愛して、愛して、さよなら。あなた。
あたしの彼は、外で燃えるタイプだ。
今日も彼は「ここにしよう」と、
年季の入った家屋に狙いを定めた。
彼セレクトの場所は、
いつも間違いなくあたしの目と体を潤ませる。
「やだ…ここで?」
「いいだろ…もう我慢できないんだ」
彼の焼けつくような甘美な目線に、
何も考えられず、クラクラしてくる。
今日はいつもより、濃厚な甘い味がする唇だった。
あたし達はひたすら、
古びたベランダで激しい逢瀬を重ねた。
彼は人に見られることさえ構わず、
あたしの蜜を吸って上下に揺らめいている。
彼の重みを全身に浴びながら恍惚に委ねていると、
突如、視界が真っ白になった。
彼にしがみついていた力が、
自分の意思とは反してするりと抜けていく。
「え、何、これ…」
彼の姿が、徐々に遠くなってゆく。
あたしを呼ぶ声が、口元でようやくわかる。
「だ、い、じょ、う、ぶ、か」
—あたし、あなたに何ができたかな。
毎日が甘くて嬉しいこと、伝えられたかな。
あなただけは、幸せになってね——
あたしは静かに、焼けるような地面に
ポツンと、横たわった。
一方、その頃、わたしは…
残暑が残る、カラリと晴れた日だった。
洗濯物を取り込もうとカーテンを
いきおいよく開けたその時、
瞬時にとんでもない光景が、目の前に広がった。
2匹のカッポーのハチさんが、
おっぱじめていたのだ。🐝🐝
ナニとは、
決して、私の口からは言わない。
(↑※安心しろ、絶対言わせねえわ)
それを追求するのは、ヤボというモノであろう。
(※↑しっかり野暮しかなくね?)
私は、すぐ近くにいた母に助けを求めた。
「お母さぁああん、助けてえぇえ(涙)」
いかにも情けなさすぎる声で叫んだ。
プライドもク○もなかった。←※言うとるがな
人生で初めて、「ドラえも○」に出てくる
の○太くんのキモチが、痛いほどわかった。
私も彼同様、学習能力がアレである。←※せやな
そして私も、困った時は母を呼びがちだ。
(↑※○び太くんをさりげなくディスるなや)
※ファンの方々、ごめんなさい。
とにかく今はワタシの一大事、
いや、
みゆ家の一大事なのである。
私は、必殺・ハチジェットを
大急ぎで持ってきて、母に手渡した。
勇者・母は無言で、
ハチのカッポーに、必殺技を噴射した。
やがてハニーの方が、先に天に召された。
一方ダーリンは身を素早くかわし、
我が母のハチジェット攻撃が効かずにいる。
するとダーリンは何を思ったのか、
いなくなったハニーを探し出したのだ。
「ああ、僕のハニー。どこへ行ったのだ?🐝」
とでも言わんばかりに、
ハチジェットの煙が立ち上る中、
彼は必死に、真下でコト切れたハニーを
探し続けていたのだった……
—そして、約10分後…
「…お母さあああぁん〜(泣)
ハチがいないんやけどぉおおお〜」
と、相変わらず情けない声を出し続ける私に、
勇者・母は、このように答えた。
「きっと、ハニーを探しに行ってんな…
…知らんけど。」
(※↑テキトーすぎる、親子でした。)
それから数時間経っても、
我が家のベランダで
ハニー(🐝)がコト切れた状態で倒れており、
ダーリンが戻ってくることはなかった…
※以上、今思い出しても
血の気が引いていくお話でした。
(※お前のリアクションの方が皆引くて)
#なんのはなしですか
#どんなこうびですか ←※んなもん聞くなて
あ、ご挨拶が遅れました、みゆと申します。
本日も懲りずにしっかり書きました。
最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
(※↑いまさら言うんかい、もう終わりやぞ)
※ご挨拶を挟むタイミングを、
気持ちよく逃しました。お詫びいたします。
このお話は全て実話であり、
もう7〜8年前の話になります。
ちなみにハチさんと勇敢に戦った母ですが、
現在ではなぜか怖がるようになりました。
…もしかして、
何かにつけて頼った、
私のせいやろか… ←※でしょうね。
(※おそらく、間違いありません。)
そして以前にも、
ショートショート的な記事を
書いたので、よろしければご覧くださいませ。↓
ちなみに、現在でも蛾やカメム○が出たら
家族に追い払ってもらう身なので、
もう虫さん自体に全く耐性がありません。
生きていけるかな、私…(※遠い目)
(※本気で憂いています。)
それでは、また書きます。
茶番な寸劇にお付き合いいただき、
ありがとうございました。(←※自覚あったんやな)
本日は皆さまにとって、
「いいだろ…もう我慢できないんだ」と
人に見られることも構わず上下に揺らめくようなナニがコト切れることのない夜を、
どうぞ視界が真っ白になるほど
恍惚にお楽しみくださいませ。(※うふふ🐝)
(※ハチの○尾シーンとか需要ねえだろよ)
※後ほどめっちゃ喜んでしまったのは、
ここだけのナイショです。←※皆に丸聞こえやて
(※↑毎回話題がゲスすぎるねんて、お前は)
みゆ