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記憶力と集中力を高めるものとは?
脳に関わる脂質はオメガ3脂肪酸以外に「リン脂質」もあります。
リン脂質の中でも「ホスファチジルセリン」は脳細胞の細胞膜 (細胞を包んでいる膜) に多く存在しています。
細胞膜はアブラからできており (厳密にはリン脂質とタンパク質からできています) 、アブラが多くて細胞膜が柔らかいほど情報が伝わりやすいのです。
また、ホスファチジルセリンは脳の栄養素としても働き、「記憶力や集中力、学習能力の改善に関わり」ます。
これらの効果により、物忘れや認知症、うつ病に対して有効だと言われています!
#ホスファチジルセリンは血流をよくする働きもあります
ホスファチジルセリンは「豆腐や大豆、納豆などの豆類・鶏肉 (ハツ) や豚肉の肉類・卵に多く」含まれています。
*認知症予防に対しての脂質のまとめ*
・認知症の予防や脳の発育には脳の成分の約6割を占める「脂質」を摂る。
・脂質の中でも「EPA・DHA・α-リノレン酸」を含む青魚・エゴマ油・アマニ油を「生の状態」で摂り、「ホスファチジルセリン」を含む豆類や肉類、卵を食べる。
参考:宮崎 洋祐「ホスファチジルセリン (PS) の概要とその機能」
Liu SH, ea al. 2012 “Docosahexaenoic acid and phosphatidylserine supplementations improve antioxidant activities and cognitive functions of the developing brain on pentylenetetrazol-induced seizure model.”