見出し画像

【たなー】_073 『逆境に生きる』 

 こんにちは。
図書館にふらっと立ち寄ったら、こんな本に目を引かれた。

 この本は、カウンセラーさんが書いた本。カウンセリングの事例を挙げながら、子ども時代にトラウマを持った人が、大人になってからどのような問題を抱えているか、どのようにしてトラウマを乗り越えたか、などが書いてある。

 外国の本で、日本語訳してあるので、少し私には読みづらいかな、、、なんて思いつつ、でも熱心に読んでしまった。自分に当てはまることがすごく多かった。心に残る言葉や文をノートにメモしながら読んだので、それについて書いてみる。

『逆境に生きる』を読んでメモしたこと

へぇ~と思ったこと

・逆境後の苦悩はその出来事の深刻さではなく、その後にどれだけ本人が孤独を感じるかによる。

・トラウマを癒すためには、秘密を共有してくれる相手を持つこと、支えてくれる人を持つこと。とにかく耳を傾けてくれるできるだけ多くの人たちに語り掛けること。でも、それは簡単なことではない。

・秘密を言語化することが大事。

良きパートナーを持つことは、悪い親を持つのと同じくらい強い影響を及ぼす。→(たなーにとって希望の言葉に思えた。)

・生きることは最高の復讐だ。

・子供を持てば、両親がした間違った行動を一層理解できなくなる。

共感したこと

・トラウマを抱えた人は、突然襲ってくる自己嫌悪、孤独感、人間関係への不信、そして怒りとフラッシュバックに苦しむ。

・トラウマを抱えた人は、自分自身に対して一定の考えを持つ。例えば、「僕は他人とは違う」「私は孤独だ」「私は悪い子だ」

・虐待されている子供は、おとなが危険だと学ぶ。

・トラウマを抱えた人は、自分自身に対して、「普通の人のように自分の家族を持つことはできない」と思う。

・「愛情は他の人のものだ。自分には与えられない。幸せな家族は他の人たちのものだ。」「愛情、幸せは自分にとって贅沢に感じる。決して手にすることのない高級品のようだ。」「あんな育ち方をした自分には子供を持つ資格がないのかもしれない」と思う。

メモしたことから思うこと


 私はアダルトチルドレンの問題や、いじめの経験についてトラウマを抱えており、今も苦しんでいる。

 特にそれらのトラウマを経験したときは、誰にも言えず、苦しみを言語化できずに苦しんでいた。

 今はカラフルのスタッフさんだったり、カウンセラーさんだったりが話をじっくり真摯に聴いてくださり、少しずつだが癒えてきてるのかなと思う。しかしまだまだ癒えない闇が自分の中に溜まっていて、自分が中身のないからっぽだと思うことがたくさんある。

 おとなが怖い。人が怖い。この感覚はすごくある。

 私は自分自身に対して、「私は頭がおかしい」とか「異質だ」と思う。

 「普通の生活は私にはできないし、贅沢だ」と思う。
「問題をたくさん抱えた私と結婚したい人はいない」と思う。

 この本では、良いパートナーを持って結婚することでトラウマを克服している例がいくつかのっていたが、本当にそうなんだろうかと思ってしまう。だって、虐待は繰り返されるって言われているから。問題は解消されないといつまでも失敗を繰り返すと思う。どれだけ相手が良いパートナーだったとしても、自分が問題だらけだったら、良い関係を築くことができないと感じる。
 しかし、「良きパートナーを持つことは、悪い親を持つのと同じくらい強い影響を及ぼす。」という言い回しはスカッとした。そうだといいなぁなんて思ってしまった。

編集後記

 毎回だけど、深刻なこと書いちゃった。
うつだからこんな思考になるんだろうか。
マジメだな。
 最近はとくに体調が悪い。頭がぼんやりするし、全身凝ってるし、胃も痛いし、、、、うつがよくならない。記事を書こうと思ってもなかなか進まなくて、回らない頭でなんとか書いてみたので、たぶん読みにくい。