【ドアノブ】₋057 気付きと実践
こんにちは。養ってほしいドアノブです!!言い続けて半年くらいかな。一年は経つかな。
もうしばらくこのキャラで行ってみようと思います。どこからか、「働け!!」と言われてしまいそうですが(笑)
月日が過ぎるのは早くて、もう二ヶ月過ぎてしまいました。あっというま。私は、30歳を過ぎてからあくびしている間に3日間、くしゃみしている間に1日過ぎている感じと表現しています。
それくらい、月日って流れるのが早くて、40歳をちょっと前にすると更に少し加速しているように思います。
苦手な父親との関係も少し構築していける時間も段々減っているのだろうと思います。
今は、今後それを後悔しないために行動しています。
それは父との会話の時間を月に一度、設けるという実践です。雑談が主で、父のこれまでの生きざまを人として知りたいというのが理由と、関係性を近くしたいというのが狙いです。
話は変わり、カラフルの利用者と会話をしていて、「私は自ら話すことも好きだけれど、何時間でも人の話を聞くことができる。」というお話をして、その背景に、小さい頃、問題児だった私は再三にわたり父より説教を頂いていました。
私は、今は父を父としてだけでなく、人として見る事で、子供対親という構図から考えを改めるように努めていましたが。
当時の説教というのは2時間から6時間に渡るもので、私にとってはとてもつまらない、苦手な意識があったんです。
でも、それを経験したお陰か、人の話を聞くということが今に生きているという話をしていました。
それは私にはつらい事でもあった。という主観的な話をしていた所。
話相手の方から、「それはある種の父の愛情だったんですね。」「どうでもいい子供ならば仕事を終えた父が、何時間も説教をしたりする時間を割かない」といった内容だったと思います。
私はその言葉に衝撃を受けて、自分がこれまで父を人として見るように、客観的、俯瞰的にみるようにしていましたが、そんな簡単なことさえも気が付けなかったのです。
話してくれた利用者様には感謝を申し上げ、その月に一度の父との会話の席で私はその感謝?事実?を伝えました。
照れくさい部分も私にはありましたが、事実だったし、本当にそう思ったので、何かしら父にフィードバックしたかったのです。
そう伝えてみた所、そこは昭和の父という感じで、「そんなことを気にして話してはいなかった。」と父から言われつつも、父のその時の返答と、その時のしぐさに着目したところ、私の判断では、父は照れていた様子に映りました。
大人になればなるほど、親に対する感謝など抱いても、中々伝えることは照れくさくて言えないことも多いですが、私は率直に自分の意見を出来るだけ伝えるように心がけているので伝えられました。
結果としては、日常には何も変化は起こりませんが、こうした積み立てや、お互いの考えをお話する事で、父との関係が前進していければいいなと思っています。
人間関係は長い旅路みたいなものだと思っています。
今回は、何よりカラフル金沢で同じ利用者同士で、会話をして新しい視点に出会えた事がとっても嬉しかったです。
これは、私がどれだけ父を人として見ようとしても、やはり、そこには父という絶対的な障壁があり、私がその子供という立場でしか考えていなかった点に、一石を投じられた考えでありました。
その利用者さんにも心より感謝を申し上げ、後日談も伝えることが出来ました。
自分で気が付く事にはやはり限界がありますが、気が付いて父に実際に伝えるという実践することで、私にも父にも何かしら進展がこれからに繋がればいいなと思っています。
カラフル金沢ではそういう同じ境遇の中で、時に共感し、時に過去の愚痴を言い、時に何気ない会話にヒントというか、気付きがあります。
そういう場所という点でカラフル金沢は私には大きな糧になっているのだろうと思います。
何気ない会話で、気が付かせてもらって、実践する。
こういった一歩を踏み出す一つとしてもカラフル金沢の環境がとても素敵な場所と私は改めて思いました。
気付きと実践は時に気がつかず、そのままスルーしたりすることもあります。気が付いても実践する事はハードルが人によっても高かったり低かったりすると思います。
ただ、私が思っているのは、結局自分の行動を変えなければ何も変わらないという考えを持っているので、今回このような行動に移せたことに、カラフル金沢という環境と、お話をしてくれた人には、心より感謝を申し上げたいです。
ありがとうございます。
職員とだけでなく、利用者同士での関りを通して、少しずつ前に進める場としてのカラフル金沢の環境は私にとって過ごしやすく刺激のある場であります。
この環境を生かすも殺すも私自身と思いながら、これからも利用を続けたいと思っています!
同じ境遇の方々や何か前に進みたいけど、自分一人だと億劫だという人には何かしらの援助施設や、援助してくれる人を探してみてはいかがでしょうか。
養ってほしいドアノブでした。