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「心で考える」真意とは

「自分らしさ」を大切にしようとするあまり、視野が狭くなってしまうことってあるよなぁって思いました。

「私はこういう人間だから」と変化を拒むことで、成長が止まってしまう。そうならないために、心のロックを外してフラットな状態で考えることを著者の松浦さんは「心で考える」と表現していました。

心で考える=思考に心を入れる ということは、自分の周りにいる人のことを思いやることから始まります。

その思いやりの気持ちがあることで、人は心を働かすことができます。そして、そこから生まれる所作が、その人自身の暮らしや仕事の丁寧さに繋がるのです。とても穏やかで素敵な連鎖だなあと思いました。

松浦さんの文章は、相変わらず丁寧で芯があり、何よりも松浦さん自身の心が感じられました。その時々で心が反応するものに対して、すぐに動ける柔軟さも魅力的です。

やっぱりね、私はおおらかで丁寧な人が好きだなぁ。そして、静かに情熱を燃やせる人。この本を読んで改めて実感しました。

私自身、周りに合わせてガチャガチャすることもあるけれど、いつでも丁寧さは大切にしたいです。
それが私の自分軸だと思っています。

良い読書時間でした。

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