フリーランスの私が「小さく働く」を選んだわけ
フリーランスとして働いていると言うと、「いつか法人化するの?」 「チームを作る予定は?」と聞かれることがあります。
法人化やチーム化される方も多いかと思いますが、私はあえてその道を選んでいません。今後もその予定はいまのところないです。
今回はその理由について、私の経験とともにお話ししたいと思います!
自営業の家庭で見てきた現実
私は自営業の家庭で育ちました。 自営業を営む祖父母・両親の姿を間近で見てきて、事業を大きくすること、継続することの大変さを日々感じていました(これは今も)。
「会社員の両親っていいなー」「私は実家が自営業の人とは結婚しないんだー」と謎の決意を中学生の時にたてていました(結局その後出会って結婚した夫の実家は自営業というオチ)。
・売上や経営のプレッシャーと向き合う日々
・従業員を雇用することの大変さ
などは、今の私の働き方や自営業への価値観にとても影響を与えています。
自分の事業をチーム化することへの躊躇
チームを作ることは、とても魅力的な選択肢だと思います!
良いチームを築ければ楽しく、そして稼げる報酬の額も変わりますよね。
でも私の場合、以下のような懸念があって躊躇しました。
もちろんチームで柔軟に働いて、上手に管理されている方もたくさんいると思います。
これはなんというか私の性格的に、業務の依頼を受けたらサクサクと自分1人でスケジュールやタスク管理をして、作業を進めて、家族や自分のスケジュールと日程調整して…の方が気が楽で快適だなぁと。
フル出社会社員時代の気づき
フル出社の会社員として働いていた頃、オフィスでは周りの目や雰囲気、他の人の機嫌が気になって、なかなか集中して働くことができませんでした。自分は関わっていないのに、誰かが怒っていたり、文句や悪口を言っている声が聞こえるだけで「なんだか居心地良くないな…」ともやもやを感じるように。
またある職場では、時にはパワハラを受けたり、きつい言葉を投げかけられたりすることもありました。
関わる人が多ければ多いほど、さまざまな厄介ごとに巻き込まれることがあると身をもって知っているからこそ、私は1人で小さく働くことにこだわっているのかもしれません!
小さく働くことは寂しくない
ひとりで在宅で働いているからと言って、孤独を感じるというのはまっっったくなく!
寂しさを感じることは全くなく、「小さく働く」ことで複数のお仕事ができていろいろな方とやりとりしているので、かえって多様な関係性を築けているのかもしれません。
関わる人の数は割と多いですが、在宅なので相手の顔や機嫌はわからないし、やりとりと言ってもテキストベースで一時的なものがほとんどなので、以前と比べてだいぶ気が楽です。
ちなみに時短会社員として働いている会社はフルリモート・フルフレックスなので、本当に自由です。会社の人たちもとても良い方たちで、面倒な人間関係も今のところなく働けています。
きちんと自分の役割を果たして、納期を守っていれば何も言われません。
まったく管理されないので、自分できちんと管理しなければならないですが、その方が私に合っています。
放任してもらえるので、会社でも居心地よく働くことができていますね。
意思決定のシンプルさが好きだ
法人化やチーム化をしないことで、受注する業務はもちろん、個人事業の運営業務を最小限に抑えられますよね。
以前オンライン秘書会社のチームで働いた経験もあって、チームワークの居心地の良さを感じた経験もありますが、自分ひとりで決めて誰に何を言われるわけでもないのが気楽でとても良いです。
稼げればたくさん稼ぎたいと思っていることは事実!でも今の快適な働き方で、ある程度の収入を得られているので今はこれがちょうどいいのかなぁ〜と。
自分に合った働き方を
自営業を営む家族の姿と会社員時代の気づきを経て、 私は「小さく働く」ことを選びました。 むしろ事業規模を抑えることで得られる自由や心の余裕がいまの自分にぴったり。
自分の適性や性格、そして今までの経験を踏まえた上で積極的な選択ができているのかなぁと。
大切なのは、自分らしく、心地よく働けること。
自分らしく働けるにはどうしたらいいか定期的に考えて、自分に合った働き方を今後も選んでいきたいと思います!