イカロスの翼。謙虚さのすすめ。
神話「イカロスの翼」をご存じだろうか。
空を自由自在に跳べる能力を得た、イカロスが注意を聞かず、
自分を過信し、太陽に近づき、堕落して死すという物語である。
ギリシャ神話の「人間の業」「傲慢さ」を描いた作品であるが、
現在も通じる哲学が、そこにはある。
現在。
資本主義のルールのもと、お金が「力」の公式が成立している。
実際、お金を持っているほど、選択肢が多くなり、我欲も叶えられ、
時間を買っているため、自分のための人生を歩めることも多い。
と同時に、その「力」を過信させるイベントを、引き寄せる効果もある。
皆からの尊敬と嫉妬の念、我欲を満たせる野心、甘い欲の誘いetc…
しかし、そうした資産家ほど、
急にとんだり、資産が溶けたりと、堕ちるのも速い。
真の資産家は、そんなことは少なく、
感謝に溢れ、在り方と使い方、そして守り方を明確にしており、
「世の為」「人のため」、再投資したり、多額な寄附をしたり、
現物資産に換えて守ったり、経済・社会を大きく廻している方が多い。
確かに、現実の資本主義では、お金は「力」。
しかし、「力」を持つ者は、
それ相当の覚悟と在り方があるから、常に在り続けている。
ギリシャ神話からの哲学は、実際、今の現代でも活きている。
だからこそ、謙虚さ忘れず、過信せず、明日も飛んでいきましょう。
イカロスの教訓を、活かしながら。
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