#54「電球」
先日、Amazonで結構色々なものを買った。
何かポッと必要に迫られたものがあって、それを単品で注文して、を間を開けながら繰り返すのが普通なんだが、この間は頭の片隅で蓄積されていた色々な「ほしいもの」を、あるタイミングで一気に注文し、少し大きい額になった(買ったものの一部について来週言及しますね)。
ほしい物リストなんて絶対的に不可欠な機能のはずなのに、どうしてああも隅に追いやられているんだろう、不便だな、かわいそうに、といつも思う。
たまにリストを見返すと、なんとなくマークしておいたものの全く買う気配もないまま3年も4年も経っているみたいなものがチラホラあって、ああそんなものを欲しがってた時期もあったっけな、と微笑ましくなる時もある。
そして、先日のその買い物の時もそういうノスタルジックな瞬間があったのだが、リストの一番下まで行った時、2011年8月に追加したという「電球」の商品がまだそこに残っていたことに気づいた。
***
高校生の頃、僕は写真部に入っていた。
ここから先は
2,536字
特に有益な情報はありませんが、読んだ方にとって普段目も向けないような他愛のないもの・ことに改めて触れるきっかけ、あるいは暇潰しになったら幸いだなと思っています。
【週刊】アドレセンス・アドレス
¥500 / 月
初月無料
毎週水曜日、ワンテーマ3,000字前後のエッセイをお届けします(初月無料)。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?