他のクラスと違う楽しい活動だから「クラス会議」がうまくいっているように見えることもあることを意識する。
「クラス会議」をやっていて注意しないといけないのは、自分のクラスだけがやっている‥‥という時に、他のクラスと違っている活動をしているから「楽しい!」と思ってしまうことがある‥‥ということ。
「クラス会議」は、机を取っ払って、話になったり、楽しい活動をしたりするので、やっていないクラスの子から見ると「楽しそうだな‥‥」って思うこともあります。子どもたちが「自分のクラスだけ楽しいことをやっている!」って思ってしまうことも間違いなくあると思います。なぜなら、「クラス会議」は楽しいからです。
でも、「クラス会議」の本来の目的からしたら、そのクラスだけがやっている活動だったら、ちょっと不足があると思うのです。「クラス会議」で育てたいのは「ライフスキル」。つまり、子どもたちが人生をうまくやっていくためのスキルのこと。1年間「クラス会議」をやったからと言って、完璧にスキルが身につく‥‥って訳ではありません。できたら、何年もかけて、というかこういった活動をベースにしていく‥‥というスタンスこそ大切だと思うのです。
だから、自分のクラスだけやっている‥‥という状態だとすれば、ちょっと考えて行かないといけません。今後のクラス替えのことも考えると、同じ学年の周りのクラスに広げていく必要があります。その学校の子どもたちの学びの流れから考えたら、学校全体に広げていく必要があります。
「クラス会議」を誰もやっていない学校だったら、初めは自分のクラスだけでのスタートになるのは仕方ありませんが、いずれ学校全体に広げていくことも求められることかもしれません。
1年間の学級経営をどうするか‥‥ということよりも、「クラス会議」で子どもたちが学んでいくことをベースにして、学校全体で見守りながら、時間をかけてやっていく覚悟でスタートしていくことが求められると思っています。
でも、まずは自分のクラスで「クラス会議」にチャレンジしてみてくださいね。ま間違いなく「クラス会議」はオススメです!ぜひやってみてくださいね。
店長敬白。