると非常に嬉しいです。
それでは次の記事でお会いしましょう!
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